■デジスタ 淀川テクニック
NHKデジスタ 2006年6月 17日放送 (第260回)
キュレーター:ヤノベケンジ テーマ:「インスタレーション」
NHKデジスタで今週のベストセレクションに選ばれた淀川テクニックのご紹介。
ヤノベケンジ
本当に迷ったんですけど、やっぱり「淀テク」の力ですね。あまりにもオリジナル。表現の仕方から表現の場から、環境全てをベースから作り上げてる強さみたいなものがある。彼らが出ていくことによって、たくさんの人の意識が変わると思う。
「野生」を知性と感性で美しくまとめる事が出来る希有な才能である。大阪在住の二人組のユニットは淀川の堤防沿いを自らのスタジオとし、そこの漂着或いは廃棄されたいわばゴミを素材にインスタレーションを作り上げている。一日の殆どを淀川で過ごし、宝物を探すようにゴミを見つけ、仙人に問うようにホームレスに教えを受け、縄文人のように生きるごとくものを作る。(略)(美術作家ヤノベケンジ)
大阪の淀川のごみで作られた芸術のパワーが素晴らしい。コンセプトアートとしての側面と、作品そのもののイメージがマッチしていて、凄くいい。僕は<黒い魚>も好きでしたが、<フセチャン>が最高!!
大阪へ行った時は、是非、淀川で本物の作品を観てみたいと思います。イベントとして開催されている<淀川ピクニック>もなんだか楽しそうでいい感じ。
こうしたアートが各地のゴミに溢れた河川で広がっていったら素晴らしいですね。
◆作品ギャラリー他 リンク
・NHKデジスタ ベストセレクション集 ここで淀テクの動画が観えます。
・タウンポートアーティストボックス淀川テクニックギャラリー
フセチャンはここ。
・淀川テク日記 ご本人たちのBlog
PS.
今週は、岡本高幸氏の作品「Xマン:Xman vibration-96」(バイマン)も素晴らしかった。体に96個の万歩計を付けて各部の振動をセンシングし、体に貼り付けたヴァイブレータ(マッサージ用の電気刺激のやつ)でその動きを倍にして各部を振動させる。
人間の感覚と知覚のアドベンチャーという感じで、是非体感してみたい。こういう未知の体験にいつも焦がれてます。
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