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2006年12月

2006.12.31

■ジェームズ・キャメロン監督『アバター』
  パフォーマンス・キャプチャー技術と3Dフュージョンカメラ

Jamescameron ジェームズ・キャメロン監督の新作「Avatar」、
 09年夏以降に延期
(eiga.com)

 キャメロン監督自身が明らかにしたもので、最新映像技術の開発に予定よりも時間がかかってしまう見通しからだという。
 「Avatar」は、キャメロン監督が11年前に脚本を完成しつつも、映画化実現に必要な技術が存在しなかったためにずっと温めていた作品で、過去14カ月、技術開発に取り組み、ようやく目処が立ってきたところだという。

James Cameron Updates His Sci-Fi Epic(firstshowing.net)

 「このフィルムは完全に新しい異星人の文化と言語の作成を必要とする。そして、私は"フォトリアル"なCGIキャラクタが欲しい」「高度な"パフォーマンスキャプチャー"アニメーション技術の開発に14ヶ月かけた。俳優はキャラクタを演じ、我々はそれをアニメートする」「我々はスタジオを設立した。そして、先週ピーター・ジャクソンとスティーブン・スピルバーグが私のツールを使って、1週間それらでプレーした。彼らは顔いっぱいににやりと笑っていた」「とても多くの新しいものが現在可能であるので、本当にエキサイティングな時間である」

James Cameron's Avatar moves ship to 2009 (slashfilm.com)

 アバターはキャメロンとVince Pace,Rob Legatoによって開発された「融合カメラシステム:Fusion Camera System」(別名 Reality Camera System)を撮影に使用する。フュージョンカメラは特に立体的な3Dにフィルムを撮るために開発されたデジタルハイデフィニッション(ハイビジョン)カメラである。

 eiga.comのニュースを元に、アメリカのキャメロンにインタビューしたと思しき原文にリンクしました。「高度なパフォーマンスキャプチャー」っていったいどんなものなのでしょう。
 既に『ロード・オブ・ザ・リング』のゴラムでモーションキャプチャーの技術はかなり進化しているはずなのだが、さらにどんな地平を切り開いているのか??興味津々。

 ひとつ参考情報で見つけたのは、「パフォーマンスキャプチャー」と「モーションキャプチャー」の違いを述べたこのページ。

SIGGRAPH2004 Computer Animation Festivalに見る先端映像動向と米国CGスタジオ動向(財団法人デジタルコンテンツ協会(よーするに税金使って映像研究?している機関。いいなー))

 (『ポーラー・エクスプレス』に関して)原作者に映画化権の交渉をしたところ、原作者の油絵質感のまま映画にするならという絶対条件を飲んで映画化が始まった。
 セルアニメでやるか、実写合成とするかという事も考えたが、結局、パフォーマンスキャプチャーという新手法を考え出した。これはモーションキャプチャーではないというのが彼らの主張で、この手法ではフェイシャルキャプチャーとモーションキャプチャーを同時に行い、これらのモーションデータからアニメーションの動きを生成している。そのためViconMXの赤外線カメラを200台並べてキャプチャーした。監督のロバート・ゼメキスはこの手法が気に入ってもう実写には戻れないといっているが、実際に次回の制作が9月から始まっているが、同じ手法を使っている。

 要するに体の動きと顔の表情両方を同時にキャプチャーするのが、パフォーマンスキャプチャーということのようですが、キャメロンの進化版は一体どのようなものなのか。異星生物のフェイスキャプチャーというのは、俳優の顔からどうやるのか、そのあたりが鍵なのかも。

 『タイタニック』以降、TVシリーズやドキュメンタリーはあっても本編が一向に公開されないジム・キャメロン。『タイタニック』他で巨万の富を得て既に金銭的に充足し、映画自体を撮ることに強いモチベーションを持っていないようにみえます。で、関連リンクに過去のうちの記事で紹介してますが、3Dとか海底撮影とか自分の好きな撮影テクノロジー開発に興味が移っているようです。これがキャメロン作品のファンには残念。(究極映像的には当然楽しみなのですが、、、。)

◆関連リンク
・当Blog記事 スターウォーズを立体映画にする技術
 キャメロン『エイリアンズ・オブ・ザ・ディープ:Alien of the Deep』と新作情報
Avatar (Project 880) (2007)
The Dive (2008)
Battle Angel (Summer 2009)
ジェームズ・キャメロン、「銃夢」は後回し
ジェームズ・キャメロン、今度はダイビング映画に着手
映画館限定3D本格普及へ ハリウッド、DVDやホームシアターに対抗 
wikipedia ジェームズ・キャメロン

★★★★★★★★以下、Avatarのスクリプト要約★★★★★★★★
 ※自動翻訳による和文ですので、英文を見てください。
   キャメロン版デューン、といった感じ??

続きを読む "■ジェームズ・キャメロン監督『アバター』
  パフォーマンス・キャプチャー技術と3Dフュージョンカメラ"

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2006.12.30

■デヴィッド・リンチ監督と牛@『インランド・エンパイア』
   Nate & Matt meet David Lynch (and a cow)

YouTube - Nate & Matt meet David Lynch (and a cow)
 Youtubeで定点観測しているDavid Lynch×Inland Empireのキーワードで、面白いビデオがみつかりました。

 "Inland Empire"に主演したローラ・ダーンのアカデミー賞ノミネートへのキャンペーンを監督自らがハリウッドの路上でやっているという信じられない光景。今回、配給をリンチ自身がやっているということから、このような状況になっているのでしょうか。、、、それにしても、楽しんでやっているとしか思えませんが(^^;)。

 タイトルどおり、この映像はNateとMattというリンチファンがドライブ中に偶然見かけた光景をビデオに収めたもののようで、この臨場感がたまりません。

Lynch__cow
 "CHEESE IS MADE FROM MILK."、このリンチが口にするセリフは一体何なのでしょう。そして牛の横に置かれた垂れ幕の文字。

WITHOUT CHEESE THERE WOULDN'T BE AN INLAND EMPIRE
FOR YOUR CONSIDERATION LAURA DERN

 この言葉でローラ・ダーンをアカデミーに売り込んでいるわけですが、にしても"CHEESE IS MADE FROM MILK."っていったい。リンチ一流のギャグなのか、それともついに向こうの世界に逝ってしまったのか。つくづく不思議な監督です。ますますこの映画の公開が待ち遠しい!!

◆関連リンク
INLAND EMPIRE 「インランド・エンパイア[eiga.com 話題作超先取り]
 ここに牛の意味が書かれていました。でも謎。

 デビッド・リンチ監督自身が北米での配給を行うことが決定。製作会社のスタジオ・カナルは配給を離れ、518メディアという会社が劇場ブッキングをサポートする。
 リンチは全米10都市を回るプロモーション・ツアーをすると発表した、しかも牛を連れて。牛を連れて回る理由は、リンチいわく「この映画の撮影中にチーズをたくさん食べて、しあわせな気持ちになったから」だそう。またDVD権はライノ・エンターテインメントが入手。このDVDには3時間の本編とは別に特典映像が付き、発売は劇場公開後の07年夏を予定。リンチは「自分で配給することになったので、作品をどのような形で見せていくかを、自分で決められるようになった」と意欲満々。

・Sherilyn's Favoriteさんの「インランド・エンパイア プロモ&プレミア
 牛とプロモートするリンチの写真が掲載されています。

<当Blog記事>
デヴィッド・リンチ監督『インランド・エンパイア』予告篇
『インランド・エンパイア』ベネチア映画祭上映
新作 "Inland Empire" ・Inland Empire続報
YouTube - デビット・リンチ作品 vol.1

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2006.12.29

■東京駅前 直径6m球体スクリーン ビデオバルーン
   フランス カザール・ビジョン社 シティスフェアー360°

City_sphereLIGHTOPIA - シティスフェアー 動画有
 (アムニス㈱ビデオバルーン公式HP)

直径6m 東京駅前に巨大な球体スクリーン

 イベント「光都(こうと)東京・LIGHTOPIA」の一つ(略) 映像装置はフランス製で、空気で膨らませた直径6メートルの球体に360度映像を映し出す(読売新聞)

光都東京・LIGHTOPIA - シティスフェアー (公式HP)

 光の予兆の象徴的な企画として、世界最新技術を駆使して作られた直径約6mの大型球状プロジェクター「シティスフェアー」を東京駅前に設置し、日本の四季をテーマに映像と音をシンクロさせながら上映します。
2006年12月26日(火)~12月30日(土) 17:00~21:00

 TVニュースで見て、球体スクリーンというのが面白そうだったので、調べてみました。

 これは、アムニス㈱というところが代理店をしているフランス カザール・ビジョン社のビデオバルーンVideo-balloons(公式HP)というもののようです。ギャラリーには下のような写真がいっぱい掲載されており、そちらで観る限りなかなかよさそう。
 CITY SPHERE 360°(movieあり)というのが今回使われたシステムで、巨大な風船にプロジェクタで投影するタイプのもののようです。

Video_baloon

ビデオバルーン:強烈なビジュアル・インパクト
 (在日フランス商工会議所 ニュースレター)
 

フランスでは6年前から市場に登場。
ビデオバルーンには、次の3種類があります。
へリオスフェアー180
 床に設置して、あるいは吊り下げて使用することが可能。サイズは最大10メートルまで。
空中で使用できるヘリオスフェアー180(ヘリウムガスを注入)
 屋外のイベントなどに。あらゆるタイプの映像の映写が可能。
シティスフェアー360
 360度の角度で映像の映写が可能。床に設置して、あるいは吊り下げて使用することが可能。

◆関連リンク
MY★RECORD: ★ 東京駅「シティスフェアー」-3
 こちらのブログに写真とレポート。強風で中止になったり、人が集まってなかったり、残念ながらイベントとしては不発との感想。
シティスフェアー360の映像(YouTube)
 火星とか地球の映像がなかかな素晴らしいです。観てみたいものです。日本の科学館でも導入すればいいのに。
・上の映像は、球体プラネタリウムScience on a Sphereのもののようです。この正体がシティスフェアー360だと思われるが、実は未確認。
OmniGlobe
 別の球体スクリーン。ビデオプロジェクター1台で実現しているらしい。

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2006.12.26

■アニドウ『DVD世界アニメーション映画史(全10巻)』

World_anime_2

「アニドウからのお知らせ 2006.12.2」より引用。
 (アニドウ・ホームページ)

●「DVD世界アニメーション映画史」(全10巻)が完成しました。
 第一巻エミール・コール他、第二巻ウィンザー・マッケイなどアニメーションの歴史を眺望する待望の大企画です。

 製作:アニドウ
 発売:コロムビア・ミュージック・エンターテイメント
 販売:紀伊国屋書店
 解説:望月信夫、供野孝司

 しかし、これは図書館など公共団体向けの商品ですので、定価はとても高いのでここには書きません。一般向けの販売はあるのか?それは謎です。

 リンクははりましたが、上記のいずれのHPにも情報がありません。でも、これはまさに伴野孝司氏,望月信夫氏 共著、なみきたかし氏 編集の『世界アニメーション映画史』(右上書影)のDVD版なのでしょうね。

 「図書館など公共団体向けの商品」とのことなので、うちの街の図書館で聞いてみようかな。で、リクエストして入荷されたら最高に幸せ。皆さんもリクエストをしてみましょう!!(でも高いとうちの街では入荷されないかも、、、。)

◆関連リンク
・ビクターのHPを探していたら、チェコアニメのDVDが廉価版で再販されていました。“チェコ・アニメーション サンキュー・プライス”ということで、 1万円近くしていたものが、3,990円に。壮観なので、DVDのパッケージ画を並べてみます(クリックでamazonへリンク)。
イジー・トルンカの世界Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ
ヘルミーナ・ティールロヴァー
チェコアニメ新世代Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ
チェコアニメ傑作選Ⅰ,Ⅱ
ガリク・セコ短編集

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2006.12.25

■新刊メモ 『森のバロック』 『ひとりっ子』
    『最後のウィネベーゴ』

中沢 新一『森のバロック』

 南方熊楠の思想に内蔵された未来的可能性。
 森の中に、粘菌の生態の奥に、直感される「流れるもの」。自然・民俗研究の末織り上げられた南方マンダラとは? 後継者を持たない思想が孕む怪物的子供の正体。
 後継者のいない南方熊楠の思想、「旧石器的」な思考の中に、著者は未来の怪物的な子供を見出す。対称性理論への出発点となった記念碑的著作。

 長いこと単行本しか出ていなかったこの本が文庫化されたので御紹介。
 今年読んだ本の中で最も刺激的だった本(下記リンク参照)。熊楠本人の一次資料にはまだあたったことがないので、どこからが中沢新一の考え方でどこからが熊楠のものか、僕には知る由はないのだが、ものごとの全体的なとらえ方とか、もの凄く考えさせられる論考。センス・オブ・ワンダーを味わいたい方には必読と言っておきましょう。

<当Blog記事>
中沢新一『森のバロック』 総論第一章, 第二章
 本当は第三章以降も続けて書くはずだったのだけれど、ここで止まってます(^^;)。

グレッグ・イーガン/山岸 真訳『ひとりっ子』 (早川書房HP)

 イーガンの日本オリジナル短編集第三弾。いままでの2冊が素晴らしかったので、これも期待。長編も好きだけど、短編もいい味出してるので。
 次のイーガンは、奇想コレクションの『TAP』ですね。ということで、これも紹介↓

コニー・ウィリス/大森 望訳『最後のウィネベーゴ』
      (河出書房新社HP)

河出書房新社 奇想コレクション

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2006.12.24

■能楽師 山井綱雄 『能舞エヴァンゲリオン』(EVA AT WORK)

EVA AT WORK work12 「能舞エヴァンゲリオン」 山井綱雄(能楽師)
    (編集長メモ:【NEWS】「能舞エヴァンゲリオン」公開開始!より)

Eva_nou_306.12/22-12/26限定公開。22分間のムービー。
(トラフィックが悪く、観終わるのに40分くらいかかります。)

山井綱雄公式サイト
山井綱雄のコラム 「能舞エヴァンゲリオン」動画

能舞エヴァンゲリオンでは、新作は用いず、古来からの伝承曲5曲を抜粋して用いました。
「清経」「黒塚」で、碇シンジ少年の人生の苦悩を
「生田敦盛」で、エヴァ初号機の覚醒しての戦闘場面を
「百万」で、シンジの母・碇ユイの息子を思う心情を
「恋重荷」で、母・碇ユイの息子を守るという決意を
それぞれ表現しました。 

 凄く野心的なアプローチだと思う。上の山井綱雄氏のコラムでは、「私としては、どんなご批判・反対意見も覚悟の上での作品発表です。 ただ私は、能もエヴァも、冒涜も侮辱もするつもりはありません」と書かれている。能楽の世界では、この試み、かなり異端扱いされるのでしょう。

 EVA19話「男の戰い」で覚醒した初号機の映像は、素晴らしく幽玄な雰囲気を作り出していた。アニメータ磯光雄によって描かれたあの驚異的な映像は、日本でしか描けない夢幻な空間になっていた。

Eva_yugenn  あのシーンがあったから、今回、能という形態が選択されたのかどうか、よくはわからないが、とても面白い試みだと思う。(ただリンク先で観る能の映像は、少々退屈であったりするのだけれど、、、。おそらく僕が能というものを知らないからなのだろう。)

 今回の能のマスクは、いささか初号機というには表情的に厳しい。もっとアニメのマスクと近いデザインでもよかったのではないか。左の形態を顔だけでなく、体まで写し取って能の衣装が作成されていたら、もっと凄い表現になっていたのではなかろうか。振り付けに磯光雄の協力を仰ぐとか(^^;)。

 、、、、というのが期待値としてあったわけです。

・当Blog記事 アニメータ磯光雄

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2006.12.23

■プレステ3は映像処理スーパーコンピューターになれるか?
  PLAY BEYOND SuperComputer PS3

Ps3_flops_3
PLAYSTATION 3

 プレイステーション3が普通にうちの近所の家電屋でも在庫がある。60GBモデルで59,800円。楽天とか価格.comでみてみると最安価格はまだ6万円台だったりするけど、街では既に通常の価格体系。(楽天では20GBモデル31,500円という値段も)

 発売からまだそんなに経っていないクリスマス前でこの状態ということは、つまり端的に売れていない、ということなのだろう。となりでWiiは抽選販売の行列。
 大丈夫か?久夛良木健!CELLのコンセプトにはワクワク感を感じるので、スーパーコンピュータと比較して、少しだけPS3を応援してみます。

 左の図は、浮動小数点演算能力をスーパーコンピュータと比較したもの。単純にこれだけで性能は云々できないのだけど、それでも90年代後半のスーパーコンピュータと同等レベルのFLAPSのCPUが家庭へ簡単に導入できる現実というのはもの凄い。(ちなみに下記のリンク情報では、インテルは現在CELLの1/20の速度。2011年にCELLに追いつく計画らしい)

 CGの演算や物理シミュレーションで抜群の威力を発揮するこの速度は、高精細なゲームに当然有利なわけだけれど、PCとして使っても画像や動画、3D-CG処理に優れているわけで、Linuxで立ち上げて各種映像関係のソフトをビュンビュン動かせる環境ができるといいですが、、、(今Linuxは下のリンク先のような感じで動くようです)。
 ブルーレイともども、安価なスーパー映像マシンとしても使えるようになれば売り上げに貢献するか? (かなり限定的なユーザ対象か、、、ハイビジョンハンディカムのノンリニア映像編集機能+ブルーレイ録画マシンというのがコンシューマ向けのソリューションかもね)。

 しかし近所の家電屋で無造作かつ乱雑にプレステ3が床に放置され、横を客が見向きもしないで通り過ぎる光景を見て、本気で僕はソニーが心配になった。家電屋の床にスーパーコンピュータ放置してていいのかよ! って。CELLの5000億円に及ぶ投資をどう回収するか、きっと思案し続けるSONY社員はクリスマスイブでも休日出勤しているのだろう、、、頑張れ。
☆追記 次の日には全て売り切れていました。それなりに売れているようです。ただ同じ店でWiiは10倍の競争率で抽選してたからなー。

Playstation3でLinuxを起動させる様子のムービー - GIGAZINE
Fedora Core 5 on Playstation3(+cpuinfo meminfo)
 ブラウザがさくさく動いている映像
Open Platform for PLAYSTATION3 ダウンロードはこちら
・ソフトウェアリストには現在ゲーム以外アプリは挙がっていない
PS3でYouTubeは見れました。インターネットブラウザ編

久夛良木健さんインタビュー(HiVi web[ハイヴィ ウェブ])
 リンク先に詳細は書いていないが、今月のHiVi誌でスーパーオーディオとしてのPS3が語られている。

◆関連リンク 当BLOG記事
MAC OS on CELL 
PS3は映像を熟成する究極映像装置か?!

 以下、ネットの関連記事(長文)

続きを読む "■プレステ3は映像処理スーパーコンピューターになれるか?
  PLAY BEYOND SuperComputer PS3"

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2006.12.21

■マツダCX-7 (MX-CROSSPORT)

Cx7_3

マツダCX-7(公式HP)

 SACさんのコメントにあったマツダのSUV、ついに日本発売されました。昨年のモーターショーで、MX-CROSSPORT(クロスポート)と呼ばれていたモデルですね。このワインレッドのなまめかしいカーブが素晴らしい。マツダらしいデザインです。

 ただ以前レクサスと比較して記事にしたことがあるのですが、今回の写真を見ていると、マツダデザインの特徴の一つであるフロントのフェンダーとボンネットの間のカーブがショーモデルの方が滑らかだったような、、、。気のせいor写真の光の加減かもしれません。(それともこのカーブを追従したLEXUSが、その作りこみの技でマツダを凌駕したので、LEXUSを見慣れた眼にはこのように映ってしまうのか??)

 なんにしても写真でなく、実物を週末に見てこようと思います。

Cx7_int
 インテリアはショーモデル(左)に比べると、やはり量産(右)は少しおとなしくなってますね。
 特に円形のモニタ(?)はしっかり四角に変わっている。全体の雰囲気は似ていますが、やはりここは大胆で未来的な円形モニタで冒険してほしかった、、って無理ですね。

◆関連リンク 当Blog記事
"LEXUS L-finesse"    -Modern Japanese art meets automotive design-
 レクサスとMX-CROSSPORT(クロスポート)について。
山本嘉範編著 『THE MASTERPIECE essence of style』
 ユーノス500について。
シトロエン ハイブリッドコンセプトクーペ「C-Metisse」
Volkswagen Concept T
 こうやって今までのカーデザインの記事を集めると、なんとほとんどワインレッドのショーカーばかり。なんだこの色に弱かったのか??!!

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2006.12.20

■浦沢直樹著
『プルートウ PLUTO 4―鉄腕アトム「地上最大のロボット」より』

『PLUTO 4 豪華版』

 『プルートウ』4巻が出ました。オリジナル誌の立ち読みで見逃してる部分があるので嬉しい(^^;)。(ところで『プルートウ』なのか『プルートゥ』なのか?たぶん表紙のロゴから言うと、前者なのでしょうが、、、)

 今回もアクションシーンが迫力。浦沢直樹でこれだけ派手なシーンはなかなかないので、燃えます。漫画ってやっぱこういうシーンが多いと映えますね。紙面の躍動感が素晴らしい。ロボットの対決、凄く漫画になっていて、血沸き肉踊ります。

 この手塚と浦沢直樹のコンビネーションは、本当にいい題材をチョイスされたと、プロデューサの長崎尚志氏には感謝したいものです。浦沢作品の中でもダントツに好きかも。(手塚の特別なファンでないのだけど、このカップリングは素晴らしい。)

 そして浦沢直樹の闇が登場するロボットの人工知能の本質に迫る天馬博士の言葉。

 この作品を単なるロボット対決ものでなく、凄みを持たせているのが、こうした部分である。人の闇にアプローチしてきた作家浦沢直樹の真骨頂がここにある。まだ思わせぶりなアフォリズムの羅列に過ぎないようにも感じるが、ロボットの意識や殺意というものを描く中で、人間のそれを炙り出していこうという作家の目論見が垣間見える。(この意識へのアプローチ、はっきり言っていつも思わせぶりで本質に到達しているような気が全然しない脳科学者 茂木健一郎の著作(『プロセス・アイ』『意識とはなにか―「私」を生成する脳』とか)よりずっとワクワクする。)

 今後も天馬博士から眼が離せません。にしてもなんでこの浦沢版天馬博士、碇ゲンドウ司令に似てるんだろう。浦沢のたくらみ??

 付録の作者高校二年の作品 星新一作『来訪者』と、西原理恵子「浦沢さんとわたし」もいいです。特に後者、凄い(^^)。

◆関連リンク
プルートゥー PLUTO 000(ファンサイト)
Wikipedia『PLUTO』(プルートウ)
21世紀少年 ~20世紀少年アンオフィシャルファンサイト~
『20世紀少年 22』(Amazon)
『 PLUTO 4―鉄腕アトム「地上最大のロボット」より』(Amazon)
 通常版 12/26発売予定
・当Blog記事 浦沢直樹×手塚治虫 『PLUTO 01』 

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2006.12.18

■BRUTUS「クール・ジャパン!?」
    別冊特別付録 WHO IS KATSUHIRO OTOMO? 大友克洋 新解説

BRUTUS No. 608 (12月15日発売)
「クール・ジャパン!? なぜか、NIPPONの感性に世界が夢中!」
            (マガジンハウスHP BRUTUS ONLINE)

◆別冊特別付録
 短編マンガ 「公園」
 WHO IS KATSUHIRO OTOMO? 大友克洋 新解説
 CHRONICLE 大友克洋 年表&作品解説
 KATSUHIRO OTOMO & I 大友克洋と私/私的大友克洋論
 INTERVIEW WITH KATSUHIRO OTOMO 自らが語る 今とこれから
 OTOMO'S LATEST WOPK 『MIUSHISHI』 最新作『蟲師』について

Otomo_kouen おーとものひさびさの漫画の登場で嬉しい(10年ぶりだとか)。
 のだけれど、ひさびさの漫画がデビュー当時の脱力系生活漫画になっていて、ちょこっと拍子抜け。

 なにげに言葉が現代高校生しているが、描かれている実態は、大友登場当時の高校生と変わらなく見える。そーか、大友漫画の登場人物が現代的だったんだ、と妙に納得。

 絵もわざとかもしれないが、シャープな線が心もち崩してあって、いい味になっている。引用したカットの右の学生は、も、ちょっと崩すとほとんど諸星大二郎キャラと見まごうばかり。

 記事のほうは、インタビューで今後について語っていて、興味深い部分があった。

「SFは今、作りづらい世の中になってきているけど、企画の一つとしてあるんですね。詳細はまだ何一つ言えないけど、一昨日までアメリカに行っていたのは、そのための見学というか。」

 海外でうけている大友に、今までハリウッド資本から金が出ていないのも不思議。何か面白いことをやってくれることを期待したい。(でも本当はもっと漫画を読みたいのだけれど、、、。)

◆関連リンク
・映画『蟲師』(公式サイト) 07年春休み公開
蟲師ブログ

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2006.12.16

■ホンダ アシモと人類のテクノロジーとの邂逅
 MORE FORWARDS (Warm Technology Webcast)

 
Honda (UK) - Warm Technology Webcast
(6本のCFのうち "MORE FORWARDS" が最高)

 身震いするほど素晴らしいCMです。これを作ったクリエータに最大級の拍手を送りたい(けどクレジットがなく、どこの誰が作ったか不明)。ブラボーー!!

 静かな博物館の中に機械音が響く。
 アシモが過去の人類のテクノロジーと芸術を鑑賞するというコンセプトが素晴らしい。
 今までのアシモの映像で抑えられていたギア駆動音を今回はわざと前面に出している。それによる技術と芸術の融合の描写。

 特に飛行機の展示場でのアシモのしぐさ。この感動はいままでのどんな映像でも感じたことのないものです。知性とか好奇心といったものが結晶化したこの瞬間をお楽しみください。

 これは、おそらく人間のテクノロジーを描いたCM映像としては最高峰でしょう。

Asimo_in_uk

◆関連リンク
こちらは楽しいバージョン。このビデオを観ているとすでに人類は鉄腕アトムを実現したように感じます。

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■原田眞人監督で京極夏彦『魍魎の匣』映画化

原田眞人監督 日記

「魍魎の匣」の撮影も「ガンヘッド」以降使っていなかった大谷の石切り場へ行ったりするので余計、18年前のSFアクションの苦闘がなつかしく感じられる。そのミステリー大作ももうすぐクランクインだ。

 ということで、京極夏彦の傑作『魍魎の匣』が映画化されるようです。僕は京極作品とのファーストコンタクトが『魍魎の匣』だったので、とりわけ好きな作品。イメージが小説できっちり構築されているだけに、映像化は楽しみというより不安な感じ。

 ただ以前、NHK教育土曜ソリトンSideBという番組の96/1/20「京極夏彦 新世代ミステリー&ホラー特集」で、『魍魎の匣』が司会の緒川たまきの朗読で、さわりだけ映像化されたことがある。これが素晴らしくよかった記憶。(ビデオテープがどこかに残っているはずだけど、探してキャプチャする元気が今、ない(^^;)) あんな感じの抑えた映像が撮られたら楽しみなのだけれど、、、。

◆関連リンク
HARADA FREAKS(ファンサイト)
原田眞人(wikipedia) 
all over starting over(土曜ソリトンSideB最終回) (Youtube)
 高野寛の歌と緒川たまきの映像。この番組枠は糸井重里「You」とかずっといい。
『文學ト云フ事』 #10 安部公房『箱男』 (緒川たまき出演) (Youtube)

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2006.12.12

■アニメータ りょーちも氏 の映像 (ノエイン原画より)


▶ Ryo Chimo Noein Animation Process [Genga] - YouTube

 YouTubeで見られる神作画@Wikiという凄いネーミング(^^;)のサイトに、いろんな名人アニメータの作画映像へのリンクがあります。観たことのあるものから全く知らないものまで、数々のリンクが重宝します。その中で新しく知ったアニメータで最も素晴らしかったのが、「りょうちも」という20代のアニメータの映像。

 上記リンクで、完成画面と原撮、動撮が観られます。一見の価値あり。スピーディな戦闘シーンと建造物の破壊。その原画のタッチとタイミングが素晴らしい。

◆関連リンク
作画@wiki - りょーちも

ネット上でBECKの監督である小林治にスカウトされる(WEBアニメスタイルでの赤根和樹の発言から、うつのみや理にスカウトされたというのが通説だが、厳密に言えばりょーちもを一番最初にスカウトしたのは小林治である)。現在は松本憲生が師事を受け持っている。

ちものと ご本人のHP。このHPのイラストで小林治氏からスカウトされたのでしょうか。
【期待の】りょーちも【二十代】 (2ch)
松本憲生アニメパート集 ver.2 -best of norio matsumoto-
赤根監督に訊く「メイキング・オブ・『ノエイン』」第3回 張り切り原画マンとキャスティング(WEBアニメスタイル)
『ノエイン もうひとりの君へ DVD 第7巻』
 このDVDに上記映像が特典で入っているらしい。
『ノエイン』 りょうちも氏、本のイラストも描かれている

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2006.12.11

■ラース・フォン・トリアー監督『マンダレイ』
  LARS VON TRIER's "MANDERLAY"

Manderlay『マンダレイ』 (日本公式サイト)
"MANDERLAY" (デンマーク公式サイト)

 『ドッグヴィル』に続くラース・フォン・トリアーのアメリカ3部作の2作目。(『ドッグヴィル』の僕の記事はこちら。)

 今回は前作でニコール・キッドマンが演じた主人公グレースをプライス・ダラス・ハワードが演じている。
 そして描かれるのは、力を背景にした理想主義による村の改革。

 前作のラストからそのまま物語が続いている続編であるが、正直、僕はグレースについて人格的に引き続いているような気がしなかった。上のオフィシャルサイトでトリアーが、役者が変わると同じグレースでも変わってくる、と言っているが、前作のラストから始まる物語を期待していた僕は、かなり残念。
 監督はインタビューでグレースについて、「ただ愚かで理想主義的」で「彼女に欠けているのは政治的現実性」と言っている。本来あの過酷な『ドッグヴィル』を経ていたら、「ただ愚かで理想主義的」でいられるはずはない。

 第三作『WASHINGTON』では、「再度ニコール・キッドマンが演じる可能性もあるが、最も道理にかなっているのは、3人の異なる女優が演じること」とトリアーは言ってる。この二作を経た後の変化したグレースを観たいと思うのは僕だけではないはず。来年、そんな主人公によって、三度アメリカという国のコアが暴かれることを期待したい。

◆関連リンク 
続編「マンダレイ」についてラース・フォン・トリアー監督&ブライス・ダラス・ハワードが語る!
・当Blog記事 ラース・フォン・トリアー 『ドッグヴィル』
IDEの「マスター/スレーブ」という呼び方は? - CNET Japan
 「マスターとスレーブ」がこの映画のテーマです。
・『ドッグヴィル』(日本公式サイト)
『ドッグヴィル』『ドッグヴィル・コンプリートボックス』(Amazon)『ドッグヴィル』×『マンダレイ』 『マンダレイ』
映画/『マンダレイ』オフィシャルブログ - cinemacafe.net

★★以下、ネタばれ、注意★★ (ちょっとだけコメント)

続きを読む "■ラース・フォン・トリアー監督『マンダレイ』
  LARS VON TRIER's "MANDERLAY""

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2006.12.10

■デヴィッド・リンチ監督『インランド・エンパイア』予告篇
  David lynch's INLAND EMPIRE trailer

Inlandempire_trailer_1 INLAND EMPIRE 予告篇 (公式HP) 

 12/2~ついにアメリカで公開がスタートしました。 NEW YORK,BOSTON,LOSの3館(?)公開のようで、かなり限定。公式サイトには2007.1月に公開が拡大されるということも書かれている。リンチ自身が配給をするという記事を読んだ記憶なので、こうした限定的な公開になっているのだろうか。

 日本公開がとにかく待ち遠しい。

 予告編は不気味な仕上がりになっています。音楽もいい感じ。
 ラビットのシーンは、以前デビッド・リンチ.comで一般公開されていたショートムービーRabbitsそのもののようだ。(YouTube - David Lynchのところにあったは既に消えていますが、STAGE6には42分の鮮明なムービーが存在)

◆関連リンク
YouTube - Reportage INLAND EMPIRE (Hebdo du Cinema 11/11/06)
 フランス(?)のニュース。リンチのインタビューと映画のシーンが少し見えます。
Inland Empire Fan teaser
 "a trailer I made for david lynch's inland empire"待ちきれないファンが作ったMAD予告篇。
Laura_dern_signed_inland_empireRolling Stone : Inland Empire : Review
eBay: LAURA DERN signed INLAND EMPIRE
     /DAVID LYNCH photo PROOF
$65
 ローラ・ダーンのサイン入りスチルがeBayに出てました。
 (リンチ禁断症状でネットをさまよっていて見つけました)

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2006.12.09

■「"銀の光"が私を変える。」
   佐々木守原案・実相寺昭雄監督 『シルバー假面』

Silver01_1シルバー假面(公式HP)

原案
 佐々木守
 実相寺昭雄
脚本
 中野貴雄 小林雄次
監督
 実相寺昭雄(第1話)
 北浦  嗣巳(第2話)
 服部  光則(第3話)
06.12/23~1/12
渋谷ユーロスペースにて特別先行上映!
全3話を一挙上映!(上映時間:2時間10分)
 
Silber02 時は1920年(大正9年)。
 スペイン風邪、シベリア出兵、過熱する労働争議、米騒動などで、帝都・東京は騒然としていた。
 そこに次々と起こる、不可思議な美女連続殺人事件。
 若きエリート軍人・本郷大尉は諜報機関からの密命を受け、探偵小説家志望の友人・平井太郎(のちの江戸川乱歩)と共に浅草のダンテ劇場を調査中に、ザビーネという日独ハーフの美女と出会う。

 先日の実相寺昭雄の前に、佐々木守も今年2月に亡くなったのですね。知りませんでした。往年の特撮TVを作り上げたふたりのクリエータの最後の仕事『シルバー假面』。

 今回、このようなレトロな設定で、奇想なガジェットをいろいろと盛り込んだ話にしてあるのですね。まず主役が女性というのも吃驚。「"銀の光"が私を変える。」というコピーに惹かれて記事にしてみました。DVDが出たら、是非観てみたいものです。

◆関連リンク
・ニーナ : 内田 仁菜ブログ

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■松下(Panasonic) SDカードハイビジョンムービーHDC-SD1

Hdcsd1_1
   (左:わが愛機 SONY HDR-HC1、   右:Panasonic HDC-SD1)
デジタルビデオカメラ SDカードハイビジョンムービー(公式HP)
松下、SDカードにハイビジョン記録する世界最小AVCHDカメラ (AV Watch)

 発表会場ではソニーのHDVカメラ「HDR-HC3」やキヤノンの「iVIS HV10」との比較デモも実施。(HDVカメラの)1CMOS対(SD1の)3CCDをアピールし、ノイズの少なさや、赤色や空の発色、夜景の滲みの少なさなどのポイントを例示し、HDC-SD1の高画質をアピール。
 また、ソニーが発売中のAVCHDビデオカメラでは、MPEG-4 AVCのMain Profileを利用しているが「HDC-SD1/DX1」ではHigh Profileを利用。ノイズ検出やひずみの低減など、より高画質な記録/再生が可能という。

 ソニーのハイビジョンハンディカム一号機HDR-HC1発売から遅れること1.5年、やっと松下から家庭用ハイビジョンビデオカメラが発売されました。なんといってもSDカードを利用した0スピンドルによるメカレスの小型化がポイント。

 僕のHDR-HC1と比較すると(上記画像)、全長188→142mm 約25%長さが短縮、重量780→490g 約40%軽量化されています。本当に手のひらサイズ。しかも3CCD、5.1chサラウンド録画。1.7秒のクイック起動とかもうらやましい。
 まだまだ買い替えはできませんが、注目のハイビジョンカメラです。

 ウェブで評価を調べてみましたが、まだろくなレポートがでていません。残念。
 今日、家電屋で見てこよーっと。

◆関連リンク
HDC-SD1についてのクチコミ【価格.com】 (今のところ)評価記事はここが充実。カタログでの電池持ち時間25分が過小評価の数字で実際は50分くらいもつ、とか暗所での撮影品質とか、いろいろ買った方の評価が書いてあります。どうやらHDR-HC1で一番重宝している機能の動画からの静止画キャプチャは、HDC-SD1単体ではできないみたい(PC利用が必要のようです)。
松下電器、ハイビジョン映像をSDカードに記録できるビデオカメラ「HDC-SD1」を12月上旬発売 (デジタルARENA)
【2回目】画質・使い勝手のベストチョイスはどれだ! 徹底比較 ハイビジョンビデオカメラ (デジタルARENA)
HDC-SD1(楽天)では、127,700円 (税込) 送料別 (12/9現在最安値)

・当Blog記事ハイビジョンハンディカムHDR-HC1

続きを読む "■松下(Panasonic) SDカードハイビジョンムービーHDC-SD1"

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2006.12.07

■伊東豊雄 建築|新しいリアル
   Toyo Ito : The New "Real" in Architecture

Toyo_ito

新日曜美術館
「建築 現在進行形 伊東豊雄の挑戦」

NHK教育 12月3日(日)午後  8時00分~ 8時45分
BS-hi       12月9日(土)午前11時00分~11時45分

 NHK新日曜美術館で観た下記の展覧会がとても刺激的でしたので、この建築家のリンク集と若干のコメントです。

伊東豊雄 建築|新しいリアル(東京オペラシティ アートギャラリー)
Toyo Ito : The New "Real" in Architecture

期間 2006.10.7[土]─ 12.24[日]
開館時間 11:00 ─ 19:00(金・土は11:00 ─ 20:00)

 番組で紹介された曲線を多用した建築群が素晴らしい。
 特に台中メトロポリタン・オペラハウス。内と外がクラインの壷のように連続した局面で構成され開放されている巨大な建造物。完成が楽しみです。だけどどうやって建築するのでしょう。番組で述べられていた職人さんたちが台湾へ出張されるのでしょうか。建築家も素晴らしいけれど、下記リンクの様々な曲線で構成された建造物を実際に作り上げた名もない職人さんたちには最大の賛辞を贈りたくなります。

 うちから一番近い瞑想の森 各務原市営斎場を今度見学に行ってきます。場所が場所だけになんか物見遊山で行くのには気が咎めますが、、、。

◆伊東豊雄氏 建築リンク集

台中メトロポリタン・オペラハウス・プロジェクト 2005
 - 台中歌剧院伊东丰雄(Toyo Ito)
リラクゼーションパーク・イン・トレヴィエハ 2002
せんだいメディアテーク 1994 - 2001
サーペンタイン・ギャラリー・パヴィリオン 2002
TOD'S 表参道ビル 2002 - 2004
瞑想の森 各務原市営斎場 2004 - 2006
横浜風の塔 1986
みなとみらい線 元町・中華街駅 2004 
多摩美術大学新図書館 ・MIKIMOTO Ginza 2ビル
杉並芸術会館  ・まつもと市民芸術館  ・花みどり文化センター

・伊東豊雄 ARC STYLE
伊東豊雄 建築|新しいリアル(JDNリポート) 
 10/8に開催された「オープン記念レクチャー」 

Blog モダン建築さん
Blog artholic daysさん
Blog デザイン ‐ 建築 ismコンシェルジュ:畠山美咲さん :
  台中メトロポリタン! 変貌する台湾のモダン建築

伊東豊雄氏が台湾の大型コンペ2件で当選 (ケンプラッツ)

◆著作
『伊東豊雄1970‐2001』 『みちの家』
『風の変様体―建築クロニクル』 『 せんだいメディアテーク コンセプトブック』 
『 UNDER CONSTRUCTION―「せんだいメディアテーク」写真集』 『けんちく世界をめぐる10の冒険』 『住宅の射程 』
『シミュレイテド・シティの建築』
『ライト・ストラクチュアのディテール』

『八代市立博物館・未来の森ミュージアム』

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2006.12.03

■浦沢直樹『20世紀少年』実写映画化決定! 08年第一章公開

20_century_boys
20世紀少年』(公式HP) 映画化を伝えるFlashがあります。

浦沢直樹の人気コミック「20世紀少年」実写映画化決定!(eiga.com)

 現時点で、映画化が決定したこと以外の情報は何もなく、キャストや監督も不明。公式サイトにもコンテンツは何もないが、「第一章」と記されているので、複数作が製作されるものと思われる。

 ファンにとって、「実写映画化」というのは、なかなか複雑な感情を想起させる。
 監督名はまだ明らかにされていませんが、僕の頭にまず浮かんだのは三池崇史。「ともだち」という不気味な悪を描ける監督として三池崇史、いいような気がするけどなー。三池崇史は2008年に『大魔神』が予定されていますね。(極マイナーには天願大介も推したいが、きっと『デス・ノート』が当たった金子修介あたりに無難に落ち着きそうな予感。)

◆関連リンク
20世紀少年(Wikipedia)
21世紀少年 ~20世紀少年アンオフィシャルファンサイト~
『20世紀少年 22』(Amazon)
『 PLUTO 4―鉄腕アトム「地上最大のロボット」より』(Amazon)
 12/26発売予定

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2006.12.02

■筒井康隆 『僕らも作家グランプリ ~ヒルズ文学賞~』
     (TV朝日「ドスペ2」)

『僕らも作家グランプリ ~ヒルズ文学賞~』(TV朝日「ドスペ2」)
「第一回ヒルズ文学賞~僕らも作家グランプリ」(筒井康隆 - 公式サイト)

12月16日(土)24:30~25:25。
 日ごろ『笑い』を生み出している芸人が書く『小説』を、どこよりも早く発掘。彼らが書いた作品を『小説のプロ』が真剣の審査。番組という枠を越えて世間の話題となる、ベストセラーを世に送り出します。
コンテスト主催者=選考委員長:筒井康隆
司会・進行:名倉 潤
執筆者:有野晋哉・長井秀和・前田健・矢部太郎・さとう珠緒・蒼井そら
朗読者:森本レオ、高岡早紀、北川弘美
審査員:見城徹(幻冬社社長)、石田衣良(作家)、大森望(文芸評論家)

 これ、面白そうな番組ですが、東海地方では残念ながら放映されていないみたい。一時間、小説の批評番組をテレビでやるというのは画期的か。
 筒井康隆氏と大森望氏が芸人の書いた小説をどう評するのか、観てみたい。
 見城徹氏が出てるので、いいものがあれば出版とかもあるのかな。

→この番組のバックナンバーはこちら

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2006.12.01

■ヤン・シュヴァンクマイエル監督来日イベント

Jansvank_kouza講座太陽 「パペット、アニメ、チェコ映画1ヶ月」
            (REN CORPORATION)
パペット、アニメチェコ映画 1ヶ月
            (池袋コミュニティ・カレッジ)
       (12/3分は既に満員で予約は不可)

 12/3(日)の講座にヤン・シュヴァンクマイエル監督がやってきます。
 質疑応答タイムを予定。人形アニメのこと、映画のこと‥もちろん新作『ルナシー』についても、監督に直接お話を伺えるまたとないチャンス!

Lecture3 クレイアニメ・触覚と造形に見るオブジェ
□上映作品:「男のゲーム」「ジャバウォッキー」

『ルナシー』舞台挨拶 (イメージフォーラム)

12/2(土) 18:30の回の上映前 シュヴァンクマイエル監督が来場!!

 現在、ヤン・シュヴァンクマイエル監督が来日中。
 今週末、東京方面のシュヴァンクマイエルファンが羨ましいです。どなたかここを見ている方で参加されたら、コメントいただければ幸いです。
 私は遠い東海の地より指をくわえて、ネット各所のレポートを待ちます。あー、でもわずか3時間の距離にヤン・シュヴァンクマイエルが、、、、今から出かければ舞台挨拶は見えるかも!! どうする>>自分??

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 すでに終了した来日イベント。

 ヤン・シュヴァンクマイエル『不思議の国のアリス』サイン会
  12/1(金)18-20時@TSUTAYA 六本木ヒルズ店 TOKYO ROPPONGI
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『オールアバウトシュヴァンクマイエル』

『不思議の国のアリス』

鏡の国のアリス』(12/1現在未刊)

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