■三池崇史監督
ウルトラマンマックス「第三番惑星の奇跡」
何気なく子供と見始めて、監督に金子修介、CGIモーションディレクターに板野一郎 !!の名をみつけて、喜んで毎週観ている『ウルトラマンマックス』(ウルトラマンを毎週観るのは何十年ぶりだろう(^^;))。
今週も寝ぼけた頭で観てたら、冒頭からなにやら緊張感があふれた映像。枯葉を低い位置からとらえたカメラアングルがシャープ。で、OP。タイトルは、、、、監督に三池崇史!! すげぇ。思わずTVの前で正座。(怪獣ファンには有名な情報なのだろうけれど、不覚にして知りませんでした。) 三池フリークの渋谷陽一は観ているのだろうか?
関連リンクの記事によれば、三池監督は次の二本。
「第三番惑星の奇跡」(10月8日放送) (脚本:NAKA雅MURA)
「わたしはだあれ?」(10月15日放送)
で、今日の「第三番惑星の奇跡」ですが、はっきり言って感動しました。
なにが良いって、ウルトラマンの活動がきっちりリアルタイムで3分間に限定されている。これがあるのとないのとではドラマの緊張感が全く違います。ウルトラマンのアクションも3分間だととにかくシャープで無駄がない。
そして怪獣イフ(畏怖??)の設定。最初は無垢な白い塊として登場。地球防衛軍(だっけ?)の攻撃に合わせて変形し、攻撃した兵器を反復強化し、絶大な攻撃力を身につけていく。
3分間で敗退し空へ逃げるウルトラマン。
数日(数ヶ月)で、まるで戦場のように焼野原の廃墟と化す地球。
太陽系第三番惑星は滅んでいくのか、、と呟く隊長。、、、ここらがシャープに無駄なく描かれて、わずか15分で地球の滅亡を予感させる描写が見事でした。(板野サーカスで、ミサイルの乱射が冴え渡っているのもいいです)
そして地球の運命は、、、、。
(ラストについてはネタばれなので、当然ここには書きません。いったいこの展開でどうやって終わらせるんだ、地球が滅ぶじゃないか、とうろたえる私を横目に、妻は真ん中あたりでラストを当てていました。えぇ、どうせ私は物語の落ちを予想する能力がありませんよ(^^))
観終わって、うちの子は「30分なのに映画みたいだったね」と、父親のセリフを先回りしたのでした。3連休のスタートに贅沢なものを観せてもらいました。
◆関連リンク
・[産経新聞 ENAK 10月号]「ウルトラマンマックス」 鬼才・三池が挑む
「世間ではオリジナルに勝るものは作れないといわれています」と笑いながらも、「『マックス』ですから、あと1ミリでもオーバーするとウルトラマンでなくなってしまうような限界まで作り上げたかった」と意欲的だ。 担当した第15話と第16話は、感動編と爆笑編。爆笑編では、怪獣の力で人々が何もかも忘れてしまうという前代未聞の設定に挑戦。隊員が飛行機の操縦方法を忘れてしまったり、肝心のウルトラマンまでが変身の仕方を忘れてしまうドタバタ劇になっている。
・MAXBLOGマックスブログ【8月18日~19日:三池組】
・CBCのページには、監督陣が挙げられています。
金子修介 村石宏實 栃原広昭 梶研吾 佐藤太 八木毅 三池崇史、実相寺昭雄 飯島敏宏(放送予定順)
今後の監督に、黒澤清!だとか、岩井俊二!!?だとか、原将人??!!だとかがラインアップされてきたら凄いでしょうね。あ、北野武!!!も希望。
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