■ソニー 2005型スクリーン レーザー ドリームシアター
万博内覧会に誘われたけれど、都合で行けず残念。各紙・誌・WEBでいろんな記事が出てきました。
愛・地球博が25日開幕。18日よりプレスプレビューを開催(AV Watch)
GxLは、従来「GLV(Grating Light Valve)」の名前でソニーが開発を表明していた技術を使用した、光回折格子を用いたレーザープロジェクション方式のディスプレイ技術。600万画素ということはハイビジョンのおよそ3倍ですね。NHKのスーパハイビジョンの8800万画素より桁落ちなので、それほど凄くはないかと。
システムの核となるGxL素子は半導体技術を用いて製造されるMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)素子で、素子表面に配された微細なリボンを電気信号で動かすことで、光源のレーザーから発せられた光の回折光の強弱を制御し、映像化する。(略)
今回上映された映像は、自然環境と人類の関係をテーマにした10分強の作品「2005 our planet(ソニー PLC制作)」で、解像度は600万画素(1,920×1,080ドット×3システム)以上。
たぶん注目すべきは、このデバイスでしょうね。テキサスインスツルメンツのDLP素子というMEMS映像デバイス独占の牙城に20世紀の映像の雄SONYが挑んだということがニュースだと思います。
なんか上の絵を見ていると、DLPにやられた!!という技術者の悔しさがにじんでいるようです。でも広い意味でTIの着想の延長上にあるとしか思えません。特許の第一クレームあたりでは引っかかっている気がしないでもない。(と言いつつDLPの特許は調べてません。SONYの技術者はきっとそこを潜り抜けているのでしょう。)
イメージしにくいのは、レーザーを使っているというところ。「色の再現能力を従来テレビの約2倍に広げ」というのがどんな鮮明さになるのか興味津々。AV Watchの記事では、その映像美についてほとんど述べていないので、それほど大したものでないみたい。でも、これも2時間くらい並ばないと観えないのかなーーー。
◆関連リンク
・Sony Japan|プレスリリース| 幅50メートル、600万画素の大迫力・高精細映像を実現する「レーザー ドリームシアター」を"愛・地球博"に出展
・撮影・上映には、メガビジョン(株)の「メガビジョン」映像システムが使用されている。
メガビジョンとは
サッカーなどのフィールド競技、雄大な景色、祭りや風物詩、コンサートや舞台パフォーマンスなどを、ハイビジョンの3倍(横方向)の超広角高精細映像(9:48)として、撮影、記録/伝送、上映するハイテク映像システム
・★究極映像研究所★: ■万博 NHK『スーパーハイビジョンシアター』
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