■SFマガジン編集部編『SFが読みたい!2008年版』 & 究極映像研 2007年SFベスト
SFが読みたい!2008年版 (ハヤカワ) (amazon)
今年、日本はほとんど読んでいないけれど、海外は少しカバー(^^;)。
ので僕も一応ベスト選出。
2007年 SFベスト
タイトル部分リンクは、当Blog記事へ。もしよろしければ、コメントはそちらで読んでいただければ幸いです。(Blogに感想書くと、こういう時は凄く便利。)
気に入った順番で挙げます。
★日本★ 円城 塔『Self-Reference ENGINE』
井上 晴樹『日本ロボット戦争記―1939~1945』
冲方 丁『マルドゥック・ヴェロシティ』
昨年は、この作品が読みたくて『マルドゥック・スクランブル』から続けて6冊読了。しかし機会を逸して感想は書いてない。
僕はどちらかというとポーカーSFとしてあれだけ読ませた『スクランブル』の方が好き。でもどちらもダークで硬質な雰囲気がとても良い。
★海外★ スタニスワフ・レム, 久山 宏一訳『フィアスコ(大失敗)』
ケリー・リンク『マジック・フォー・ビギナーズ』
ジェイムズ・ティプトリー・Jr. 『輝くもの天より堕ち』
ネットでは評判がいまいちだったけれど、僕は傑作と思う。『SFが読みたい』では評判が良く安心(?)した。 アルフレッド・ベスター『ゴーレム100』
シオドア・スタージョン他, 中村 融編『千の脚を持つ男―怪物ホラー傑作選 』
これも感想を書いてない、、、。ホラー風味の強いウルトラQアンソロジーで、かなり広範囲の時代の作品が読めて、幸せな一冊。アンソロジスト中村融氏、相変わらずいい仕事をされてます。
■2008年 各社SF出版予定
いつもこのコーナーが楽しみなのだけれど、今年も豪華!ラインナップ。
翻訳SF、ここ数年充実してますね。きっと買うものをメモ。順調な刊行を祈ります!
早川書房
ジーン・ウルフ『新しい太陽の書』復刊+5巻
河出書房新社
奇想コレクション
ジョン・スラディック『蒸気駆動の少年』 2月
グレッグ・イーガン『TAP』
マーゴ・ラナガン『ブラック・ジュース』
河出文庫
マイクル・コニイ『ハローサマー、グッドバイ』 !!復刊
サンリオ版持ってるけれど復刊が嬉しい。さらに傑作の『ブロントメク!』も是非。
国書刊行会 未来の文学
クリストファー・プリースト『限りなき夏』 3月
S・R・ディレイニー『ダルグレン』 秋
ジーン・ウルフ『The Wizard Knight』 秋
未来の文学 第Ⅲ期 全八冊 (来年以降?)
ジーン・ウルフ短編集『ジーン・ウルフの暦』
ジャック・ヴァンスベスト『奇跡なす者たち』
R・A・ラファティ初期長編『第四の館』
ジョン・スラディック初期長編『ミューラーフォッカー効果』
ジョン・クロウリー日本オリジナル短編『古代の遺物』
ディレイニー短編集『ドリフト・グラス』
ハーラン・エリスン犯罪小説集『愛なんてセックスの書き間違い』
伊藤典夫編アンソロジー
徳間書店
野阿梓『伯林星列』
◆関連リンク
・未来の文学(Wiki)
・ジョン・スラデック『蒸気駆動の少年』 (amazon) 柳下氏HP あとがき
・映画評論家緊張日記: 『蒸気駆動の少年』発売記念トークイベント
・SFマガジン編集部編『SFが読みたい! (2007年版) 』
& 究極映像研 2000年代前期SFベスト
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コメント
say*3さん、こばわ。
>>「太陽の書」と「ハロー〜」が再販されるのは嬉しいんですけど、できれば「太陽〜」はカバー以前のままで出して欲しかったなぁ、と。
僕も四巻まで持っている(実は積読(^^;))ので、天野カバー継続を望みます。でも違うんですよねー。残念。
投稿: BP | 2008.02.19 00:25
買いました〜。
<未来の文学>と<奇想コレクション>は購入継続。
「太陽の書」と「ハロー〜」が再販されるのは嬉しいんですけど、できれば「太陽〜」はカバー以前のままで出して欲しかったなぁ、と。
投稿: say*3 | 2008.02.17 14:22