■ユリイカ 特集『中島らも*バッド・チューニングの作家』
僕たちの世界から中島らもがいなくなって、既に3年半が経ってしまった。
ユリイカでこんな特集が編まれた。事実上の処女作である幻の『全ての聖夜の鎖』が掲載されているだけでもファンには嬉しい本。
まず表紙のインパクト。
ピンクの文字に若かりし長髪のらも氏と兎の頭と洗濯バサミ。
このパンクな雰囲気、中島らもらしさが炸裂。
「バンド・オブ・ザ・デイズ」と名付けられた写真アルバムも、中島らもの実生活を生々しく伝えていて、なかなか興味深い。本で読んだあのジャンキーアル中な日々やなにわの「頭の中がカユい」日々はこんなだったわけですね。
放送作家 鮫肌文殊氏が書く「フレームレスTV」というTVの中の中島らもが興味深かった。関西で放映されていた伝説の番組を僕もリアルタイムで体験したかったと感じることしきり。
で、今はなんとネットで手軽にその一端に触れられる。Youtubeにその伝説が一部置かれている。
◆中島らも TVの日々
・どんぶり5656 竹中直人とのくだらないギャグ
・中島らも カネテツCM このバカバカしさもたまりません。
・中島らもの理想の死 今となっては笑えない。
今日読んでいた中島らも『逢う』の松尾貴史との対談では、松尾といっしょにいた時も酒に酔って階段を落っこちたことがあるらしい。
・中島らも いいんだぜ 無修正版 この歌、初めて聴けました。
で、ライブ映像はこちら 中島らも いいんだぜ。
これまさにラリってる。にしてもこの虚無感、凄い。
◆関連リンク
・ユリイカ 特集『中島らも』(amazon)
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コメント
BPさんすいません。
コンピュータが壊れてました。
投稿: 那須栄二郎 | 2010.10.22 05:06
那須栄二郎さん、こんにちは。
>>貴方とは、「個人的に話をしてみたい」と、思います。
宮崎ですか。うちは東海地方なので随分遠いですね。ネットでもこうして会話できるので、これでいかがでしょう。
>>このウェブいつまで続けられるんやろ?
たぶんこのままずっと続けると思います。だいぶんと息切れしてますが、、、(^^;)。
今後ともよろしく御願いします。
投稿: BP(那須栄二郎さんへ) | 2009.11.07 11:09
BPさん、こんばんわ。
そうですか、「ばらし変!!」はみつかりませんか。
貴方とは、「個人的に話をしてみたい」と、思います。
このウェブいつまで続けられるんやろ?
と、考えたので勇気をもって書きます。
私は宮崎市に、住んでいて、名前は本名です。電話帳に登録してあるはずです。
怪しい・・・と、思ったら電話じゃなくて『ご近所さんを探せ』に、明治郎というニックネームがあるはずなので、そちらでお話していただけませんか?
わがまま言ってすいません。
じゃあ、待ってます。
投稿: 那須栄二郎 | 2009.11.05 17:58
那須栄二郎さん、こんにちは。
>>重ねてありがとうございます。
いえいえ、こちらこそコメントいただけると嬉しいです。
>>『ばらし変(笑い)』は、見つかりましたか?
まだ見つけてません。
最近、読んでないので、らも禁断症状が(^^)、、、。
投稿: BP(那須栄二郎さんへ) | 2009.10.23 18:31
BP(那須栄二郎さんへ)さんへ
ありがとうございます!
掲示板で感想がいただけるのが、こんなにも嬉しいなんて・・・
その上、
>これ、わかります。
と、まで書いていただいて!
重ねてありがとうございます。
『ばらし変(笑い)』は、見つかりましたか?
投稿: 那須栄二郎 | 2009.10.20 10:35
那須栄二郎さん、はじめまして。
>> 僕が「らも全集」が発売されても買わないわけ。
>> 一昨日、ブックオフで「リリパばらし編」に遭遇した。まだ読んでない作品もあるのです。
これ、わかります。
>>「・・・いつか街ででくわすかもしれない・・・」
古本でも、個人にとっては、その作家が生きていて新刊だしたのと変わらないわけですから、らもさんをこの世に存在させ続けるのは、こうしたファンの気持ちなのかもしれないですね。
「リリパばらし編」、読んでないので探してみようっと。
投稿: BP(那須栄二郎さんへ) | 2009.08.03 23:45
僕が「らも全集」が発売されても買わないわけ。
一昨日、ブックオフで「リリパばらし編」に遭遇した。ま
だ読んでない作品もあるのです。
・・・それは、らもさんが自作の中で語った、片思いの娘と偶然の邂逅を夢見て、東京に引っ越す友達の話に似てます。
「・・・いつか街ででくわすかもしれない・・・」
そうです!全集を買わなければ、いつか未読のらもさんの本に出合えるかもしれない。そんな淡い恋心で古本屋のドアを開けるのです・・・
投稿: 那須栄二郎 | 2009.07.31 00:12