■究極映像小説
幻の映画監督とそのフィルムをめぐる映像探索の物語に今、嵌っています。次のようなセリフが出てきて、映像の魔力が封じ込められた小説。現在、半分読了。面白いので読み終わるのがもったいなくてちょびちょび読んでます。
「われわれはどこで映画に出会う?闇が領する場所、劇場、地下世界ではないか」キャッスルは映画という摩訶不思議な生き物がわれわれの人生に忍びこむ瞬間、闇の中で輝く光となる瞬間のパワーをつかみとろうとしていた。
マックスの言動はこの私にとっても強烈な劇薬だった。まるで火星からやってきたような男だった。だが私は彼の思い描くビジョンにすっかり魅せられていたので、製作の初歩的な質問で興をそぐつもりはなかった。
「目にみえない・・・・・隠されたもの」「まあそんな意味だろう。背筋の寒くなるような話だが、たぶん映像の向こう側にはいまだ知られざる映画世界がもうひとつ発見されるのを待っているのかもしれん。」
有名な小説なので、なんだ今頃読んでるの?と言われそうですが、とにかくワクワク。後日、読了したら、感想また書きます。ではでは。
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