■ファイナル・カット THE FINAL CUT
ファイナル・カット THE FINAL CUT(公式ページ)
オマー・ナイムという新鋭が脚本・監督。この人はまだ20代の若い監督で、これがデビュー作。2004年の作品だけれど、日本では2005.12/23~から公開。
人生全てを、その個人の視点で映像記録できるゾーイ・チップというのが使われている時代の物語。ロビン・ウィリアムスがその個人の死後、葬式での上映用に映像を編集する仕事に就いている。それをめぐるサスペンス。
一時、Life Logとかそういった人生記録のテクノロジーが紹介されていたけれど、まさにそれが実現した未来の物語。下記リンクで紹介しましたが、人生全て記録すると736TBになるらしい。携帯にデジカメが付いて、なんでもディジタルでデータに残すようになった現在。これに人々が慣れその先を欲望するようになると、いずれこのテクノロジーは実現するんでしょうね。
でも自分の視点の映像が死後残っていて、それを全部誰かにみられたらかなりイヤだろう。少なくとも自分でその都度カットしたり編集できる技術は必須なんでしょうね。ただ記憶ってぼんやりとセピア色にくすむからいいのであって鮮明に残っていたら却って興ざめかも。
◆関連リンク
・予告編(アメリカ版)
日本サイトの予告より、編集とか凝っていて格段に良いです。タイトルがFinal Cutなのに、編集に凝ってない映像をみせられてもね。
・ファイナル・カット@映画の森てんこ森
・「人生を記録するVR-VRラボシンポジウム」記事
(PC Watch 森山和道氏の「ヒトと機械の境界面」)
現在進みつつある、人生を記録するテクノロジーの現状や問題点、今後の可能性や方向性について、東京大学の相澤清晴教授、同・廣瀬通孝教授、作家の美崎薫氏、情報通信研究機構の上田博唯氏、名古屋大学の間瀬健二教授が講演を行なった。
人間の生活を1日16時間、70年間、ブロードバンド品質で録画しても736TBですむという。
・Life Log(DARPA), MyLifeBits Project
・デジタルドリーム社「人生の全てを記録したいと思いました」
既に日本で始まっているこの手の事業。実は、ナビゲータ対話型の日記をベースとした唯の健康管理サービス。
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コメント
shamonさん、こんばんは。こちらは先ほどから雪。明日は電車が動くか心配です。、、、いや、動かなきゃ、会社休めるんで(^^;)。
>>ここの部分に清水玲子さんの「秘密-トップ・シークレット-」
>>を思い出しちゃいました。
あ、なんか面白そうですね。「「メロディ」に連載中」、、、この雑誌すら知りません(^^;)。本屋で今度、覗いてみます。
投稿: BP | 2005.12.12 22:59
こんばんは^^。
>その個人の視点で映像記録できる
ここの部分に清水玲子さんの「秘密-トップ・シークレット-」を思い出しちゃいました。
「メロディ」に連載中の秀逸な近未来サスペンスです。機会があればご一読ください^^。
投稿: shamon | 2005.12.10 20:23