■スティーヴン・アンダーソン監督『ルイスと未来泥棒』 REAL D 立体映画体験 MEET THE ROBINSONS
『ベオウルフ/呪われし勇者』に続き、REAL D方式の3D映画を観てきた。
今回は、フルCGのファミリー向けSF。予告編のカラフルな画像でこのCGが立体映画で全編観れたらと実は相当に期待して行った。
残念ながら脚本がかなりひどくて、ストーリーを追うのも何故か疲れるという辛い映画。観客を置いてけぼりにした筋運びとやたらに五月蠅いセリフ回しが疲れる原因。ラストのなぞ解きでやりたかったことはよくわかるので惜しいと思いつつも、久々に酷いシナリオの映画を観た。
立体映像については、デザインとかCGの出来とか素晴らしいとは思うのだけれど、さほど立体であることを意識していないような撮り方で残念。
ステレオ映画としての感動は薄く、むしろ映像としてはレトロな未来描写のデザインに目が行く。デザインの出来がいいので、本当にストーリーと立体への配慮があれば、と残念でしょうがなかった。
立体映画としては、ゼメキスの『ベオウルフ』の方が数段上。
・ウィリアム・ジョイス『ロビンソン一家のゆかいな一日』(amazon)
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