■森田芳光監督 『間宮兄弟』 この兄弟は実在する!??
映画「間宮兄弟」(公式HP) 公式Blog
小学館:江國香織「間宮兄弟」 試し読み可
正月のハイビジョン放送を録画してあったので、日曜日のゆるゆるした時間に観てみた。まさにこんな日曜日にピッタリのぬくい映画だった。なかなか心地いい。
僕も男兄弟がいるのだけれど、ふたりではないし一緒にも住んでいない(^^;)のでこの感覚はわからない。
森田芳光の映画は、『ときめきに死す』がとにかく物凄くて、いまだにこれを超える映画は撮っていないように思うけれども、この映画でもアチコチ素晴らしいショットやアイディアがあって、物語の雰囲気にぴったりの映像で観ていてとても気持ち良かった。
ふたりの反省会の映像で、カレーパーティと浴衣パーティーの後の想い出している映像が二人の視点の映像で、画面が素人ビデオ的であったり、面白い表現だと思う。
最後に「間宮兄弟はどこにでもいる」というコピーどおりの話なのだけれど、僕の学生時代の友人で、かなりこの映画にそっくりな兄弟がいる。二人の男兄弟で30代前半まで独身でとにかく仲が良く、二人でエジプトとか海外旅行に何度も行っていた。
しかも名前が映画の「明信」と「徹信」と同じ二人とも「○信」!
で、兄が僕の友達なのだけれど、これがいろいろなもののマニアでオタク。しかも職業が飲料メーカの開発員!(なので飲料の開発部分、僕は彼の口から以前に聞いていたので、映画で描かれているいろんなシーンでデジャヴュ。)
体形は兄と弟を逆にすると映画といっしょ。そして少なくとも兄は(弟の方はそれほど知らないので)、性格的にもこの映画の兄にかなり近い。
日本広しと言えども、たぶん僕くらい実物の間宮兄弟と近しい人間はいないかもしれない(!)。この映画がぐっと迫って感じられたのは、そういうわけなんだと観た後に分かった次第。でも実はこのように「間宮兄弟はどこにでもいる」んだろうなー。
◆関連リンク
・森田芳光(wiki)
『のようなもの』の試写会に偶然行ってからずっとファンです。
・DVD『間宮兄弟』 ・江國 香織『間宮兄弟』(amazon)
・森田芳光監督『ときめきに死す』 ・丸山健二『ときめきに死す』
| 固定リンク
« ■㈱PTP SPIDER PRO - テレビ多チャンネル同時録画 TV番組を詳細メタ情報で検索&オンデマンド視聴 | トップページ | ■クリストファー・ノーラン監督 The Dark Knight 予告編 »
コメント
zero0さん、shamonさん、こんばんは。
>>森田芳光の最高傑作は、「ときめきに死す」に激しく反応してしまいました。
ありがとうございます。
あの映画は、確かに激しい反応をファンにもたらしますよね。まさにカルト映画の風格と思います。
>>「ときめきに死す」は早すぎた傑作で、当時誰も評価していなかったのですが、対談番組でビートたけしと森田監督が熱く語った記憶があります。
今回、『ときめきに死す』でネット検索していて、このたけしとの対談のことを初めて知りました。確かにたけしの映画とどこか地下水脈がつながっていますね。あの独特の静かなムードとか。
この対談、たけしの本で採録されないですかね。激しく読みたいです。
>>頭のピンボール、雨、PCの画面の切り替えしから一挙に森田の才能が展開するこの映画をもっと皆に知ってもらえればと思います。
まだこの映画を観ていない方は、とっても幸せですね。あの映画空間は本当にお薦めです。
>>映画の兄弟にそっくりなBPさんのお知り会いに是非ともお会いしてみたい(笑)。
あ、shamonさんと僕もこの友人を合わせてみたいです。本当にいい奴ですよ。映画の徹信くんより僕は尊敬してます。いじりがいもあるけど、、、(^^;;)。
投稿: BP | 2008.01.16 22:21
TB感謝です^^。
映画の兄弟にそっくりなBPさんのお知り会いに是非ともお会いしてみたい(笑)。
投稿: shamon | 2008.01.16 21:05
森田芳光の最高傑作は、「ときめきに死す」に激しく反応してしまいました。
いつも面白い視点で表現作を紹介されている方と同意見だと嬉しいですね。
「ときめきに死す」は早すぎた傑作で、当時誰も評価していなかったのですが、対談番組でビートたけしと森田監督が熱く語った記憶があります。
頭のピンボール、雨、PCの画面の切り替えしから一挙に森田の才能が展開するこの映画をもっと皆に知ってもらえればと思います。
投稿: zero0 | 2008.01.15 10:48