■『セサミストリート 4-D ムービーマジック』
セサミストリート 4-D ムービーマジック(TM)/アトラクション/USJ
Sesame Street 4-D Movie Magic,2003
「セサミストリート映画フェスティバル」。カウント伯爵の「カウンティング・カウボーイ」が上演され、続いてプレーリー・ドーンの「スペース・ポニーズ」がいよいよクライマックスというときに、映写機が突然壊れてしまう。
仲間たちががっかりして立ち去ろうとすると、エルモが「映画を上映するのに映写機は必要ない。本当に必要なのはイマジネーション(想像力)だ」とみんなに向かって呼びかける。
『シュレック4-D』に引き続き、同じCINEMA 4-Dの劇場で公開されている『セサミストリート』のアトラクション。これも70mmの偏光方式の立体映画+各種体感アイテムによる4Dアトラクション。こちらはジム・ヘンソンの人形たちによる実写映像。『シュレック4-D』と異なり「オグリビジョン : Ogre Vision」とは書かれていない。実はググってもOgre Visionの正体は不明なのだけれど、こちらは3D-CGではないことと、クッキーの匂いが漂ってくるところが違う。
シュレックに比べると、当然ながらほのぼのとしている。たぶん世界一アットホームな高臨場感映像でしょう。僕は『セサミストリート』の人形たちはそれほど好きではないのだけれど、今回のクリアな3D映画で少しはまってしまいそう。人形たちの毛並みや質感が素晴らしい臨場感で迫ってきます。
ちょっと調べてみたらこのアトラクション、実はアメリカ本国のユニバーサルには存在しない。どうも日本オリジナルの作品のようです。元々セサミが好きな人には、最高のプレゼントでしょう。
特に良かったのが、左にあるクッキーモンスターが巨大化して、その頭上にクッキー型UFOが現われるシーン。
ここではクッキーが観客席の頭上を飛ぶように見えるのだけれど、その時にUFOからのスポットライトが会場の観客席へ照らされる。この臨場感がなかなか。そして飛び散るクッキー。これは本当に手を伸ばせば取れそう。画像がこちらもとにかくもの凄くクリアで、ハイビジョン的な高精細画質×立体でとにかくため息が出る映像空間になっています。
人形たちを観ながら思ったのは、これがシュヴァンクマイエルの人形たちだったら、、という想像。想像するだけで興奮してきますが(^^;)、どこかでシュールリアリスティックなテーマパークの建造を企てているようなところはないでしょうか。この際、あの怪しいエーリッヒ・フォン・デニケンが作ったスイスの遊園地(通称デニケンランド) のMystery Park(全景 GOOGLE画像)でもいいので、そんなアトラクションをどっかで作ってほしい。一番はチェコのアニメが世界的に大ヒットして、チェコのプラハにシュールリアリズムパークが出来ることなのだけれど、ありえんだろーなー、、、、(遠い目)。
◆関連リンク
・特殊映像博物館の立体映像作品リスト
・セサミストリート 3Dウォーク(SHOCK WAVEによるコンテンツ)
・IMDbでTitle Searchにも情報なし。よって監督名は不明です。
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