■アンビリバボーなうちの中学校
奇想コレクション
うちの娘の中学校が不思議な空間になっている(^^;)ので、2題ご紹介。
◆フジテレビ アンビリバボー06.10.12 前世スペシャル
(稲垣勝巳著『前世療法の探究』より)
この番組に娘の中学の教頭先生が登場。教頭の睡眠療法により前世の記憶を語る女性のVTRと、その語った内容の検証。日本では前世の証拠として、ここまで事実と整合している例は珍しいのだとか。長文だけど、語られたのはこんな内容。
中部地方で現役の中学校教頭を務める稲垣勝巳先生は、教育催眠を中心に催眠療法に取り組んできた。(略)過去の記憶にさかのぼってストレスの原因に迫るのだが、時に本人の知り得ない記憶が出てくることがある。
しかし稲垣先生は、これが前世の記憶であるということには疑問を持っていた。(略)生徒の母親・理沙さん(主婦・仮名)が退行催眠を受けたのは2005年6月4日。(略)理沙さんはすぐに深い催眠に入ると、現在とは別の人生について話し始めた。桑畑で桑の葉を摘んでいるという。名前はタエ、13歳、安永9年、シブカワ村、上州、上野(こうずけ)国(現在の群馬県)に住む孤児だという。
さらに3年後の話を聞くと、年号は天明3年、あさまのお山が大分前から熱くなって、火が出るようになり、白い灰が毎日積もるという。
彼女はさらに天明3年7月、七夕様の時、龍神様と雷神様がアガツマ川を下り水が止まって危ないので、私がお供えになります、と話す。稲垣先生が「命を失いますよ」と問いかけると、「みんなのためになって嬉しい」と答える。噴火と止まった川の水。龍神と雷神の怒りを鎮めるため、タエは橋に縛られ、いわゆる人柱になったという。(略)
長文引用&オカルトチックですみません(こういう記事書くと、Googleの検索結果でガードがかかるというのは都市伝説??)。
番組ではひとつひとつの事実が正しいことを証明。結構驚愕だったりするのだが、気になったのが「龍神様と雷神様」「タエ」「人柱」という言葉。
このキーワードがなんか昔TVドラマか映画で観たような気がする。もしかしてこの人、子供の頃に感情移入して観た史実に基づくドラマが記憶に沈潜して睡眠で語ったのかも。で、それを前世として勘違いしている。
気になって、そういうドラマか映画がないかと、ネットで調査。
残念ながら、このキーワードでひっかかるものは見つからない。僕の仮説は証明できず、こうした環境の学校にかすかな不安を感じざるを得ないので(^^;)、誰か何か思い当たるものがあったら教えてください。
検索の過程で見つけた面白い年表。労作。
→福岡大学漫画研究愛好会 <空想科学総合歴史年表> 総合歴史年表
◆「わたしのできるのは、透視」
同じ中学の2つ目の奇想なエピソードは数年前のこと。(友人たちに宛てた当時の僕のメールを抜粋。基本的にこのBlogでは自分の周囲のことは書かないのだけど、これは時効(^^;)になりつつあるので、、、。)
先日、娘の中学の入学式へ行って、SFに遭遇した。
入学式の後、学級開きという行事がある。クラスで初対面の先生と生徒が自己紹介、父兄は学級参観の形で同席する。
うちの娘の先生は、二十代の女の先生でしっかりした感じ、しかも明るいとても良い雰囲気の方である。はじまってしばらく、生徒の心をキャッチする先生の愉快な冗談と、教え子が病気で亡くなったという悲しいエピソードを交えた話。
先生のやさしい人柄がにじんでくるような自己紹介で、ここまでで父としての僕は娘をあずけて安心と直感。
すこしクラスの緊張もほぐれてきたところで、、、。 次の話がスタート。
・みんな、幽霊は信じてる? 先生は見えるよ。ここの理科室は大丈夫。
・UFOは、先生、信じていない。だって見たことないもの。
・超能力は信じるよ、先生はできるから。
「わたしのできるのは、透視」
え、何、冗談、、、、黒子に徹すべき子供の授業参観だというのに、僕は思わず大声で笑っちゃいました。いや、絶妙の間でした。まさかこの場でこんな話が語られようとは、、、。
その後、先生はおもむろに湯呑み3つと、ビー玉1ケを取り出す。子供にビー玉を湯呑みのひとつに入れさせて、どれに入っているかを担任が当てる。
3回やって、すべて的中。1/9の確率である。悪ふざけをするタイプには見えないから、何かの話の落ちがつくのか? 実は学生時代、手品部だったとか、と思っていると、そのまま学級開きはおしまい。え、え??何、これ。
まさしく、狐につままれたとはこのことで、妻と僕はきょとんとして教室を後にしたのでした。(以上、メール引用)
そして1年。結果はとても良い先生で、娘も彼女を大好きだったし、僕らも安心したわけですが、今回のアンビリバボーを見て、何故にこうした自己紹介が普通に学校で実施されていたか、なんだかわかったような、わからないような気になっています。
こんな奇想コレクションのようなうちの学校が、実は好きです(^^;)。
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コメント
稲垣勝巳さん、こんにちは。
ご本人からコメントいただき、感謝です。
>>現在は教職を早期退職し、ライフワークである催眠研究の実践をマイペースで進めています。
僕は本文でも書きましたが、前世というものは現実にどういうメカニズムで人の脳内に発生しているか興味があります。
偶然の積み重ねによる確率論的な現象のような気がします。数十億人の人間に超低確率で発生する前世。
超自然現象であることが希求されていることも現実ではあるのでしょうね。
人間には不可思議なものが不可欠かも。
投稿: BP(稲垣勝巳さんへ) | 2009.06.06 08:39
ご紹介いただき恐縮です。
稲垣勝巳です。
現在は教職を早期退職し、ライフワークである催眠研究の実践をマイペースで進めています。
ご興味のある方は、mixiコミュニティ「前世療法の探究」を覗いてみてください。出版以後、やってきたこと考えてきたことが公開してあります、
投稿: 稲垣勝巳 | 2009.06.01 14:28
返信ありがとうございました。
催眠療法は、やっていないということで
とても残念ですが、また何かの情報があればおしえて
頂けたら有難いです。
投稿: ☆fumi☆ | 2006.11.17 21:18
☆fumi☆さん、はじめまして。
>>受けることが出来るかをご存知ですか?
そういうことはしないと学校では説明されていたようです。
目的が違う催眠療法ということは場合によってされることがあるそうです。タエの例もその目的で催眠したのでなく、偶然催眠療法の中で語られたようですね。
投稿: BP | 2006.11.17 20:59
はじめまして!名古屋に住む28歳、女性です。
稲垣勝巳先生をネットでしらべている途中、こちらのブログに
お邪魔してしてしまいました。
私は、とにかく前世治療を受けたくて仕方ありません。
精神的な病気ではなく、ある程度までは私の前世はわかって
いるのですが、詳しい年号や名前などを知りたいんです。
タエさんの様に・・・。
稲垣先生の前世催眠は、受けることが出来るかをご存知ですか?
どんな小さな情報でもいいので、教えていただけたら有難いです。
投稿: ☆fumi☆ | 2006.11.15 13:39