■映画メモ ポン・ジュノ監督『グエムル -漢江(ハンガン)の怪物-』
『グエムル -漢江(ハンガン)の怪物-』(公式HP)
柳下毅一郎氏のKiichiro Yanashita's Murderous Pageで以下のように書かれていて、俄然興味がわいたこの映画、今週末公開でTVスポットがガンガン放映されています。
7/12(水)
ポン・ジュノは「韓国の黒沢清」だと思っている。いや、作風も何もぜんぜん違うんだけど、どこか似ているような気がする。で、この映画の場合だと、かつて黒沢清+高橋洋で構想されていた怪獣映画というのがあるんだけど、どうもそのことを思い出したね。
「韓国の黒沢清が撮った怪獣映画」、ワクワクしないわけにはいきません。
公式HPの予告編もセンス・オブ・ワンダーに溢れています。今週末、観にいこうかなーー。
◆関連リンク
・@ぴあ/ポン・ジュノ監督、浦沢直樹 対談/映画/最新ニュース(ぴあ9/7号に詳細)
浦沢直樹「共通点は悪」。韓国“怪物”監督と意気投合!
作品を作る際に「常に浦沢作品を片手に持ちながら脚本を書いたようなもの」というジュノ監督は、浦沢漫画における「悪の描き方に共感をおぼえる」と語り、サイコスリラー漫画「MONSTER」の具体的な場面を次々と挙げると、浦沢氏も「監督の作品と僕の漫画の共通点は悪と対決するときによく食べること。食べるという行為は悪に引き込まれないように平常心を保つ行為なんです」と指摘。
この対談によると、『グエムル』は『20世紀少年』を片手に持ってシナリオを書いたそうです。
・珍品堂本舗 CHIN-PIN-DO-HONPOさんの黒沢清『水虎(KAPPA)』第一稿紹介
黒沢清監督が準備していた水虎(KAPPA)という映画の台本(第一稿)です。内容的にはワニガメが人を襲うジョーズ系の映画なのですが、企画していた映画会社が倒産したために流れてしまいました。
これが構想されていた黒沢清怪獣映画ですね。観たい!&シナリオ読みたい!
・黒沢 清『映像のカリスマ』(Amazon)
「キネ旬」に掲載された高橋洋との『水虎』をめぐる往復書簡がこの本に納められているようです。(映画をめぐる怠惰な日常さんより)
・んで、 水木しげるの妖怪ワールド 妖怪大全集より 水虎(すいこ) (右)
・ポン・ジュノ監督作品 DVD (Amazon)
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