■スパイク・ジョーンズ監督 『アダプテーション』
『マルコヴィッチの穴』"BEING JOHN MALKOVICH"のスパイク・ジョーンズ監督 & チャーリー・カウフマン脚本のコンビによる長編映画第二作。
『マルコヴィッチの穴』が着想とか話の運びとかが独特で凄く良かったのだけれど、今回は映画シナリオライターのチャーリー・カウフマン(ニコラス・ケイジ)が主人公で、『蘭に魅せられた男』というルポを原作に映画シナリオを書く苦労を描いたどこかにあるような物語。前半はシナリオが思うように書けないカウフマンの描写がウジウジと続く。コメディとして、それなりに面白いけれど、なんだかな展開である。
そして後半、少し急展開はするが、あまり着想が独特なわけでもない。まあ、前半との落差は大きいのだけれど、、、、。個々の描写は面白かったので、物語の面白さをもっと見せてほしかったなーー。
メリル・ストリープもニコラス・ケイジもよかったけれど、監督と脚本の切れを次回はさらに期待したいものです。
◆関連リンク
・『アダプテーション』 "Adaptation" DVD (Amazon)
・『アダプテーション』公式サイト
・『マルコヴィッチの穴』の公式サイト
| 固定リンク
コメント