■CDメモ 原正孝(原将人)『 はつくにしらすめらみこと』
原正孝 - はつくにしらすめらみこと - @TOWER.JP
本当に本当の奇盤中の奇盤!映像作家、原正孝が残した唯一のアルバムが初CD化!
「商業映画の対極、日本のインディーズ映画のカリスマ」「天才中の天才」原正孝=原将人。本作は、制作・演出・脚本・撮影・主演・音楽・演奏・編集、更には上映の際の映写技師、モギリまで原正孝がたった一人で行った、8時間に及ぶ衝撃的な8mmカラー映画『初国知所之天皇(はつくにしらすめらみこと』(1973年作品)の音楽作品。音楽は早川義夫から直接の手ほどきを受けたという。決して上手いわけではないが、エレクトリックピアノを弾きながらの原正孝の歌は、音楽的な完成度を超えて鬼気迫るものを持っている。
1.旅に出る唄 7.極地直行
2.はつくにしらすめらみことのテーマ 8.数限りない夜に耐え
3.少女の唄 9.街の唄
4.心をたわめ身をたわめ 10.途切れ途切れに辿る
5.流離の思い 11.墓地にて
6.あてのない旅 12.あてのない旅
[解説] 北中正和(復刻ライナー) 、岸野雄一(書き下ろし)
あの長編自主制作劇場映画(^^;)『20世紀ノスタルジア』(すでに10年前!)の原将人監督の1973年作品のCD。インディーズでも幻の作品と言われているようです(関連リンク参照)。
『20世紀ノスタルジア』でも原監督の作詞作曲の歌がミュージカル的に使われていました。この映画が大好きな僕は、なんどi-Podで聴いたかしれません(ニューロン、バチバチ!)。
あの映画での歌と音楽も、独特のスタイルだったわけですが、今度でたこのCDは、自作自演。関連リンクの絶賛の言葉を読んで、Amazonで思わず注文してしまった私です。後日の感想を待て!(って、これは誰も待たないかも(^^;))
原将人監督の次回作、切望しています。早く撮影がスタートすることを祈ります。
◆関連リンク
・diskunion日本のロック・インディーズ館: 原正孝 奇跡の初CD化
「イージーライダー」のニューオリンズの墓地のシーンのような、めくるめく映像のバックで流れる決して上手いとは言えない原監督の、童謡のようなアシッドフォーク調の歌は他に類を見ない程であるが、手ほどきを受けたと言う事もあってか、早川義夫氏の「かっこいいことは、なんてかっこ悪いんだろう」の影響は強く感じられる。某廃盤専門レンタル店で借りた音源をテープにして持ってはいたが、とうとうオリジナル盤を手に入れる事は出来なかった。そんな並々ならぬ思い入れを持った私には、このCD化は歴史的事件とさえ思えてならない。
・円盤
希代のアシッド・フォーク超名盤!!早川義夫に手ほどきされたというシンプルで不安定で純粋極まりない信じられない歌の数々が、彼自身のエレピを中心にした演奏を伴って、かろうじて現実世界に音として残ったような素晴らしい作品!!これが歌だ!!全員聞くように!!
・原正孝(原将人)『はつくにしらすめらみこと』(Amazon)
・当Blog記事 原將人始動 ! 『仲よき事は 美しき哉』
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