■NASA 宇宙軌道エレベーターコンテスト
WIRED VISION / 強風の中、「宇宙エレベーター」コンテストが開催(Wired Vision)
『Spaceward Foundation』が毎年主催する宇宙エレベーターのコンテスト『Spaceward Games』が、ユタ州で10月19日〜21日(米国時間)、開催された。
全長100メートルの「リボン」をつたってクレーンの先端まで、秒速約2メートル以上で上昇するロボット機器を開発したチームは、米航空宇宙局(NASA)から50万ドルの賞金が贈られる。
Space Elevator 2010 Gallery Blog (各チームのビデオ等)
エレベータから見た映像とか。
まるで鳥人間コンテストのように宇宙エレベーターのコンテストが行われているアメリカ。そのダイナミックなチャレンジスピリッツをくすぐる企画に驚嘆です。こういうところがアメリカの凄いところですね。TV放映とかもされているのだろうか。
動力は太陽電池、薄いリボンにどう駆動機構を設けて、早く登るかがテーマ。
今は映像的に凧揚げのようでいまひとつだけれど、ここからA・C・クラークの『楽園の泉』のような世界を実現するビックプロジェクトをひきいるシステムエンジニアが生まれることを祈りたいと思います。あー、死ぬ前に軌道エレベータに乗って宇宙ホテルへ行ってみたい。日本の技術(カーボン・ナノチューブ)とアメリカのフロンティア・スピリッツが夢を結実させるのを楽しみに待ちたいと思います。
◆関連リンク
・軌道エレベーター(wikipedia)
・Space Elevator International conference
・『宇宙エレベーター・コンテスト』レポート 2007年05月10日
NASAが40万ドルの賞金を提供、2006年10月に開催された第2回「宇宙エレベーター・コンテスト」をレポートする。レーザー光線から動力源を得て、長さ55メートルのテザーの一番上までロボットを登らせる、という課題をクリアしたチームも4つ登場した。
・アーサー・C. クラーク『楽園の泉』(amazon)
・Arthur C. Clarke『The Fountains of Paradise 』(amazon)
ここで原書(一部)が読めます。すでにこの本を読んだのは30年近く前だけど、あの詩的な読後感は忘れられません。僕は地味だけど『宇宙のランデブー』より、まずこちらを映画化してほしい。
・宇宙のランデブー:Rendezvous With Rama(映画化サイト)
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コメント
say*3さん、こんばんは。亀レスですみません。
>>「楽園の泉」を取りあげるなら、ぜひ「星ぼしに架ける橋」も一緒に。
実は「星ぼしに架ける橋」、未読なんです。
軌道エレベータが毎回出てくる『ガンダムOO』は毎週観ているのですが、、、(^^;;)。
投稿: BP | 2007.11.04 21:12
「楽園の泉」を取りあげるなら、ぜひ「星ぼしに架ける橋」も一緒に。
投稿: say*3 | 2007.10.31 22:43