■新日曜美術館 「建築・都市・ユートピア!実験建築の半世紀」
http://www.cybermetric.org/50/50_twisted_column.html ハイビジョンで録ってあった今年2月放映の「建築・都市・ユートピア!実験建築の半世紀」をやっと観た。
これは六本木ヒルズの森美術館で開催されていたアーキラボを中心に紹介された番組。で、出てくる実験建築がなかなか嬉しい。まず一番僕が気に入ったのはこれ↓
オランダのカス・オーステルハイス_レナール Cockpit & Acoustic Barrier
全体がひとつのコックピット形状である透明な防音壁兼自動車のショールーム。とにかくかっこいい。ただ遮蔽してしまって景色が見えなくなってしまう日本の道路公団の防音壁には、爪の垢でも煎じて飲んでもらいたいものである。
公式ページから動画が観えます。が、これはかなりダサい。NHKの紹介映像の方が数段上でした。でも参考にリンク → 公式ページの ムービー1 ムービー2。
オーストリアのグラーツにあるピーター・クックとコリン・フルニエのクンストハウス kunsthaus。
これ、美術館なのだけれど、凄いですね。一回、行ってみたいものです。このデザインは是非円谷英二か成田享に見せたかったと思うのは、ウルトラQ世代の私だけでしょうか。
あと面白かったのは、仮想空間における建築というCGを利用した概念について。3D-CGによる架空の証券取引所で説明していたけれど、ウェブで建築がインターフェースとして使えるというのが、新鮮なコンセプトに思えた。確かにこれからの建築は現実の物体として現れなくても、電脳空間でもその機能を発揮して成立するわけだ。この捉え方は僕には目から鱗でした(既に自明だった??(^^;))。建築家がデザインした3D-CGのウェブインターフェースって既にどこかで稼動しているのだろうか。観てみたい。
例えば、『イノセンス』の択捉-あのチャイニーズゴシック建築も、3Dデータとして開放すれば、探索とかネット通販の売り場(何を売るのか!!??)にするとか、いろいろな使い道があるわけである。確かに面白い。
◆関連リンク
・森美術館のページの展覧会一覧。ここからアーキラボの展覧内容が見えます。
・出演していた建築学者 五十嵐太郎氏のページ Twisted column 10+1 web site:Archives(世界の建築の写真)
・けんちくヲタ日記 新日曜美術館「建築・都市・ユートピア!実験建築の半世紀」を見た
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