■2006年夏 細田守 V.S. 宮崎吾郎 時をかける少女 V.S. ゲド戦記
監督は2005年春の劇場版「ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島」を手がけた気鋭の監督、細田守。劇場版初監督の「デジモンアドベンチャー」や劇場版「デジモンアドベンチャーぼくらのウォーゲーム!」は、イベントムービーの領域を超えて、一般映画として高い評価を得、細田守の名を一躍高らしめました。
当初『ハウルの動く城』を監督するはずだった細田守の初の本格映画(失礼)。怪獣映画として傑作だった『デジモンアドヴェンチャー』は好きでした。しかしこの絵のイメージは、『時かけ』(大林宣彦版)とは随分違います。現代的な『時かけ』に期待しましょう。
◆宮崎駿監督の息子が「ゲド戦記」で監督デビュー(eiga.com)
3年ほど前に翻訳者を通じて「『ゲド戦記』を映画化できるのは宮崎駿しかいない」というメッセージが届けられ、企画がスタートした。
当時、宮崎駿監督は「ハウルの動く城」の製作に没頭しており、実質的に「ゲド戦記」企画のリーダーとなってストーリーの構成や絵コンテの作成を手がけたのが息子の吾朗氏であった。その働きぶりを見た鈴木プロデューサーが、監督への抜擢を決断したとのことだ。
いやー、驚きました。アニメ監督で世襲(?)するのは、初めての例ではないでしょうか。さすが宮崎ファミリー。国会議員じゃないっつうの! 貶すのは簡単ですので、なんにしてもまずは作品の出来を楽しみに待ちましょう。ポスターの絵は監督本人と言うことですので、気合は入っていると思われます。ジブリのHPで大きな絵は見えますが、まるでナウシカ。
しかし上の文では、ル・グウィンが映画化を許可したのは、宮崎駿のはずで息子に変えていいのだろうか、、、といういらぬ心配をしたくなる。
◆関連リンク
・スタジオジブリ ゲド戦記 制作日記Blog 監督日記Blog
『時をかける少女』
『ゲド戦記』
『時をかける少女』たち―小説から映像への変奏』
DVD『デジモンアドヴェンチャー』
・宮崎敬介氏のページ(木口木版の版画家)
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コメント
ムキラト・アパさん、ソース情報、ありがとうございます。スポーツ報知ですか。
>>吾朗監督は「父親とは夏以来、一言も口をきいていません。
>>断絶状態です。比較されるのは避けられないですが、38歳
>>の宮崎駿と比べてもらえれば…」と意欲を見せている。
これって、もしかして父親を挑発している?(^^;) だって、『カリ城』はいまだに駿監督の最高傑作ですやん。これを超えようという宣言なら、めちゃめちゃ楽しみなのだけれど、、、。
投稿: BP | 2005.12.20 23:33
>とても貴重な情報、ありがとうございます。もしかして宮崎吾郎氏のお知り合い??
いえいえ(笑)単に聞きかじったニュース情報を総合しただけです。ええと、そーすは・・・。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051214-00000023-sph-ent
スポーツ報知でしたね。38歳の宮崎駿・・・。カリオストロの城か・・・強敵だぞ(笑)。まあ、知名度という意味では、当時は宮崎駿もアニメファンのみが知る程度でしたからね。それぐらいの期待感で見に来て欲しいってことかな。
投稿: ムキラト・アパ | 2005.12.20 19:15
ムキラト・アパさん、はじめまして。とても貴重な情報、ありがとうございます。もしかして宮崎吾郎氏のお知り合い??
>当初宮崎駿は猛反対してたそうですが、ついに折れて渡米してル・グィンに会い、
>出来について保証したそうです。でも、吾郎氏とは夏から断絶状態だそうです(笑)。
なんで初監督の息子を「保証」できるんでしょうか、、、? 最後は俺が描いちゃる、という裏ワザを考えているんでしょうか(^^;)。にしても「断絶」とは!?
今後とも、よろしくお願いします!
投稿: BP | 2005.12.19 22:53
初めまして。いやー、どっちも気になりますよね。
「時かけ」は原作、実写映画版と全然違うストーリーになるみたいですね。主人公が時間を遡る能力を得て・・・っていう。元の話は切ない感じのラスト(オチ)が良かったんですけど、どうなんでしょう。
ゲド戦記は、超驚きました。館長辞めたから、どうしてるんだろうと思ってたら、ゲド戦記作ってたなんて!!「映画道楽」でイヌセンスっていうパロディーの絵を描いていて、この人むちゃくちゃ絵上手いんだと思っていたら・・・。当初宮崎駿は猛反対してたそうですが、ついに折れて渡米してル・グィンに会い、出来について保証したそうです。でも、吾郎氏とは夏から断絶状態だそうです(笑)。ゲド戦記の世界は、有色人種がマジョリティーの世界だそうですが、ポスター絵では白人ですね。アメリカでドラマ化された時も、そこら辺の設定は反古にされたそうです。まぁ、確かに原作読んでる時も、ゲドの肌が浅黒い位の印象で、他の人間は皆白人というイメージで読んでしまっています。描かれる文化や町並みがヨーロッパ風なんでどうしても難しいですね。
この他にも、2006夏は「ブレイブストーリー」なんかもあって、アニメは凌ぎを削ることになりそうです。
投稿: ムキラト・アパ | 2005.12.19 21:03