■『小松左京全集 完全版』プロジェクト
今週は究極映像研 小松左京週間となっております(^^;)。
小松左京『SF魂』、もちろんタイトルに惹かれて買いました。
ひさびさに小松氏のSFへの熱い想いに触れています。(感想は明日にでも、、、。)
巻末の年譜を読んでいて、全集の企画があることを知りましたので御紹介。
『小松左京全集 完全版』は、小松左京事務所と城西国際大学出版会との協働のもと、オンデマンド出版で刊行することになりました。
『小松左京全集 完全版』出版プロジェクトは、
・大学における「小松左京学」の確立と展開をめざしています。
・小松左京事務所と協働して「小松左京アーカイブ」の一環として行っています。
・「オンデマンド出版」という次世代出版システムを先導的に活用し、新しい時代の出版人材の育成を目指す「メディア学部」の教育の一環として取組んでいます。
常に未来を思考してきた小松さんらしい企画です。他にもこのような形で全集を出している作家はいるのでしょうか。
あと城西国際大学の「小松左京学」への取組み、「小松左京アーカイブ」、これらも興味深いですが、今のところ、同大学HP他ネットには情報がないようです。詳しく知りたいものです。「小松左京学」は、是非学んでみたいものです。作品の解析だけでなく、どうやったらあのような博覧強記に成れるのか、という「学」も学んでみたいものです。
◆関連リンク
・このオンデマンド出版は、コニカミノルタビジネスソリューションズ(株)「リアルタイムパブリッシング」システムを利用するとのこと。
・小松左京がメディア学部主催のシンポジューム「オープン・プラットフォーム化による出版の新しいビジネスモデル」に参加しました。 城西国際大学と小松氏はいろいろと関係があるようです。
・BookPark: オンデマンド版・小松左京全集 もうひとつのオンデマンド出版。こちらは2000年からの企画。
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コメント
既に刊行本を発注します。
投稿: 門馬政彦 | 2007.03.30 01:57
shamonさん、こんばんは。
>>日経の「私の履歴書」では「日本アパッチ族」誕生秘話が終わり、氏が漫才の
>>「いとしこいし」さんの台本を書いた話が出ています。
うーん、『SF魂』と内容がダブっているように思えます。どう書き分けてんだろ??なんかエピソード自体は全部かぶっていそうですね。
>>「時をかける少女」、今日観てきました。
>>素敵なジュブナイルに仕上がってましたよ。
予告観てて、そんな雰囲気はしっかり感じます。にしても公開館少なすぎです。
投稿: BP | 2006.07.23 01:00
こんばんは。
この7月はAVANTIといい、日経といい「小松左京マンスリー」ですね。
日経の「私の履歴書」では「日本アパッチ族」誕生秘話が終わり、氏が漫才の「いとしこいし」さんの台本を書いた話が出ています。
「日本沈没」まではもうちょっとかな?
「時をかける少女」、今日観てきました。
素敵なジュブナイルに仕上がってましたよ。
投稿: shamon | 2006.07.19 23:05