■ハイビジョンレポート 川合次郎兵衛塚1号墳
HDR-HC1を持って、ご近所の世界遺産(?)を調査に行ってきましたので、ご報告。
川合次郎兵衛塚1号墳(公式HP)
次郎兵衛塚1号墳は、出土した須恵器から古墳時代の終わりごろ、7世紀の初めに築かれたものと考えられます。すべて川原石で葺かれた墳丘は二段に築かれており、平坦なところにもこぶし大の石が敷かれていました。
復元を終えてみると、古墳の頂上以外で目にするものは石ばかりで、その姿は見る人を威圧するかのようです。まわりを巡る濠も人を寄せつけません。
実は我が家から車で5分のところに、こんな古代の遺跡がありました。引っ越してきたこともあって、不勉強で知りませんでした。子供が学校で見学に行って、近くにあるのを知りました。どうやら近くを流れる木曽川と飛騨川の自然の恩恵を受けて、けっこう古代には栄えていたらしいです。
これは、一辺29.5mという巨大な石積みの古墳(方墳と言うらしい)ですが、言ってみれば日本のミニピラミッド。こんな雄大なものが近所にあってなんか感動。エジプトのピラミッドへは一度は生きてるうちに行ってみたいと思っていますが(きっと行けない)、こんな近くでまさかこのようなものが見えるとは。
古墳って、前方後円墳とか、土の塊の小山というイメージが強くて、こういう石積みのものは知らなかったので、観てびっくり。石は木曽川から豊富にとれたものなのでしょうね。みんな丸っこい川原石でした。
登ってみたかったのですが、残念ながら禁止でした。
土に埋もれていたようですが、もしかしてこれもミミズの仕業(^^;)。
いや、冗談じゃなくて(^^;)、古代遺跡が土に埋もれているのは実はミミズが周りの土を数千年かけて掘り起こすのが原因、と栗本慎一郎の本で読んだことがあります。これ、遺跡が何故埋もれているか不思議だったので、目から鱗でした。
小さいことの積み重ねなので破壊されることもなく、徐々に埋もれていくというところが時間のスケールを感じさせます。
◆関連リンク
・ボロ具は懐古の薫り☆気儘に全般...etc.さんの記事によると、石積みは全国でも珍しいそうです。
・古墳公園 日本各地の古墳の写真を掲載されています。これで見比べると、次郎兵衛塚、なかなか大物の風格。しかも美しい。
・東海古墳★NAVi☆ 川合次郎兵衛塚1号墳
岐阜県指定史跡 1辺30mの2段の方墳で、墳丘全面に貼られた川原石が復元されています。3基の横穴式石室を持ち、中央の主石室は全長15.5mの複室構造で県下でも最大級の規模です。
・2ch 「遺跡は、何故、地中に埋まっているのか? 」では、ミミズ説も書かれていますが、決定打にはなっていません。
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