■漫画『プラネテス』(幸村誠)
アニメが終了した期に、遅まきながら、2002年度星雲賞受賞の『プラネテス』を読んだ。アニメから観た場合の感想の1ケースとして、読んでちょ。
まずは、タナベのキャラの違いに戸惑いますね。特にタナベは、アニメで慣れているあの顔でないと「愛です」のセリフがはまらなくって、つらい。(もっともアニメでもずっーとクサクてなかなか馴染めないけど、、、。)
ストーリー構成もアニメは、かなり大胆に違いますね。要所は抑えてはあるが、アニメの方がデブリ課とテクノーラの日常を描いていることで、身近な感じは出ている。悪ふざけの課長と係長代理は、アニメオリジナルキャラだったのか、、、と。こいつらはずっーと嫌いだったので、漫画での全体トーンとしては、いなくて正解と感じた。SFとしては漫画に軍配。
アニメはタンデムミラーエンジンの話になる前がかったるくてもう観るのをやめようかとも思っていたのだけれど、ロック・スミスが出てから、おぉ宇宙SF!!、と盛り上がっていた。下記のセリフでゾクゾクして満足してました。ラストは、うーん??だったけど。(そりゃ、しりとりはそれなりに秀逸だけどさ。)
まだ連載は続いているようで、男爵というキャラが漫画では今後のポイントになりそう。
<で、ロック・スミス関係 銘セリフ集>
(ほとんどアニメは漫画からセリフそのままだったわけですね)
・私が宇宙船以外愛せないという逸材だからさ。(ロック・スミス)
・あのロック・スミスという男、ちょっと面白いね、、、、ああいう悪魔みたいな男はいい仕事するぞ。(コ゜ロー)
・わがままになるのを怖い奴に宇宙は開けないのさ。(ハチマキ)
・心理の探究は科学者が自らに課した使命です。本物の神はこの広い宇宙のどこかに隠れ、我々の苦しみを傍観している。いつまでもそれを許しておけるほど私は寛容な人間ではない。神が愛だというのなら我々は神になるべきだ。さもなくば我々人間はこれから先も永久に、、、。(この部分は漫画のみ) (ロック・スミス)
◆関連リンク (漫画を知らない人(おまえだけ>>自分)のためのタナベの顔)
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