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2004.07.02

■2ch純文学 中の人編 『電車男』 

 『電車男』
 今頃ネタにするのもはばかられる『電車男』ですが、実はずっーと知らないでいました。友人のY.T.君からメールで教えてもらって、この前の日曜の深夜に一気読み。いや、自分が「笑い男」で一人盛り上がっている頃、ネットでは「電車男」がリアルタイムだったんですね。参戦できなくて、残念無念。
 これで何に驚いたかといえば、あの2ch文体でカンドーしてしまったということ。あの文体でなければ、この感覚は生まれなかっただろうというところが凄い。舞城王太郎が『阿修羅ガール』(Amazon)で、2ch文体を使っていたけれど、残念ながらある意味『電車男』には勝っていないかも。三島由紀夫賞敗れたり!! ずいぶん、種類は違うけどね。

「うん?」
って小首かしげてきてそれで萌え死にかける

 こんな言葉で感動するとは思いもしませんでした。(いや、クサイことはクサイのですが、、、。)
 あと抜粋した「中の人」もすごい。リアルタイムで全スレッドを読んでいた人に是非聞きたいのは、全部読んだ感想と、この「中の人」の抜粋の読後感との比較。この編集センスも捨てがたいと思うのは僕だけではないでしょう。
 で、その後の情報もここにあります。

・電車男と著作権については、[ぽぉ]っとして[たる]いのですー。もなQぽぉたるに記事。
書籍版『電車男』ができるまで

(この記事、うちのblogではアクセスが多いので、ちょっとだけ追加情報(04.12/29))
・雑誌で立ち読みしてたら(「サイゾー」)、電車男が中の人の創作である可能性について書いてありました。理由は①エルメスからお礼のプレゼントが届く前(盛り上がる前)に、中の人のまとめサイトが開設された ②中の人のみが、電車男と連絡をとっている。
・印税は、ひろゆきと中の人と電車男で等分にするという説が、同誌に。でも法律的には、書き込んだ個々人に著作権はあるようですね。ひろゆきは、書き込んだ人が特定できれば、印税を分けたいと言っていると記事にありました。
・さらにその後についてはここあたり
・新潮社で『電車男』を編集し、実物とも会っている郡司裕子氏のインタビュー。電車の風貌について。

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コメント

 Jirauxさん、はじめまして。

 群像10月号の感想、読ませていただきました。面白そうな短編が掲載されているようですね。実はまだ雑誌をみてもいません(^^;)。
 図書館で借りてお薦めの作品をつまみ食いしてみようかと思っています。でも、いつになるか、、、。

 今後ともよろしくお願いします。

投稿: BP | 2006.10.08 00:23

群像10月号の短編小説46篇について、
感想を書きました。よかったら見てください。
 以下。
http://seizejapan.seesaa.net/
日々憤怒というコーナー。

投稿: Jiraux | 2006.10.03 22:22

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