■現実の都市がミニチュア化 写真家 本城直季
本城直季は、都市や建物をミニチュアのように撮る写真家だ。
彼の手に掛かると、どんな重厚な建物もどこか現実感を失って、代わりに作りものっぽさ、軽やかさ、そしてかわいらしさといったものが付加される。本城直季は、都市や建物をミニチュアのように撮る写真家だ。
彼の手に掛かると、どんな重厚な建物もどこか現実感を失って、代わりに作りものっぽさ、軽やかさ、そしてかわいらしさといったものが付加される。
上のコンビナートとリンク先の写真を観てください。これを観て、実景と思う人はほとんどいないでしょう。
写真の技法を使って、リアルさをこのように改変できるというのが、とても面白い。円谷特撮で育った身としては、この逆転の発想には脱帽です。
さらに考えてしまうのは、この手法をさらに逆転して、ミニチュアをハイパーリアルに撮る方法はないのかなー、ということ。そんな写真があったら見てみたいものです。
◆関連リンク本城 直季著『small planet』(Amazon)
Miklos Gaal『Sightseeing Tour』(Amazon)
・TOKATSU Film Festival 2005 東葛映画祭 上映映画詳細.
フォトグラファー:本城 直季 Naoki Honjo 1978年生まれ。
東京工芸大学芸術学部写真学科卒業、同大学院芸術研究科メディアアート修了。人物や建造物をミニチュアのように撮る独特の手法 で人気を集め、現在雑誌や広告の分野で活躍中。
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