■クリエーターズファイル『宮崎駿の世界』(竹書房)
クリエーターズファイル『宮崎駿の世界』(竹書房)というムックが出ている。『ハウルの動く城』は未見でも、昔の惰性でこういう本はつい買ってしまう。
鈴木敏夫×石井克人『ハウルの動く城-天才の創り方-』、押井守×上野俊哉『宮崎駿の功罪』、安藤雅司×吉田健一×村田和也『元スタジオジブリスッタフ雑談会/人間・宮崎駿に学んだこと。』など著名人たちが語る宮崎駿の世界!!
この押井守×上野俊哉対談『宮崎駿の功罪』がなかなか凄い。
特に押井守が語る生宮崎がリアル。ジブリでの抑圧装置としての宮崎を語り(ジブリでは宮崎がスケープゴートを作っていたとか)、庵野と宮崎は真面目なので「収容所の所長になれるタイプ」と言ったり、「12歳の女の子と恋愛してどこが悪い」と宮崎が叫んだ話が載っている。いまやアニメ界のテンノウになった宮さんをここまで辛辣に語れるのは押井守しかいないかもしれない。いや、むしろそれを強く自覚していて、押井の場合、ワザと言ってる節があるので、タチが悪い/非常に面白い。
・『宮崎駿の世界』(Amazon)
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