■新刊メモ
『デス博士の島その他の物語』 『眠れる人の島』 『銀齢の果て』 『SFが読みたい! (2006年版)』 『このブログがすごい! 2006』
◆ジーン・ウルフ, 浅倉久志ほか訳 未来の文学『デス博士の島その他の物語』
孤独な少年が物語の登場人物と現実世界で出会う名作「デス博士の島その他の物語」を中心とした「アイランド博士の死」「死の島の博士」の<島3部作>、荒廃した近未来アメリカでの謎と恐怖に満ちた彷徨を描く「アメリカの七夜」、目の見えない少年が繰り広げる奇蹟と魔術の物語「眼閃の奇蹟」など、華麗な技巧と語りを凝縮した全5篇+限定本に付された<まえがき>を収録。
国書刊行会告知
★三省堂SFフォーラム★ 『デス博士の島その他の物語』刊行記念
柳下毅一郎さん・山形浩生さんトークショー
「SFに何ができるか――ジーン・ウルフを語る」
日時:3月4日(土) 開場17:30 開演18:00
場所:三省堂書店 神田本店8階特設会場
ついに刊行。「デス博士の島」は、SFマガジンでずいぶん前に読んだけれど、今回3部作通して読んでみようと思ってます。トークショー、聞きたい!
★追加リンク → 当Blog『デス博士の島その他の物語』感想
◆エドモンド・ハミルトン著, 中村 融訳『眠れる人の島』
東京創元社(公式HP) Edmond Hamiltonウィキペディア(Wikipedia)
『フェッセンデンの宇宙』『反対進化』に続く、中村融編によるエドモンド・ハミルトンの第三弾短編集。今回のは幻想怪奇編とのこと。前2冊がよかったので、これも購入。
この冬は、ジーン・ウルフとあわせて、<島>SFの季節?
老人であることは悪なのか? 和菓子司の隠居、宇谷九一郎の住む宮脇町でも、70歳以上の国民に殺し合いをさせるシルバー・バトルが遂に始まった! 21世紀最大の、禁断の問いをめぐる老人文学の金字塔。
筒井って、自分の老いを見つめて小説のテーマにしているけれど、こういう形になるところが凄い。さすが。
これって、タイトルは谷口千吉監督、黒澤明脚本『銀嶺の果て』のパロディなんでしょうね。今、Amazonで見たら、音楽は先日亡くなった伊福部昭氏。ご冥福をお祈りします。告別式ではゴジラの荘厳な音楽がかかるのでしょうか。
老いても元気なのは筒井氏。GYAOの筒井康隆劇場『エロティックな総理』はなんだか好き勝手に演じてそうです。
◆SFマガジン編集部『SF/が読みたい! (2006年版)』
これは定番で買います。今年のベストは何作読んだかな?国内が燦燦たる有様のような気がする。
本屋で何気なく立ち読みをしていたら、オタクジャンルに「野良犬の塒」さんが掲載されてました。『このミス』のようにメジャーな本になったら、アクセスが凄まじく伸びるのでしょうね。
(この手の本がいくつか出ているので、立ち読みの本がこれだったか、実は少し自信がない。もし間違ってたら、ご容赦!)
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