■クローズアップ現代
「夢の技術が現実に~ロボットスーツ開発最前線~」
今週のクローズアップ現代(05.1/6)で筑波大 山海研究室のパワードスーツ(というかパワードレッグ)HAL(Hybrid Assistive Limb)を紹介していた。立花隆が大絶賛。(今までの企業のロボット(ASIMOとかQURIOとか)は見世物で実用化は相当将来になる。パワードスーツは知能の部分を人間が受け持つので直ぐビジネスになる、という論旨。このおじさん、ホンダのロボットが初めて搭乗した時も同じようにはしゃいでたけどね。)
筑波大学が開発を進めるこのスーツは下半身に装着、人間の生体電流に反応してモーターで駆動させるもので、階段の上り下りなど複雑な動きもでき、200キロのバーベルを持ち上げるパワーも持つ。多くの車いす生活者にほぼ自立した生活を可能にする他、原子炉の解体など危険な作業分野などでの応用も期待されている。(NO.2015)
膝等の表面筋電位センサと床反力センサによる制御のようだけれど、筋電位から人間の行動の意思を先読みしてモータアシストする技術がなかなか凄いみたい。あとモータアシストが始まると人間は自分で動かなくて良いかと思って電位が下がりモータが止まってしまうので、筋電位だけでなくそれをきっかけにしてアシストするプログラムが継続して動くという技術を使っているようで、そこらがキー技術のようだった。
かなりスムーズに動いているのが面白い。スタジオで実演していた学生の嬉しそうな顔と動きがよかった。米軍が同研究室にいっしょにやらないかと声をかけてきたというエピソードも話されていたが軍事利用は当然のように出てくるわけですね。
◆関連リンク
・これをビジネスとして立ち上げようとしている大学発ベンチャー CYBERDYNE株式会社。サイバーダインという名前は『ターミネータ』からだろうけど、「会社概要の事業目的」には軍事は入ってませんね。当然だけど(^^;)。にしてもこの名前はきな臭い。先生は知らないのに学生が付けちゃったのでは??
・ Neo-mecha type:NMX04-1A
こんな記事もありました「本気でパワードスーツづくりに励むアラスカの青年」(wired記事)。その青年Owensのサイト。
Owensは巨大ロボットに車を破壊させたり、同様のマシン同士を対戦させるといったエンターテイメント的な価値の方に興味を示している。鋼鉄の巨大マシンが歩きまわり、手から火を出して車を破壊する光景は絶対にビジネスになる、と同氏は話す。・有名なGeneral ElectricのHardiman
・当blog関連記事 ■現代の蒸気兵 UC Berkeley BLEEX Project(リンク先の7/27記事)
UC Berkeley Human Engineering Laboratory

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