■森田芳光監督 『椿三十郎』リメイク
映画「椿三十郎」(公式HP) 森田芳光監督の言葉
黒澤明監督の作品を、自分がリメイクすることになるとは思いもしませんでした。しかも45年前と同じ台本を使用しますので、「とんでもないことだ」、「プレッシャーが相当あるだろう」と言われています。
脚 本・・・・・菊島隆三 小国英雄 黒澤明
監 督・・・・・森田芳光
黒沢監督の三十郎シリーズは、日本映画史上、特筆すべき痛快娯楽映画だと思う。特に『用心棒』の鋭利な凄みのある桑畑三十郎が大好きなのだけれど、まずリメイクは『椿三十郎』からということのようだ。
シナリオは黒澤組のものをそのまま使用するということで、まさに森田監督の演出の手腕と、俳優人の実力が試されることとなる。
もちろん三十郎は、若かりし日の三船敏郎以外には考えられない野性味と知性を両立させたキャラクタなのだけれど、織田裕二がどこまで迫れるか、見もの。僕は三船を継げるとしたら、本木雅弘くらいかなーと思っていたので残念。
まずは07年12月公開を待ちましょう。
◆関連リンク
・映画をめぐる怠惰な日常さんの - 森田芳光の「椿三十郎」と崔洋一の「用心棒」
「椿三十郎」 2008年正月東宝系公開 監督/森田芳光
「用心棒」 2009年正月東宝系公開 監督/崔洋一
こちらのブログによると、昨年夏に角川春樹がインタビューに答えて、このようなラインナップを話していたらしい。なぜか順番が逆なのは、やはり傑作『用心棒』へ向けて、一作目で助走をとるということなのでしょうか。
・『時代劇マガジン Vol.15』 (辰巳出版公式HP)
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