■対談 庵野秀明 / 紀里谷和明
『イノセンス』へのふたりの感想。庵野氏にはもっと毒舌で評してもらいたかった気がします。
庵野 あの物量、あの心意気やよし! ですよ。押井さん、今までも自分の好きなことをやっていたけど、よ うやく混じり気なしで純粋に自分の好きなものだけをやれるようになったんだと思う。そこが『イノセンス』 のいいところですよね。何年も何年も好きなことをやっていると、ここまで行きつくんだという。
紀里谷 僕はNYの近代美術館にそのまま入れて欲しいと思いました。1個の美術品に見えたんです。
庵野 押井さんは自分のやりたいひとつのラインがあって。それを突き詰めていって、幸い生きているうちに その頂点に行き着いた。
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