■攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 1-26
(2003 神山健治監督)
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 公式HP
ここ1ヶ月ほど、ずっとレンタル屋で借りられずにいた『S・A・C』DVDvol.13をやっと借りて観た。あんまり待ったので、盛り上がっていたvol.12も再見。だめですね、記憶力。すでにだいたい忘れていたので、見直してよかった(^^;)。これで第1話から26話まで全部観終えたので、感想/レビュウです。
★★以下、ネタばれ★★
ということで、第24,25話が最高。笑い男事件で、長編としてのS・A・Cの結末がきっちりと描かれている。しかし26話は拍子抜け。そーいうオチか、、、、まあ、荒巻課長のセンスからいけば、ありそうな話ですが、、、。トグサくん、お疲れ様でした。バドーの「素子ぉーーー!」には笑かしてもらいました。
この話、笑い男の長編としてみた場合、電脳のハッキングという観点の情報戦の部分と、タチコマにゴーストらしきものが立ち現れる部分が特に面白かった。事件自体は電脳硬化症が薬害エイズとかをベースにしてたり、疑獄事件の顛末は割りと普通で今ひとつ。幹事長は絡みますが、9課がその存亡をかける事件にはみえない。このくだりが国際的事件になってたら、さらに面白かったかも。
タチコマがバトーを救出にくるところは、涙涙。あのふざけた<タチコマな日々>も伏線としてしっかり機能してた。(これは原作もおなじだったかな?)原作のフチコマシーンが醸し出すユーモラスな装いが、SACにはあり、押井守作品に比べて、士郎正宗タッチが活きているかなと思う。
涙涙ではあるが、このラストって、鉄腕アトムやジャイアントロボで、すでに以前に涙したのと、本質的に同じかなって。確かに装いは高度になってるが、、、、。
あと課長や9課面々が基本的に正義のために動いている、という設定も、装いは随分エスピオナージなのだが、実は古典的(ここが良いのだけど)。
いや、面白かったのですが、手放し大絶賛でないというか、、、、まあ欲張りな感想か。僕は笑い男事件だけを全部一度通しで観たいと思った。(第2話「暴走の証明 TESTATION」の戦車vsタチコマのCGにはとにかく痺れたれど。)
2nd GIGはどんなもんなんでしょうか。
◆関連リンク
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