■『ビジュアルジャーナリズムをきり拓く
元祖オタク OH 大伴昌司の世界』展
京都大学-お知らせ/イベント情報 企画展情報 文学部
ビジュアルジャーナリズムを切り拓く 元祖オタク OH 大伴昌司の世界
(京都大学文学部二十世紀学研究室寄託記念)
昭和の高度成長期に、少年誌の巻頭グラビアの企画構成や怪獣図鑑、放送脚本など、ポップカルチャーの分野において先駆的な仕事を残した伝説の天才プランナー・故 大伴昌司。
今回、その膨大な原稿・原画や貴重な資料が京都大学に寄託されることになりました。
会期 2007年1月30日(火曜日)
~2月23日(金曜日) 9時30分~17時
(注意) 2月5日(月曜日) 休館
会場 京都大学百周年時計台記念館
歴史展示室内(企画展示室)
入館料 無料
京都大学-お知らせ/ニュースリリース 2007年1月17日
「ビジュアルジャーナリズムをきり拓く 元祖オタク 大伴昌司の世界」展の記者説明について
京都新聞電子版 「元祖オタク」故大伴昌司氏の資料を寄託 京大で30日から企画展
フリー編集者の故大伴昌司氏(1936-73年)が残した資料約2万点が、京都大文学部二十世紀学研究室に寄託された。(略)
寄託品には、怪獣図鑑や巻頭グラビアの原稿のほか、怪獣映画の制作現場の写真や広報資料など映画会社やプロダクションに現存しない資料も多いという。(略)
企画展では、ウルトラマンやバルタン星人の解剖図の原画や、少年マガジンのグラビア原稿など約100点を展示する。
「元祖オタク」というキャッチコピーは、大伴昌司(wikipedia)氏のイメージにどうも合わないのですが、とても面白そうな展示会です。この方ほど、70年代のSF映像シーンを深く探求していた方はいないのではないでしょうか。
その貴重な資料が京都大学へ寄贈されたとは知りませんでした。その数、2万点。今回の展示は100点とのことだけれど、一日でも二日でもいいから、この2万点の資料を手にとって、「究極映像研」の視点で発掘作業をしてみたい。きっとうちのネタが山ほどあると思う。(半ば本気で声をかけていただきたかったりする、、、(^^))
願わくば、京都大文学部二十世紀学研究室による大伴昌司アーカイブスがネットに構築されることを願って止まない。
◆関連リンク
・ 大伴昌司の著作
・代表作 『Oh! SF映画―先駆的SF特撮映像論』
SFマガジン連載のトータルスコープ等の先駆的な映像評論集(右書影)。トータルスコープというのは、大伴氏が名づけた完全なる映像のこと。
・京都大文学部二十世紀学研究室 二十世紀研究
こちらの研究室、オタク文化ということではなく、サブカルチャーも含めた現代史の分析がテーマのようです。
07.2/6 追記
・大伴昌司の世界展関係者 yamato-yさんの定年再出発 番組を作り続ける : (大伴昌司の世界展)準備万端
展示の準備の様子かが掲載されています。あと正式ポスターも。
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