■町山智浩氏アメリカ日記 『シスの復讐』評の検閲問題
& はてなの町山日記停止
ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記
「2005-06-11 オレの書いた『スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐』評を配給会社が検閲!」
日本の配給会社がかなり酷いことをやっているようです。映画評を検閲して、修正しないと、写真を貸してくれないとか、以後掲載誌への映画招待券のプレゼントを停止するとか、ほとんど脅迫まがいのことをやっているようです。このようなことが行われているというのはとんでもないことだと思います(今回のケースはあまりに稚拙な検閲で、やってる個人の能力の問題のようにも読めます)。しかし大なり小なり各種スポンサーと批評の間にはこのような事象が存在するのでしょうね。インターネットの良い点の一つはこうした呪縛から少し開放されたメディアであることですね。
おまけにこれに関係して、町山智浩氏のBlogが停止。「捨てハンによる嫌がらせ(大量の転載データの貼り付け、私の家族に対する誹謗中傷)が頻発したので停止します。」とのこと。これに付いたコメントが問題だったようです。(7/2現在、コメント停止してblogは再開されています。いつもの町山日記のコメントでのやり取りも面白かっただけに、残念です )
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コメント
tonaeさん、(こちらでは)お久しぶりです。コメント、Thanks.
昔からやはり変わってないのですね。
しかしこのネット時代にこんなことしてたら、逆に会社としてのイメージを大きく落とすことに知恵が回らないとは情けない話です。最近、企業がコンプライアンスとかもっともらしく言ってるのも、倫理感だけでなくネット時代に自社を守る手法という側面が強いのでしょうね。少し目先が利けば、そんなんすぐわかるのに。
というように考え、検閲のレベルの低さも含めると、結局この件は担当者が自分の職分を悪用して憂さ晴らししているだけという何とも情けない話にしか思えません。今後、ネットでどうこの話が拡大/収束するか、見守りましょう。
投稿: BP | 2005.07.02 23:48
こんにちは。
配給会社が都合の悪い評論を封じるというのは、
双葉社の漫画雑誌スーパーアクションで映画評論家
(誰かは失念)がアニメ映画ゴルゴ13のCGシーン
がひどいとかお粗末とか批判したら以降試写会出入り
禁止になったと記していたので初めて知りました。あれ
から既に25年近く経ったのに全然改善されてないん
ですね…。
町山氏のネットラジオ出演で戸田奈津子批判が聴き応え
ありました。シーブリーズ。
投稿: tonae | 2005.07.02 22:06