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2005.06.19

■新刊メモ 『チャット隠れ鬼』 『自由は進化する』

chat_kakureoni  ◆山口雅也 『チャット隠れ鬼
 新刊が出てました。山口雅也の手でインターネット時代の文体や物語がどう料理されているか、楽しみな一冊です。柿で試し読みも出来るみたいですね。

・e-novels 『チャット隠れ鬼』 第1~2回 無料ダウンロード可。
・光文社 公式サイト今月の新刊<チャット隠れ鬼>

◆ダニエル・C・デネット/山形浩生訳 『自由は進化するjiyou_wa_shinka_suru

(訳者からのコメント)自由と責任は進化で生まれた――本書はそんな異様な説を平然と唱える。自由は進化を加速するシミュレーションのツールとして自然がくれた。その自然に応える新世紀の倫理を方向づけ、自由に怯える人類の使命すら示す。この僕ですら驚愕の一冊がここにある。 ――山形浩生

……魂というのは神様に属するなにやら非物質的な不死の代物で、それがいわば霊的な人形つかいみたいに、物質的な肉体に宿ってコントロールするのだそうな。でも自然科学の進歩のおかげで、物理法則に縛られない非物質的な魂という発想は説得力がなくなってしまった。これだと人は「自由意志」なんか持っていないことになるから何がどうなってもお構いなし、ということになる。本書のねらいは、なぜそういう考え方が間違っているかを示すことだ(第1章より)
(目次)
第1章 自然の自由
第2章 決定論について考えるためのツール
第3章 決定論について考える
第4章 リバータリアニズムの言い分をきく
第5章 これほどのデザインはどこからきたの?
第6章 オープンな心の進化
第7章 道徳的行為の進化
第8章 あなたはカヤの外ですか?
第9章 自分で自分を自由へと引き上げる
第10章 人の自由の未来

 あの山形浩生を驚愕させる本! とてつもないトンデモ本かもしれませんが、この内容、ワクワクしませんか。
 積読がたまってきていて、読むのは先になりそう、、、。

訳者によるサポートページ 今のところ、誤植・誤訳の修正のみ。

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