■幻のホラー ジョセフ・ステファノ監督 『シエラ・デ・コブレの幽霊』 覆面上映会 THE GHOST OF SIERRA DE COBRE カナザワ映画祭2007
ホラー番長-ソドムの市-BBS(高橋洋氏のHP)
樫原辰郎監督プレゼンツで『シエラデコブレの幽霊』が9月の映画祭 で上映できることになりました。会場は金沢の魔窟として有名な駅前シネマというところです。(かなざわ映画の会blog)
駅前シネマ オールナイト 9/16(日) 22:30より
『嗚呼! おんなたち猥歌』 1h13m
『狂い咲きサンダーロード』 1h26m
『水のないプール』 1h33m 他
覆面上映1本
本日から開催されるカナザワ映画祭2007で、かつて三十数年前、一度だけTV放映された伝説の恐怖映画が覆面上映されるそうです。もともとTV作品なのでどうやら劇場での一般公開は世界初らしい。
上の高橋洋氏のBBSによると、某所で開催された地下上映を見逃した黒沢清監督が悔しがったといういわくつき(?)の作品とか。ご近所の方でホラー映画ファンの方は、ぜひ。(この記事、ここを見てくれている旧友のホラー好きO君向けです。でも急に金沢は行けないね。も少し早く察知できなかったのは陳謝(^^;))
というわけでどんな映画かちょっとだけ調べてみました。残念ながら画像も映像(Youtube)もウェブには存在しませんでした。
シェラ・デ・コブレの幽霊<未> (1959) THE GHOST OF SIERRA DE COBRE IMDb
監督: ジョセフ・ステファノ : Joseph Stefano
脚本: ジョセフ・ステファノ
撮影: ウィリアム・A・フレイカー コンラッド・L・ホール
音楽: ドミニク・フロンティア
出演: マーティン・ランドー ダイアン・ベイカー
ジュディス・アンダーソン レナード・ストーン
Blog シーフォースブログ: 一足お先に怖い映画でも。さん
実はこの映画、当時のNETテレビ(日本教育テレビで現在のテレビ朝日)の「日曜洋画劇場」で放映されたのみで、劇場公開どころかビデオもDVDにもなっていない、というレアな映画だ。調べてみると1959年の作品らしい。私は幾つくらいでこの映画を見たのか、はっきり思い出せないが、小さい頃だということだけは憶えていて、とにかく今までに見た幽霊映画で一番怖いというものだ。怖さが先行して、ストーリーは忘れてしまった。
http://www.eigaseikatu.com/com/3847/92295/
そう。確かに日曜洋画劇場でした。何かの薬で、幽霊の幻覚を見せる商売をしていた人が、どうしても見えないと言い張る客に大量の薬を飲ませて、結果的に死なせてしまう。その客が亡霊になって・・・。
この映画、海外でもあまりウェブの情報がない。特に日本での評価が高いようだ。で、DVDもビデオも出ていない。今回の金沢の公開で評判になって、DVDが発売されるといいですね(調べてたらどんどん見たくなってきた。時間的には、明日なので金沢なら行けないことはないですが、、、、月曜、うちの会社休日じゃないので駄目っ)。
9/16追記 監督・脚本のジョセフ・ステファノは、あのヒッチコック『サイコ』のシナリオライターだった!とにかく吃驚。
『サイコ』の脚本って、最初は女が主人公の犯罪映画かと思わせておいて、いきなりあの展開へ観客を叩き込むという、素晴らしい骨格を持っていて、あれを考えたのがもしかしてジョセフ・ステファノということなのだろうか。これは凄い。(ロバート・ブロックの原作と比較すればわかるはずなのだが、残念ながら手元にない)
しかも『シエラ・デ・コブレの幽霊』(1959)は、その『サイコ』(1960)の前年の作品で、1922年生まれのこの監督は37歳とまさに油が乗っている頃の作品と考えられる。
何故かフィルモグラフィ(IMDb)を見ると、監督作はこの一本のみ。あとは『アウターリミッツ』等のシナリオやプロデュースという経歴。こういうところも想像力をいたく刺激する。
是非DVD化を実現してほしいものです。(ジョセフ・ステファノは2006年に84歳で鬼籍に入られたようです)
09.9/4追記 探偵!ナイトスクープ 『シェラデコブレの幽霊』
この幻の映画がTV「探偵ナイトスクープ」で取り上げられた!!
番組では、16mmフィルムの持主、映画評論家・添野知生氏を探し出し、版権を調査しTVで紹介する予定だったが、、、、惜しくも版権者が見つからず出演者だけが試写会という展開に!! 視聴者に多大な期待のみを残し、フィルムはまたアンダーグラウンドへ。
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コメント
パウロ塚原さん、情報、ありがとうございます。
>>CGも無くしかも白黒の時代である。幽霊はギザギザの電気のスパークの組合せの様なもので表現されていた。本物に見えた。いや、本物の幽霊はきっとこういうものに違い無いと思った。
幽霊の表現も工夫されているのですね。
ますます観たくなりました!
投稿: BP(パウロ塚原さんへ) | 2011.01.08 19:17
シエラデコブレの幽霊に関して一言。
昔テレビで観た。とにかく怖かった。43〜44年前だったと思う。幽霊がでるとの見せ物小屋は実は薬を飲ませて幻覚を見せるものだった。生徒と共にそこを訪れた女性教師は何も見えないと言う。小屋主が大量に薬を飲ませると死んでしまった。するとその後はその女性教師が本当に幽霊となって現れると言うもの。映像が怖い。CGも無くしかも白黒の時代である。幽霊はギザギザの電気のスパークの組合せの様なもので表現されていた。本物に見えた。いや、本物の幽霊はきっとこういうものに違い無いと思った。
投稿: パウロ塚原 | 2011.01.08 10:14
shimizuさん、嬉しい情報、有り難うございます!
>>「シエラ・デ・コブレの幽霊」字幕付きで、カナザワ映画祭2010で9月に上映します!
まだ公式サイトでも情報が出ていないようですが、shimizuさんはスタッフの方なのでしょうか。
今度こそ金沢へ行かねば!
投稿: BP(shimizuさんへ) | 2010.04.13 00:24
「シエラ・デ・コブレの幽霊」字幕付きで、カナザワ映画祭2010で9月に上映します!
投稿: shimizu | 2010.04.12 00:06
皆さん幽霊の事聞きたいならメール「
ください」080 2008 11384です出来るだけ電話の方が良いですどしどし連絡ください待ってます俺の体験だん話しますよ。出来るだけ休みの日が良いですどしどし連絡ください待ってます俺の体験だん話しますよ
投稿: 金山公一です | 2009.10.14 21:59
2005年の夏の事です真っ暗顔の幽霊お目撃しました。其からと言うもの何度も幽霊お目撃しました顔から幽霊が現れました。黄金色に輝く顔から幽霊が、現れました。それは亡霊です真っ暗顔したのが怨霊です、鬼のそっくりの口です今も透明のシートにくる待って居ますだから俺姿見えませんでも野原とかに行くと草が幽霊の形になってへこみます俺の姿なんか幽霊が感心しているかの用に今でも俺に変なこと言って居ます幽霊にも言葉が存在しますなんか、俺に亡霊、怨霊の声が聴こえています要するに俺がいたいのわ幽霊の姿誰彼死ねば幽霊姿が存在します。
投稿: 金山公一です | 2009.10.14 21:46
Hello dennis-san!
I have not seen the movie yet. I envy you who sees twice.
I strongly hope for the sale of DVD!
Best Regard,
BP
投稿: BP(to dennis-san) | 2008.08.23 14:03
I would love to see this movie once again..I have seen it twice before in the 1970's on tv here in Australia.
It has not been seen here since then..? Lost forever....I hope not..?
投稿: dennis | 2008.08.19 20:28