■サイモン・スミス監督 『シュレック 4-D アドベンチャー』
シュレック 4-D アドベンチャー(TM)/アトラクション/USJ Shrek's 4-D Adventure, 2003
ドリームワークスのアカデミー賞®受賞映画「シュレック®」から誕生したシュレック 4-D アドベンチャー™。オリジナル3-Dムービーに新次元の特殊効果をプラスして、あなたを冒険のまっただ中へ。オグリビジョンの驚くべき映像で、シートに座ったまま、ストーリーを直接肌で感じることができます。
ファークアード卿を迎え撃ちながら、火を噴くドラゴンとの空中戦や、約300mもの滝を一気に滑り落ちるスリルの数々を体験する大冒険に巻き込まれる。
先週末にユニバーサルスタジオジャパンへ行ってきました。
アトラクションで立体映像を体感してきたので、何回かに分けて、いくつかレポートします。まずは感動の「シネマ4D」 。これ、3D映画ファンなら絶対お薦め、3Dマニアならこれのために大阪まで行っても損はない(^^;)。ひさびさに立体映像で感動しました(去年の愛知万博では残念ながらこの感動がなかった)。
「セサミストリート 4―D ムービーマジック」と「シュレック 4-D アドベンチャー」という偏光方式のカラー3D映画+触覚トランスデューサー、空気推進器、水噴射ノジュール、匂いといった特殊効果による4次元(どこがや(^^))の体感アトラクション。午後1時くらい(日によって違う)を境に、セサミとシュレックが交替で上映される。
で、『シュレック』。
ストーリーは映画の1本目の続編。そして映像はまさに3D-CGの世界に入り込んだような臨場感。CGもなかなかなので、まさに近くにシュレックとロバとドラゴンの質感がリアルに迫ってくる。
そしてスピーディなドラゴンの飛翔シーンと敵ドラゴンとの対決。火球やヤリがまさにわが身に襲い掛かる。画面は70mm映画らしいが、その鮮明度はDLPのディジタルハイビジョンプロジェクタ並み。偏光メガネ方式なので、違和感のないカラーが素晴らしい。うーん、こういうのが観たかった。決して赤青メガネのアナグリフ方式では得られない実物感。『スパイキッズ3D』や『マグマガールとシャークボーイ』ではこのクリアな立体感は期待できない。
そしてクライマックスで素晴らしかったのが、300mの巨大な瀑布映像。
ここは『ロード・オブ・ザ・リング』の雄大な滝のシーンをはるかに凌駕した迫力の映像になっている。たぶん滝のショットはCGではなく実写(と思ったのだが、下記関連リンクによればCGのようです)。水面ギリギリのカメラが、飛び散る飛まつとかずっと画面の奥まで瀑布全体を、凄い臨場感で映し出す。そこを落下するシュレックたちと僕ら観客。手に汗握る度合いは、ピーター・ジャクソン版『キング・コング』の恐竜チェイスシーンに匹敵。しかもこれが立体映像なのだ。立体マニアならこの感動をわかってもらえると思う、、、。しかしウェブをさっきザッとググッたけれど、同好の士が見つからず、、。世の中って3Dファンは稀なのか!!??確かにうちの家族はシネマ4Dよりライド型の『スパイダーマン』に興奮してました。
◆関連リンク
・米国ユニバーサルスタジオのシュレック4D HP ハリウッド オーランド
予告編も観えるけれど、画像が荒いのでお薦めしません。
・Shrek 4-D (2003)(IMDb)
Director Simon J. Smith等スタッフリスト。この監督、『シュレック』でヘッドオブレイアウト担当。
・特殊映像博物館さんの立体映像作品リストより
河の流れや滝など、水の描写が素晴らしい。流体シミュレーション技術でCG業界のトップを走る、同社ならではの映像である。
・Shrek 3D(米国 公式HP)
アメリカ等で発売されているこのムービーのDVD。家庭では簡単に偏光版方式の上映は出来ないので(2台の映写機か液晶シャッターメガネが必要になる)、赤青メガネのアナグリフ方式。これでは迫力はおそらく1/1000でしょう。
・ロシアのサイトVirtual & Really.Ru :: Новости Really.Ruに上のDVDからスクリーンショットしたステレオ画像があります。少しだけ雰囲気を味わってください。赤青メガネを用意して、下記をクリックして見てください。
Screen shots collection of stereo movie "SHREK 3D" ←もっと観たい人はここ。
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コメント
KEN1さん、はじめまして。
コメント、ありがとうございます。
楽しい映画でした。でもうちは実は娘たちは観てないのです。『セサミ4D』を観て満足した家族は、おみやげが買いたい! と、別行動。
おかげで、立体映画好きの私は90分、一人で並ぶ破目に、、、、。でも大満足でした。
投稿: BP | 2006.02.04 10:27
TBありがとうございます。
楽しいアトラクションですよね。
娘も私も大好きです!
投稿: KEN1 | 2006.02.01 01:19