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2007.05.18

■映画メモ アンデルス・ルノウ・クラルン監督
 『STRINGS/木偶迷城 : ストリングス ~愛と絆の旅路~』

Strings
公式HP(予告編) Yahoo!映画 - ストリングス ~愛と絆の旅路~

すべての人間の手足や頭から糸が伸び、天へと伸びているマリオネットの世界があった。ヘバロン王国の国王が、ある日、自らの頭の糸を切って自害し、息子のハル王子に王位を譲ろうとする。

原題 STRINGS/木偶迷城  製作年度 2004年
製作国 デンマーク      上映時間 93分
監督アンデルス・ルノウ・クラルン

 予告編を観ると、この世界設定が凄く面白そう。
 操り人形が生きている世界で、糸を切られると死ぬ、という設定が素晴らしい。人形たちがこのルールを自覚しているというこの世界設定。

 上の引用シーンでは、自らの糸を手繰って一人の人形が山を登っている。予告編ではこれが何の目的であるのかよくわからないが、凄く想像力(奇想力)を刺激する。
 自らの操り人形としての造物主を求めて、天高く消えている自分の糸を手繰る主人公、、、果たしてその先には? と想像するとイマジネーションが広がる。(本当にそんな映画なのかは、まだ観てないのでわかりません。たぶん違うと思う(^^;))

 この予告を観て、イアン・ワトスンの奇想小説「絶壁に暮らす人々」を思い出した。
 「上下左右、どちらを見ても果てしない崖が続く世界。そこに新たな変化が……」という話。SFでいくつかある、超絶的なある特定の状況が当たり前の世界。そこで暮らすしかない住民たちの特異な生活。ここから生まれる奇想(バカSFとも言う(^^))。

 『ストリングス』はそんな映画ではないかもしれないけれど、いたく想像力を刺激する。
 映画は、5mの糸のマリオネット115体を22人の世界中の人形使いが操って撮影されたということだが、チェコ的な映像空間でどんな奇想が描かれているのか、とても気になる。

イアン・ワトスン『スロー・バード』「絶壁に暮らす人々」収録 (Amazon)

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