« ■クリストファー・ノーラン監督 The Dark Knight 予告編 | トップページ | ■ミシェル・ゴンドリー監督『Be Kind Rewind』 予告編 »

2008.01.16

■新刊メモ 円城 塔 『Boy’s Surface』

円城 塔『Boy’s Surface』(amazon) ハヤカワ・オンライン

〈ハヤカワSFシリーズ Jコレクション〉初恋の不可能性を巡る物語を語る写像の物語「Boy’s Surface」、読者を読む恋愛小説機関「Your Heads Only」、そして書き下ろしの「Gernsback Intersection」ほかを収録する数理学的純愛小説集。刊行日:2008/01/24

Self-Reference ENGINE (円城塔氏Blog)

週刊朝日2008年1月18日号(2008年01月04日発売) 決定「最強の本」ベストテン豊崎由美×大森望 「2008年活躍が期待される作家」 で言及を頂いていました。 有難う御座います。 「Boy's Surface」が7位に。まだ出ていないのに。 (短編自体はSFMに掲載頂いております。)

 昨年読んだ日本SFでベストだったのが(実はそんなに数、読んでいないのだけど、、、)『Self-Reference ENGINE』。とにかくそのぶったまげるイメージの世界に酔いました。

 で、新作はなんと「純愛小説」。もちろん一筋縄では行かないでしょう。
 「数理学的」というのは前作も同じだけれど、今回はどんな奇想をみせてくれるか、発売日が楽しみでしょうがありません。(最近、SFMはとんと買っていないので、、、、(^^;))

◆関連リンク
著者インタビュー:円城塔先生 (Anima Solaris)

|

« ■クリストファー・ノーラン監督 The Dark Knight 予告編 | トップページ | ■ミシェル・ゴンドリー監督『Be Kind Rewind』 予告編 »

コメント

 ≪…「数理学的」…≫三角関係は、〇△▢ で数の言葉ヒフミヨ(1234)からの数学の基になる自然数を大和言葉の【 ひ・ふ・み・よ・い・む・な・や・こ・と 】が、平面・2次元からの送りモノとして眺めると、[数のヴィジョン]の[コンコン物語]になるとか・・・

岡潔数学体験館で、自然数のキュレーション的な催しがあるといいなぁ~

投稿: [数の言葉の量化]と[言葉の量化](「言語の本質」) | 2024.05.29 05:05

「Gernsback Intersection」に、
【…とりあえず完備性を証明して見せてもらおうじゃないか。…】とある

 レンマ学完備性とは菩薩さま

 菩薩さま永遠の今時間軸 

投稿: 龍樹 | 2022.02.13 22:23

 彼女の言葉も・・・

【フランシーヌの研究は、実際そうした自意識を担うものとして考えられている。ニューロンの機能的特性を突き止めることに向けられていた。自意識ニューロン群なるものが、まさに自意識として機能するのであれば、それに相応しい特質を持つはずだというのがフランシーヌの意見である。そのへんに落ちている平凡なニューロンを適当に自意識に配置するだけで意識は生まれるとは思えない。実感される感覚を構成するため特別な金鍍金された歯車を、彼女は探していた。
「それとも手綱を握ってニューロンにまたがる小人を」

【ニューロン】              ⇒  [自然比矩形]
【歯車】                 ⇒  [もろはのつるぎ]

【手綱を握ってニューロンにまたがる小人】 ⇒
                   《シノピス》付[もろはつるぎ型」⇔ 
                   《シノピス》付[ちいさいふくらんださんかく型」 

【特別な金鍍金された歯車】        ⇒[π鍍金された歯車] 
                      [釣鐘型もろはのつるぎ体]
                      [朝顔型もろはのつるぎ体]  


【レフラー基盤図形】           ⇒  [自然比矩形]   

     
などなどと夢想して円城塔ワールドに浸っいるのもイトオモシロキ・・・

投稿: ブッダの公式 | 2022.02.09 12:27


≪…「Boy’s Surface」…≫の 【僕は視線によって生成されて、僕自身を通じて見られており、そして僕ではない部分の僕を探索するために派遣されている。】を自然比矩形に想う。

[視線]  ⇒  (e-1)
 [僕]   ⇒   1
[僕自身を通じて見られて]いるモノ
      ⇒   1×(e-1)   
[僕ではない部分の僕を探索するために派遣されている]モノ   
      ⇒    e
の想定
(【数学的構造であるところの僕が数学には全然詳しくないという一事に尽きる。】) は、

 【「数学者は僕をモルフィズムと呼ぶ。別に簡単に、変換と呼んでもらっても構わない」】の【モルフィズム】が、
[離散構造](算数)と[連続構造](数学)の橋渡しとしての【1】の本性に迫る。

 2次方程式の根(α β)と係数の関係で、仮想的(離散的有理数の組み合わせによる多変数関数の存在量化確度方程式・存在量化創発摂動方程式)な帰結の≪…モルフィズム…≫から α+β=1 α×β=1 とすると、
  x²+x+1=0  になる。
 この根は、
  (1+√3i)/2   (1-√3i)/2  である。

 これと、x3-1=0  の解
  -(1+√3i)/2   -(1-√3i)/2  1  であるのと、

これに、 -1 を加えた6点は、複素平面の円環に6個の正三角形(△)の2頂点となり、1頂点が円環の中心で、
△と〇の点線面の【群】化を呈示していよう。
 
 自然比矩形の創生する□(-1=i²)とは、影(月夜)のモノの□としてこころの□(幻影)と生る。

 離散方程式(存在量化確度方程式 存在量化創発摂動方程式)の【モルフィズム】の【1】が、
 x²+x+1=0 から2次元の【1】(1×1)を創出していると観える。


 □とはながしかくから創り出す  
   (ヒフミヨは□のこころ△に)

 言葉は△こころは□だなだなぁ~  
            (くるり)

 ヒフミヨはもろはのつるぎ絵本あり 

投稿: アマテラス泣かないで涙ヒフミヨに | 2022.02.03 20:23

 say*3さん、名無しさん、こんばんは。コメント、ありがとうございます。

>>おお、今月でしたね。
買わねば。

 まだAmazonはエントリされていないですね。

 リブロのサイン会は、下記ですね。どなたか行かれたらレポート、よろしくお願いします。

日時:2008年2月9日(土)14時から
場所:リブロ渋谷店

最新刊『Boy's Surface』刊行記念 円城塔氏サイン会のお知らせ

投稿: BP | 2008.01.19 22:31

リブロ渋谷店でサイン会があるそうです。

投稿: | 2008.01.18 22:39

おお、今月でしたね。
買わねば。

投稿: say*3 | 2008.01.17 20:22

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ■新刊メモ 円城 塔 『Boy’s Surface』:

« ■クリストファー・ノーラン監督 The Dark Knight 予告編 | トップページ | ■ミシェル・ゴンドリー監督『Be Kind Rewind』 予告編 »