■山村浩二監督 『カフカ 田舎医者』 オタワ国際アニメ映画祭 短編部門グランプリ受賞
山村監督オタワでグランプリ受賞 4大アニメーション映画祭制覇 (animeanime)
9月19日から23日まで、カナダ・オタワ市で開催されていたオタワ国際アニメーション映画祭で、日本の山村浩二監督の『カフカ 田舎医者』が短編部門グランプリを受賞したことがわかった。
OTTAWA INTERNATIONAL ANIMETION FESTIVAL(公式HP)
Franz Kafka's A Country Doctor
(Franz Kafka's Inaka Isha) [2007]
Koji Yamamura Japan | 35MM | 21:00
リンクをはろうと思ったのに、オタワ国際アニメーション映画祭の公式ページには、まだ受賞の告知が上がっていません。今頃、映画祭のスタッフは打ち上げで飲んだくれているのだろうか(??)
本当に山村監督はじめ、スタッフの皆様、おめでとうございます。
今回の作品、ポスターや予告を観ると、陰鬱なタッチの中に、どこかユーモアが漂っている感じ。予告編の伸縮自在な人物のアニメーションは、絵が動く素晴らしさに溢れています。上映が楽しみ。(監督の出身の名古屋での上映はあるのだろうか。)
◆関連リンク
・映画『カフカ 田舎医者』(公式サイト) inaka_ishaの日記 (公式Blog)
・知られざるアニメーション 田舎医者(山村監督のBlog)
受賞の模様(ご自身のレポート)
(略)発表の2時間前、受賞を願ってくれていたフェスティバル・ディレクターのクリス・ロビンソンとすれ違ってしまって、その時彼がものすごく複雑な表情を浮かべて黙っていたので(当然この時点で彼は、結果を知っている)、どっちの意味か急に気になって、ちょっと緊張しながら、受賞発表に向かいました。(略)
・東京国際映画祭 | 自主企画 - カフカ 田舎医者 ほか4作品
監督,脚本:山村浩二
プロデューサー:瀬戸麻理子/寺西 史、原作:フランツ・カフカ
声の出演:茂山千作/茂山七五三/金原ひとみ
・Digital Arena 不条理すなわち、エンタテインメント。
短編アニメーション監督・山村浩二、異色の新作『カフカ 田舎医者』【動画付き】
◆以下、蛇足。
今回のニュースに触れているマスメディアは少ない。
にしても、ウェブに記事をアップしている大手マスコミの怠惰さはなんなのだろう。どこも公式発表のリリースを書き写しただけ。せっかくネットに記事を上げているのだから、簡単にリンクをはれる公式ページや公式ブログの情報を載せればいいのに。(上のうちの記事を作る手間は、約1時間。新聞社のウェブ担当者には、これだけの手間をかけるだけの余裕もないのだろうか。こんなことをしていると冗談じゃなく、マスコミは衰退すると思う。ま、その隙間でうちのBlogも成り立っているようなものなので、あまり文句を言ってもしょうがないのですが、、、(^^;;)。)
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コメント
shamonさん、こんばんは!
『精霊の守り人』、終わりましたね。ラストは目頭が熱くなりました。
>>山村作品は「頭山」と「年を取った鰐」のみ今年の文化庁メディア芸術祭で観ました。
「年を取った鰐」、実は未見です。
僕は初期の作品と「頭山」くらいしか観てませんが、なんかあのタッチはいいですね。
>>今年の文化庁メディア芸術祭にも参加するのかな?
だとすると「河童」「精霊」「コイル」と良作ぞろいの今年、アニメ部門は激戦になりますね。
「河童」、結局見逃しました。近所の映画館では早期打ち切り、さすがに一般客をひきつける映画とは違ったようですね。例により、DVD頼みです。
「コイル」は、今日、また凄かった。あの鍵穴、凄みがありますね。記事に書く予定です。ではでは。
投稿: BP | 2007.09.29 23:09
こんにちは^^。
山村作品は「頭山」と「年を取った鰐」のみ今年の文化庁メディア芸術祭で観ました。
陰鬱な雰囲気は好みが分かれるでしょうが、
現代への風刺をこめた作品はもっと評価されてもいいはず。
今年の文化庁メディア芸術祭にも参加するのかな?
だとすると「河童」「精霊」「コイル」と良作ぞろいの今年、アニメ部門は激戦になりますね。
>大手マスコミの怠惰さはなんなのだろう。
ほんとですね。
ジブリあたりが取り上げてくれるといいのですが・・・
社長がDJ業に進出するからそんな暇ない(苦笑)?
投稿: shamon | 2007.09.26 11:00