■PA works スタジオ紹介 Anime Runner
『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX
Solid State Society』スタッフインタヴュー
PA works スタジオスタッフインタビュー (野良犬の塒さん経由)
後藤隆幸 キャラクターデザイン・総作画監督
関口可奈味、中村 悟 作画監督
古川尚哉 レイアウト作画監督
橘 正紀、河野利幸、吉原正行 演 出
遠藤 誠 3D監督
後藤 決起集会で言ったこと。(2005.10.24に攻殻SSSスタッフを集めて行われた)「僕は黄瀬(和哉)君でも西尾(鉄也)君でもないけれど、自分のいいところをいかした作監ができればいい、スタッフに助けてもらいながら頑張っていきたい」
中村:攻殻S.A.Cの1stと2 ndを見た人は、これは見ないと損するでしょう(笑)。
あまり言っちゃうと、ネタがバレちゃうのはマズイので(笑)。
堀川:そう、内容に関しては言えない(笑)。
中村:これを見ないと勿体ないよって感じですよね。
堀川:ぼくなんか一言のセリフにポロポロきてしまって。そこがP.A.の担当になって、「いいんですか、ここ貰って?」っていう感じです。
堀川:Cパートの絵コンテ完成もいよいよです。スケジュールを考えると、もう緊張感を超えていますが。
『SAC』の作画をしているPA works スタジオって、富山の会社なんですね。
このインタビューは、代表取締役の堀川憲司氏が各スタッフへインタビュアー。「これをHPに上げて、今回中村さんがどう云うスタンスで、これから何に取り組もうとしているかをスタッフのみんなに伝えたいんです。外で作業をしているフリーの原画マンの方にもそれが刺激になればいいと考えています。」 ファンに向けられているのではなく、自社のスタッフと求人向けのインタビュー。このHPって、社内報&リクルート広報みたいなものなのですね。でも、普段読めない生々しい話があって、興味深いです。
◆関連リンク
・その他にも興味深いインタビューがいろいろ。
第1回 神山健治 2003.11.12
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 監督 過激なインタビュー
神山:企画「エグザスケルトン」でチームがやろうとしたことは、全て「攻殻機動隊」という器にも入れられるものだから大丈夫だ。「騙されたと思ってこれをやろう。」神山さんはスタッフが納得して参加できるよう、説得に時間をかけて巻き込んでいった。
神山:「俺は24歳で独立してフリーになる」とずっと思ってたんです。そうしたら23歳で晴れて独立したんですよ。で、「28歳で演出家になる」、これももう決めていたし言ってた。そしたら28歳で演出になった。本当に。
その頃俺は将来、攻殻―マンガを見ててね、「俺はこれを監督したいな」、と。そしたら、「バカ言ってんじゃねーよ。今残念ながら押井さんが攻殻の監督してるよ、もう」。・・・嗚呼、そうか。じゃあ駄目だな。「じゃあ、攻殻み、た、い、なのをやるよ(笑)」と、そのころ言ったんですよ。でね、「33で俺は監督になる」ってね。
さすがに段々ハードル高くなってきたからさ、監督になったの35でしたよ。2年目標より遅れたけど監督になった。で、気が付いたら攻殻の監督やってましたよ。
・インタビューで触れられている「エグザスケルトン」はゲーム化。
Xboxゲーム『エグザスケルトン』(Amazon)
ロボットデザインは佐藤道明が担当
ゲームの開発は、「攻殻機動隊」を製作したI.Gが担当 舞台は西暦2022年。反動体の発見と急速な電子技術の発展により、すでになくてはならない存在となった精密外骨格「エグザスケルトン」。
こんなものがあるのも知りませんでした。神山インタビューによれば、この企画「エグザスケルトン」の中味が『SAC』に注入されているとか。ゲームと『SAC』はどっか似ている部分があるのでしょうか。どなたか、ゲームをされた方、コメントいただけると幸いです。
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コメント
shamonさん、こんばんは。
>>「動いていた企画というのは神山さんの完全なオリジナルで現在放映中の
>>「IGPX」の原型となった作品です。」
あ、そう言われてみれば、IGPXって「精密外骨格」か。というより元々自動車って、人間が手に入れた最初の「外骨格」ロボットスーツかも。
IGPX、でも作品は神山監督企画のイメージは全然ないですね。ロボットのアイディアだけ使用ということでしょうか。
投稿: BP | 2006.07.30 00:14
こんにちは^^。
神山監督がやりかけていた「エグザスケルトン」なんですけど、
先日届いた「プロダクション・ノート」には
「動いていた企画というのは神山さんの完全なオリジナルで現在放映中の「IGPX」の原型となった作品です。」
(第1章「企画」より引用)
と石川社長のコメントが載ってます^^;。
投稿: shamon | 2006.07.29 11:06
BPさん、こんばんは^^。
しっかり読まれてましたか^^>アニメスタイル。中身も充実してていいサイトですよね。
>実はたった11年であの進化
ここ10年で言えば「攻殻」→「イノセンス」のOPかな。CGの進歩の凄まじさを感じました。
>スタジオボイスはまだ見てないですが、面白そうですね。
西尾さんによる「”メガネ”な神山」のイラストが笑えますよ。
きっと現場ではこんな感じなんだろうな、って絵です(笑)。
投稿: shamon | 2006.04.22 20:41
shamonさん、おはようございます。
WEBアニメスタイル_神山健治の「監督をやるなら観ておきたい20本」、僕もしっかり読んでます。
>> ―― 『鉄腕アトム』が昭和38年で『ハイジ』が昭和49年だから、
>>『鉄腕アトム』から11年しか経ってないんですよ。
>>神山 そうです。それほど経ってないわけですよ。
>>―― それなのに、あの脅威のクオリティが。
>>神山 ええ。ほんとにそう思いますね。セル画を撮影台で撮るってい
>>う事に関しての究極のスタイルだと思いますね。それから、言うま
>>でもなく高畑さんの演出。脚本を含めたディレクションが完璧なんです。
なーんてところに感動したり。自分は幼少から中学生なので『アトム』と『ハイジ』の時間間隔はもの凄くあるように感じるのですが、実はたった11年であの進化をしているわけですよね。凄い。
スタジオボイスはまだ見てないですが、面白そうですね。
投稿: BP | 2006.04.22 08:19
おはようございます^^。ちょっとリーンなshamonです。
「野良犬の塒」サイトで紹介されてた「STUDIO VOICE」の神山監督のインタビューもおもしろいですよ。
「エンタテイメントに必要なのは○○と△△の連鎖」
の発言に納得(^^)。
WEBアニメスタイル
http://www.style.fm/index.html
では
神山健治の「監督をやるなら観ておきたい20本」
http://www.style.fm/as/04_watch/watch20_1.shtml
ってインタビューもありますね。
これもいい内容でした。
ここの「アニメの作画を語ろう」では
沖浦氏、西尾氏、井上氏のインタビューもあり。
投稿: shamon | 2006.04.22 07:52