■近刊メモ 山本弘『MM9(エムエムナイン)』 浦沢 直樹『PLUTO 5』
◆山本弘『MM9(エムエムナイン)』(東京創元社HP)
地震、台風などと同じく自然災害の一種として“怪獣災害”が存在する現代。有数の怪獣大国である日本では、怪獣対策のスペシャリスト集団「気象庁特異生物対策部」、略して「気特対」が日夜を問わず日本の防衛に駆け回っていた。(略)
それぞれの職能を活かして、相次ぐ難局に立ち向かう気特対部員たちの活躍を描く、本格SF+怪獣小説!収録作品 「緊急!怪獣警報発令」 「危険!少女逃亡中」
「脅威!飛行怪獣襲来」 「密着!気特対24時」
「出現!黙示録大怪獣」
中村融氏が『ウルトラQ』にインスパイアされて編んだという『千の脚を持つ男―怪物ホラー傑作選』をワクワクしながら読んでいるところなのだけれど、この近刊書もそんな『ウルトラ』シリーズに幼少時、心躍らせたであろうSF作家の作品。
科特隊(科学特捜隊)ならぬ、気特対というのが笑わせる、やはり怪獣は自然災害で気象庁の管轄ですか(笑)。これ、われわれ世代のSFファンには必読書になる雰囲気。
浦沢で一番ワクワクして読んでいる『PLUTO』の新刊が11/後半に出版。
今回の恒例別冊付録は、小学館新人コミック大賞受賞作『Return』の完全版&別エンディングバージョン等を収録とのこと。これって『N・A・S・A』に掲載されている短編の別バージョンということですね。どんなんだろう、浦沢の原点。『N・A・S・A』掲載作は坂口尚の絵に凄く雰囲気が似ていたけれど、、、。
◆関連リンク
・山本弘『MM9』(Amazon)
山本弘氏の『MM9』宣伝ページ 各話あらすじと裏話
・シオドア・スタージョン他, 中村 融編『千の脚を持つ男―怪物ホラー傑作選 』
・浦沢直樹短編集『N・A・S・A ナサ』(Amazon)
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