■復刊 アルフレッド・ベスター『虎よ、虎よ!: Tiger!Tiger!』
アルフレッド・ベスター著,中田耕治訳『虎よ、虎よ!: Tiger!Tiger!』(amazon)
ハヤカワ・オンライン
この物情騒然たる25世紀を背景として、顔に異様な虎の刺青をされた野生の男ガリヴァー・フォイルの、無限の時空をまたにかけた絢爛たる〈ヴォーガ〉復讐の物語が、ここに始まる……鬼才が放つ不朽の名作!
ベスターのワイド・スクリーン・バロックSFの傑作が復刊。
寺田克也の表紙が素晴らしかったので、世界の『The Stars My Destination/Tiger!Tiger!』の表紙を集めてみました。
アメリカ映画界は最近日本の過去のアニメにまで題材を求めるようになっていますが、こんな映画向きの傑作が自分たちの国に眠っているのを知らないのでしょうか。まさしくもったいない。
それにしても最下段左ふたつの英語版イラストはなんだかなー。
ガリバー・フォイルはこんなじゃないぞぉー。二人目はまるでドクター・スミスじゃないか!
最下段右の寺田克也のが群を抜いていいですね。
検索でひっかかった左のDonato Giancola氏のイラストもなかなか素晴らしい。
この方のほかの題材のイラストを掲載した下記のサイトもお薦めです。
Friday Favorites: Donato Giancola
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コメント
あんまりようさん、こんばんは。
10代で読むのと、20代、30代、、、、『虎よ、虎よ!』のイメージがどう変貌するか。
特にヴィジュアルイメージとしては、幾多の映画や漫画により我々の中にいろいろなヴィジョンが蓄積されていくのて゜、喚起されるイメージは変化していくのでしょうね。
さしづめ今なら21世紀の驚愕のCG映像になるのかも。
投稿: BP | 2008.03.02 20:06
こんばんは。
>>殊能氏の日記にはベスターファンサイトでの映画版の希望俳優リストがあります。
殊能氏の日記読みました。
宍戸錠、鈴木清順って‥ふざけ過ぎ(笑)
つーかキャスト役者死んでるじゃん!
>>至福の読書が待ってますね。僕も読み直してみようかな。
この年になるまで…とちょっと自分の浅学が
なさけなくなる事もありますが(泣)この
年になってはじめて良さに気付く作品もある
訳で…つーか小説は(精神が)あんまり幼いときには勿体ない早過ぎるってのも多いなあ
と最近になって痛感する次第…いやすみません訳のわからない事を記して(恥)。
投稿: あんまりよう | 2008.02.29 01:10
あんまりようさん、こんばんは。
>>TVアニメシリーズ「巌窟王」の前田監督が、
権利関係がクリア出来なかったので本来映像化したかった「虎よ、虎よ!」ではなく、元ネタ(この言い方でいいのか?)である「モンテ・クリスト伯」を原作とした、といった主旨のコメントをしてました。
遅まきながら調べたらユニバーサルが唾付けてるみたい。
見てから読む?映画の原作 : 【映画】アルフレッド・ベスターの「わが赴くは星の群(虎よ、虎よ!)」映画化?.
殊能氏の日記にはベスターファンサイトでの映画版の希望俳優リストがあります。
うーん、メル・ギブスンかあー??
a day in the life of mercy snow
>>こちらはこの年まで未読の状態でした。これから読みますです。
至福の読書が待ってますね。僕も読み直してみようかな。
投稿: BP | 2008.02.29 00:35
こんばんは。
復刊はbk1の新刊ページで偶然知って購入しました。寺田克也氏のサイトにはさり気なく記されていた事につい先日知りました(泣)。
>>アメリカ映画界は最近日本の過去のアニメにまで題材を求めるようになっていますが、こんな映画向きの傑作が自分たちの国に眠っているのを知らないのでしょうか。まさしくもったいない。
TVアニメシリーズ「巌窟王」の前田監督が、
権利関係がクリア出来なかったので本来映像化したかった「虎よ、虎よ!」ではなく、元ネタ(この言い方でいいのか?)である「モンテ・クリスト伯」を原作とした、といった主旨のコメントをしてました。
ハリウッドが食指を動かさないのも、その辺りが原因…いや、本当に単に知らないだけかも(笑)。
こちらはこの年まで未読の状態でした。これから読みますです。
投稿: あんまりよう | 2008.02.27 01:51