■米ISR社 宇宙エレベーター
宇宙行きのエレベーターを開発しているのは、民間研究機関ISR(本社・ウェストバージニア州フェアモント)のブラッドレー・エドワーズ氏ら。ブッシュ政権が有人月面探査再開の目標年度とする2020年より1年早く、総工費約100億ドルのプロジェクトとして実現を目指す。
最近になって軽くて強い炭素系新素材「カーボンナノチューブ」が開発され、見通しが開けた。幅約1メートルで紙のように薄いカーボンナノチューブの「帯」を、地上から高度約10万キロまで伸ばし、エレベーターを走らせる――というのが、エドワーズ氏らの計画だ。
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ファンには、こういうニュースはたまりません。カーボンナノチューブは、燃料電池(FC)用の水素吸蔵だとか、なんやかやと利用方法の提案がいろいろとありますが、SFファンにとっては、宇宙エレベーターにとどめをさすでしょう。何とか生きているうちに宇宙へ登ってみたいものです。10万kmというとスペースシャトルの500倍(違ったかな?)上空です。本格的宇宙へ打ち上げの負荷なしに上がれるというのは、これからどんどん体力が落ちていく世代にとっては、願ってもない宇宙への手段です。皆でエールを送りましょう!!
ISR : Institute for Scientific Research, Inc. The Space Elevator Gallery
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