■HARA WORK SHOP 原 將人 ワークショップ(1) 映画楽@京都芸術センター
~音楽の精神からの映画楽の誕生~
原 將人 ワークショップ 映画楽
~音楽の精神からの映画楽の誕生~ 原將人公式HP @京都芸術センター
(略)今回のワークショップでは、ほとんどフィルムに触れる機会が失われつつある若い世代のために、映画とは何かという根源的な問いかけからプログラムを考えました。
まず、フィルムとビデオを統合的に扱い、映画という概念に到達するため、 映画楽、カメラ覚、ムービィアンという造語を開発しました。
映画楽は音楽、カメラ覚は楽器を弾く感覚、ムービィアンはミュージシャン と、すべて音楽とのアナロジーであります。(略)
ムービアンさんのコメントで教えていただいた原將人監督のリニューアルHPへ飛んだら、こんな素晴らしい映画講座の情報がありました。ムービアンさん、感謝感激です。
原将人監督が講師となったワークショップが毎週二回三ヶ月開催されます。下記にその前半、11月までの分をダイジェストで紹介させていただきます。原監督の作品と、映像テクニックの数々。ファンには素晴らしい講座です! 毎週、京都まで行くわけには行かないし、、、。こりゃ、京都へ引っ越すしかない!!?(^^;;)
◆アーカイブ講座 土曜日 <<10/20~1/12毎土曜日Open 3ヶ月間12講座>>
10/20(土)18:30 @制作室5 「おかしさに彩られた悲しみのバラード」
世界初!ビューアー上映で見るコマ編集の秘密~ 1968年、若干17歳の原將人が、各界から賞賛を受け、天才と言われ、映画監督デビューを果たした幻の名作! その製作過程が40年の時を経て今、明かされる!
10/27(土)18:30 @制作室5 「初国知所之天皇」
8ミリ原版による製作過程のオープン~作曲法の発見! 「まるで、映画を見ているようだ!」神話の映画的構造と映画の神話的構造の鮮やかな二重写しを見たことがあるか?! ~幻の8ミリ原版が30年の時を超え蘇る!~
11/03(土)18:30 @制作室5 「初国知所之天皇」
16ミリへの変換とマルチレイアウトの試み~ 生の映画空間が弾けるのを味わったことがあるか?「商業映画はレトルトだ!」
11/10(土)18:30 @制作室5
世界は無数の撮られなかった映画から成り立っている~「焼失と修復」映画の生きる時間~ ~幻の「ロンドンーマラケッシ」からアナログハイブリッド「ユリシズの不思議な旅」まで~「初国」で日本を縦断した後、ヨーロッパの旅に出た原が撮影し、帰国後、火事に遭った幻の8ミリフィルムを、修復し、初めて公開する。
11/17(土) 18:30 @制作室5
「1001の乾杯といただきます」~日常の断片から作品へ!~ 1993年、映画的記憶の凝縮したハイエイトカメラの名機TR2を手にした原は、数年間飲食を中心に日常の断片を記録し、そこから1990年代に私的ドキュメンタリーと呼ばれる映画界のムーブメントの先駆となった数々の作品が生まれた。 参考上映作品「百代の過客」「20世紀ノスタルジア」など多数。
11/24(土) 18:30 @制作室5
「MI・TA・RI!」音楽ノート 1999年、国歌国旗法案の年。君が代と日の丸の旗のもと、経済が国境を超えて行く日本を横目に、原は日本音階に西洋音楽の和声を付けて沸き上がる、夥しい楽曲群の波打ち際にひとりたたずんでいた。
◆ムービィアン講座 日曜日 <<10/21~1/13毎日曜日Open 3ヶ月間13講座>>
10/21(日) 第0回 ☆特別オープン講座☆ open 15:00 ⇒17:30
「8ミリフィルムは21世紀印象派!」
2007年初夏に、東京でモネの大回顧展を観て、改めて思った。8ミリは、21世紀の印象派である!と。(略)テクノロジーと欲望のせめぎあう岸辺で、8ミリフィルムからの21世紀印象派の誕生を宣言する!
10/21(日) 第1回 open 18:30 ⇒21:00
「映画史一望~映画から映画楽へ」
映画はアルタミラ、ラスコーの洞窟から始まり70ミリを通過して8ミリにまで到達した。石器時代,洞窟の中で,焚き火に揺らめいていた壁画が、映画の始まりだった。その中で、人々の口ずさむ律動と音程を伴った、歌であり、祈りでもあった音楽とともに揺れ動いていた壁画は、映画楽の始まりだったのだ。それを伝えるのは8ミリだけであると私は思う。
10/28(日) 第2回 open 18:30 ⇒21:00
「カメラ覚入門~世界に内在する音楽の発見!」 実 習 編
視覚!聴覚!カメラ覚! カメラ覚とは何か?視覚、聴覚、味覚、臭覚、触覚、圧覚、痛覚、温度覚などすべての身体感覚を総動員したものに機械として他者、カメラの感覚を統合したもの。8ミリを使い、ビデオカメラを使い、40年にわたって研究してきた原將人秘伝のカメラ覚のチューンアップ術を伝授。映画を見るように日常を撮ってみる。カメラが撮るように日常を見る。編集しながら見る!原將人式撮影術を、原が語る!
11/04(日) 第3回 open 18:30 ⇒21:00
「ムービィアン入門~歌の歌詞のようにシナリオを書いてみる!」 実 習 編
カメラ覚を身につけたら、もうムービィアン!カメラ覚で世界を見ると無数の新しい映画が見えてくるはずだ。 それを言葉に紡ぐと、さらなる映画が見えてくる。 歌の歌詞のようにシナリオを書いてみよう!新たな世界イメージを獲得するために。
11/11(日) 第4回 open 13:30 ⇒日没後
「ムービィアンセッション~8ミリで撮る!その1」 実 習 編
ムービィアンセッション!の初回。カメラ覚によるシナリオを映画楽に乗せてみよう!リズム、ビート、そして、ビートとリズムの変換、コード進行と和声によるアンサンブルを決めて!8ミリでしか撮れないもの。ビデオでしか撮れないもの。また、ミックスしたらいいもの。そうか!シナリオとは、譜面?だったのか!
11/18(日) 第5回 open 13:30 ⇒日没後
「ムービィアンセッション~8ミリで撮る!その2」 実 習 編
映画楽はドキュメンタリー性とスペクタクル性を統合しつつも超える。
複数のカメラによるカメラ内編集のすべて。気を撮る!人を撮る!関係性を撮る!
11/25(日) 第6回 open 13:30 ⇒日没後
「ムービィアンセッション~8ミリで撮る!その3」 実 習 編
8ミリカメラのフィルムの回る音と、ビデオカメラの手軽さ。そこに収められる、ムービィアンセッション。
世界で唯一のフィルムとビデオによるハイブリッド映画。撮影実習の、いよいよ最終回!
◆原將人OFFICIAL HOME PAGEへのリンク
・初国~エピソード1~映画と云ふ神話 2007年完成予定の新作!
・Profileのページのタイトルが内容と関係なく、何故か「原將人全作品DVD+CDボックス出版計画」となっています。もしかしていずれこういうBOXが世に出る可能性があるのでしょうか。少なくともここに一名購入するファンがいるので、是非実現してほしいものです。
◆関連リンク
・20世紀ノスタルジア ファンサイト・ニューロンシティーズ
・20世紀的鄉愁 中国の海賊本
・当Blog記事
・原將人始動 ! 『仲よき事は 美しき哉』
・CDメモ 原正孝(原将人)『 はつくにしらすめらみこと』
・原將人『父と子の長い旅』
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