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2005.12.25

■プロダクションI..G展 Production I.G at 名古屋パルコ

IG_in_nagoya_etc01
parco-art.com - PARCO MUSEUM - Production I.G展

プロダクションI.G展 オフィシャルサイト Blog

名古屋パルコ 西館7F・パルコギャラリー
期 間 : 2005.12.08(thu)- 2005.12.25(sun)  

 行ってきましたプロダクションI.G展。
 金曜の会社帰りに、閉店ギリギリで行ったのだけれど、お客さんはそこそこいました。

IG_in_nagoya_etc02 まず入ってすぐの『BLOOD+』の展示。
 しっかり1枚1枚の絵に、原画、色指定、彩色等スタッフ名が明記されている。これってスタッフを大事にするプロダクションI.Gらしいなと。原画等の展示は、ある意味、アート作品の展示なのに、それに作者の名前がないというのは非常におかしい、と思っていたので、この展示説明はとてもいい。(と思ったら、不徹底で『BLOOD+』以外の作品には、原画の作者等の表記がないものが多数。次からこういう展示の際は是非にお願いしたい。)

 オブジェも写真のように、いろいろ。『イノセンス』関係が、やはり圧巻。さすが人形テーマの作品だけあって、このガイノイドの作りこみは並ではない。

 下の写真は、『立喰師列伝』の撮影小道具。これも凝ってます。『立喰師列伝』については、プロモーションビデオを何本か、会場で上演してました。山田正紀とかの登場もあり、貴重な映像をみせてもらいました。押井の実写は今まで全然当たりがない自分ですが、なんだか期待です(でも、「今回こそ!」と何度思ったことか!?)。

IG_in_nagoya_tachigui

◆関連リンク
・shamonさんのひねもすのたりの日々 プロダクションI.G展
 いつもコメントいただくshamonさんの記事。展示内容について、丁寧に書かれています。僕も『S・A・C』のDVDパッケージ画の繊細なタッチが気に入りました。いいですね。
押井守監督がトークショー開催 名古屋で21日(読売新聞)
 トークショーがあったのですね。平日になのでどうせ行けなかったけれど、、、。ウェブで探したけれど、これに参加した人のレポートは見つかりませんでした。残念。

「animecs T!FF・Production I.Gスペシャル」スペシャルレポート
 押井守×鈴木敏夫トークショー「『立喰師列伝』の挑戦」
(WEBアニメスタイル_TOPICS)

押井 昔、この国には「道端でものを喰う時代」があった。子どもの頃にそれを見て、おいしそうに見えたんだよね。うちはわりとカタイ家だったから、立ち喰いみたいな事はさせてもらえなくて。大学に入って、そういう店にも行けるようになって、嬉しかった。それはやっぱり、非日常的な時間がそこにあったから。(略)立ってものを喰うと、世界が違って見える。今、普通に見えてる風景が全部嘘で、僕らが昔見ていた世界が蘇るような感覚があって。その世界の方が、僕にとっては真実味がある。戦後っていうのは、その開放感が失われていく過程だと、僕は思ってる。
(略)
鈴木 スチルなんでしょ? 飽きない?
押井 だから動かしてるんだって!(笑) できあがった映像を見ると、ちょっと生っぽいというか、ヌメッとしてるんだよね。生々しいテクスチャを持ったアニメーションになった。これは僕の理想の映像かもしれない。あれだけ予算と手間をかけた『INNOCENCE』でも到達し得なかったものが、この映画にはある。作品的な評価はともかく、映像表現としては確実に映画史に残るよ。だって今までなかったんだから。これから先もないだろうけど(苦笑)。

当Blog ■PARCO MUSEUM - Production I.G展
     ■展示会「押井守 イノセンスの世界」at名古屋ロフト
「立喰師列伝」公式サイト
animeanime news アニメ!アニメ!ニュース押井守新作
プロダクションI.Gの株価 206万円でストップ高!

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コメント

おはようございます、BPさん。
リンク&ブログへのお越し感謝ですm(__)m。御礼にTBなどお送りしました^^。

ミレナリオは当分見納めとあってすごい人気です^^;。誰もが片手に携帯かデジカメ。見るのも撮るのも大変。

IGの株価もようやく一息ですね。石川社長のことだから活躍してくれたアニメーターの方々にもしっかり還元されていると思います。
ファンとしては是非とも潤った分で「攻殻S.A.C.3rd」と「G.R.M」を!ですが(笑)。

IPGX、未見です^^;。友人から「是非観て」と勧められてました。沖浦氏が参加しているとはぁ~~見なくては(笑)。
リアルな作画といえば「東京ゴッドファーザーズ」もですね。登場人物の仕草が細かい細かい。原画スタッフに井上俊之氏の名前がありました。

>こういう作画に惚れて株を買っていたらいいですね。
同感です。惚れて株を持つってのが企業に取っても株主に取っても一番いいんじゃないでしょうか。
某M氏みたいに株を買い占めてから「昔からファンなんです。」なぁんてのはちょっと(大笑)。

投稿: shamon | 2005.12.30 11:11

 shamonさん、こんにちは。この記事、ひねもすのたりの日々にリンクさせていただきました。shamonさんが詳細にレポートされているので、僕は展示会の全体像を書かないでよくて楽ちん(^^)。

 「東京ミレナリオ」の記事も拝見してます。
 いいですね、テレビで電球の数が○○個とやってましたが、観てみたいです。いや、ディズニーのエレクトリカルパレードとかも究極映像のひとつ(^^;)なので、、、。

 うちの近所でも電飾のイベントを今やってますが、「東京ミレナリオ」と比べたら、きっと電球の数の桁が4桁は違うのでないかと、、、。

>>ところでIGの株価は今日またストップ高でしたね。どこまで上がるんでしょうか^^;。

 今日は280万円でやっとストップ高から離れましたね。 I.G株価。これでアニメータたちも潤っているといいですね。

 そういえば『IGPX』を先日観てたら第一話の剣道稽古シーンで凄い作画がありました。
 え、TVでここまでやる、というようなリアルな芝居。スタッフリストには沖浦氏の名前があったので、たぶん沖浦アニメートじゃないかな。
 と思って調べたら、株で億万長者になった(??)石川光久社長の発言がありました。

石川:第1話でタケシが剣道をやっているシーンとかは(略)アニメーターとしては一流の沖浦啓之さんが描いています。


 株主が単なる金儲けだけでなく、こういう作画に惚れて株を買っていたらいいですね。(しまった、このネタで一本記事が書けた(^^;))

投稿: BP | 2005.12.30 04:53

こんばんは、BPさん。TBありがとうございます。
今日「東京ミレナリオ」観てきました。

原画等の担当者名表示、私も同意見です。アニメーターを初めとするスタッフの地位向上のためにもどんどんこういった表示はなされるべきでしょう。BPさんも以前書いておられましたが日本のアニメ業界のスタッフへの待遇はひどすぎる。人材が流出しないためにも業界全体で一考を願いたい所です。

ところでIGの株価は今日またストップ高でしたね。どこまで上がるんでしょうか^^;。

投稿: shamon | 2005.12.27 22:20

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» 「アニメーションノート」 [ひねもすのたりの日々]
アニメーションのメイキング・マガジン。発行元はこちら。創刊されたばかりらしく01 [続きを読む]

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