■万博レポート スーパーハイビジョンv.s.レーザー ドリームシアター
グローバル・ハウスのブルーコースとオレンジコースで、スーパーハイビジョンとレーザードリームシアターを見比べてきました。結果はスーパーハイビジョンの圧勝。
◆SONY レーザードリームシアター
スクリーン 幅50m×高さ10m
解像度(1920×1080)×3=約600万画素。 フルHDを横に3つ並べたもの
はっきり言ってSONYのはスクリーンがでかいだけで映像はただのハイビジョン。期待したレーザーの鮮明だと言われる画像も特に通常のDLPプロジェクタを凌ぐようには観えなかった。とにかく画面はでかいが、解像度がよくない。あれなら名古屋港水族館でIMAXを観た方が良い。加えて3台のGXLプロジェクタを横に繋げているのだけれど、つなぎ目が明らかにわかる。約5-60cmの幅で特に暗いシーンではつなぎ目が一段白くなっていて誰の目にもわかる。そのつなぎ目だけ明度を落とすとかそのくらいの工夫は出来なかったのかと残念。
◆NHK スーパーハイビジョンシアター
スクリーン 幅13m×高さ7m
解像度7680×4,320=約3300万画素。
こちらは解像度が素晴らしい。目をこらしてもまったくひとつづつのピクセルがわからない。四角のスクリーンで切り出されているから映像だと認識されるけれど、これが視野全部を覆っていたら映像とはわからないかも。ちなみに手でわっかを作って外の四角い枠を手で覆うとほとんど肉眼で現実を観てるような感覚になりました。
ただコンテンツが寂しい。まず映されるのが朝霧につつまれる富士山とかぼんやりした映像。ここはくっきりした青空とかをドーンと映して観客席に「おぉー綺麗」というどよめきを作ってほしかったところ。会場に入る前にスーパーハイビジョンで撮られた観客自身の姿はさすがにはっきりしてましたが、、、。
うわさに違わぬ高細精画像に息を飲みました。
万博ではグローバル・ハウスの整理券は、その会場の前で随時配られており、ほとんど待たずに手に入れられるので、お勧めです。
ブルーとオレンジを選択できるけれど、だんぜんNHKスーパーハイビジョンがあるオレンジがお薦め。「月の石とアポロ宇宙服」「ディファレンスエンジン(複製)」「類人猿ルーシー(複製)」「八谷和彦氏のOPENSKYプロジェクト 風の谷のナウシカのメーベ」とかも観えますから。
◆関連リンク
・当Blog記事 ■万博 NHK『スーパーハイビジョンシアター』
・同 ■ソニー 2005型スクリーン レーザー ドリームシアター
・【レポート】愛知万博 - 開幕1週間前、万博の目玉が次々公開される (MYCOM PC WEB)
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コメント
shamonさん、おはようございます。
>>私は2年前及び3年前に「NHK技研公開」にて観ました。
「NHK技研公開」、あちこちで噂は聞きますが、面白そうですね。一度行ってみたいものです。
スーパーハイビジョンはIMAXより高精細な感じでした。
今年の「NHK技研公開」の記事では、2025年の本放送開始を目指すとありますね。20年後!!??家庭でIMAXの時代はまだまだ先みたいですね。
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20050527/nhk2.htm
投稿: BP | 2005.05.28 07:02
こんにちは、またお邪魔致します。
愛知万博のレポート楽しく読ませていただいております。
>◆NHK スーパーハイビジョンシアター
私は2年前及び3年前に「NHK技研公開」にて観ました。愛知万博の会場よりは小さなスクリーンだった(たぶん)と思いますが、迫力はすごかったです。細かいところまでくっきりでため息物でした。技研公開ではいつも一番人気でブースに入るのに40分以上を費やしたけど観てよかったです。今年の技研公開でも展示しています。
投稿: shamon | 2005.05.27 21:11