■モルフォビジョン Morphovision ゆがむ立体 もしかして、新しい芸術ジャンルの誕生!!?
shamonさんよりおしえてもらった奇妙な映像作品
Morphovision 詳細 ゆがむ原理 岩井俊雄氏解説 (公式HP)
「モルフォビジョン」は高速回転する物体に特殊な光を照射することで、目の前で硬い立体物が柔らかく変形したり、バラバラになったりといった視覚的イリュージョンを作り出すシステムである。ここでは、家のミニチュアを高速回転させ、タッチパネルの操作で、照射する光のパターンを選び、変形をさまざまに変えることができる。パターンの中には、物体をアニメーションのようにグニャグニャに変形させてしまうものもある。これらの効果は、物体の高速回転とシンクロして、物体上をスキャンする光を照射し、その光の形状をリアルタイムに変えることで実現している。
NHK放送技術研究所 News
NHK INFORMATION 立体像提示装置「モルフォビジョン"morphovision"」を開発
「モルフォビジョン」は、暗室の中で高速回転している物体に、回転するミラーを用いてスリット状の光をスキャン投影します。スキャンの間に物体が同期して回転するため、眼の残像効果により、物体そのものが変形しているように見えます。
NHK放送技研とアーティスト岩井俊雄氏の共同開発品。
原理はこちらで観ていただくとして、残像効果とプロジェクタを活かした新しい映像世界が広がっているようです。
この例では、ゆがむ家となっていますが、これは相当奥の深い技術じゃないかと直感。
プロジェクタで照射する映像は無限にあるわけだし、さらにそこにスクリーンに相当する立体造形物×回転速度コントロールが可能で、この組み合わせだけ考えても、もしかして全く新しい芸術ジャンルと呼んでも良いような広がりがありそう。
アートとしての展開。広告媒体としての利用。コンピュータゲームとしての可能性。アニメーションの立体上映、、、、多種多様にアイディアが沸いてくるのではないか。岩井氏他、今後の展開がとても楽しみです。
2006年10/中旬以降、放送技研のエントランスホールで実物が展示されるらしい。是非、観てみたい。こういうの大好きです。
◆関連リンク
・岩井俊雄氏のBlog TENORI-ON開発日誌より
・Morphovision at SIGGRAPH2006 シーグラフでの評判
・Morphovision in 360VR.com
360VR.comに掲載されたモルフォビジョンの360°ヴァーチャルリアリティ映像
・Emerging Technologies: SIGGRAPH 2006(シーグラフ公式HP)
・デジタル・スタジアム「体験!デジスタ・ミュージアム2005」
・岩井 俊雄著 『いわいさんちへようこそ!』(Amazon)
・『岩井俊雄の仕事と周辺』(Amazon)
・『どっちがへん?』(Amazon)
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コメント
shamonさん、こんばんは。
>>エッシャー?ガウディ?っぽくて楽しいですよね^^。
>>高層ビル群の模型なんぞ置いたらおもしろそう。
そうでしょ、いろいろ置いてみたくなる。こんなの家に一台あったら一日遊んでいられそう。
いっそのこと、売りに出したらいいのに。
>>しかし肝心の展示期間が技研のHPに載っていない・・・^^;。
10/中旬以降とぼんやりした書き方でよくわかりませんね。
shamonさん、もし技研でいつかみられたら、どんなだか、教えてくださいね。いつもお願いばっか(^^;)
投稿: BP | 2006.11.02 23:07
こんばんは。TBありがとうございます。
くにゅっとなった家の映像が
エッシャー?ガウディ?っぽくて楽しいですよね^^。
高層ビル群の模型なんぞ置いたらおもしろそう。
>放送技研のエントランスホールで実物が展示されるらしい
エントランス奥にある「NHKアーカイブス公開ライブラリー」
http://www.nhk.or.jp/nhk-archives/home.html
の隣のスペースかも。
エントランスは一般も出入り可能のはずです。
(地域の人に一部スペースを貸し出してる)
しかし肝心の展示期間が技研のHPに載っていない・・・^^;。
投稿: shamon | 2006.10.31 22:53