■新刊メモ 遠藤 誉『中国動漫新人類 日本のアニメと漫画が中国を動かす』
遠藤 誉『中国動漫新人類 日本のアニメと漫画が中国を動かす』
「た かがマンガ、たかがアニメ」が中国の若者たちを変え、民主化を促す--? 日本製の動漫(アニメ・漫画)が中国で大流行。その影響力は中国青少年の生き方を変え、中国政府もあわてて自国動漫産業を確立しようとやっきになっている ほど。(略)現代中国論としても、日中関 係論としても、サブカルチャー論としても、比較文化論としても、これまでにない論点を提示し、かつ、膨大な取材に基づき驚くべき事実を掘り起こした中国ノ ンフィクションの決定版!
中国"動漫"新人類 (中国"動漫"新人類):NBonline
あの中国に日本動漫を対象とした動漫研があり、周囲がそれを評価している。そこには、冒頭に述べた私の違和感を解くカギ、中国の若者の実態を解明する手がかりがありそうだと、実感させられた。
私の力不足で、日本のアニメ産業の実態にまで踏み込むことができず、アニメ産業を支えておられるアニメータの方たちが、どれほど苦労をなさっておられるか に関して現状分析をすることができなかったことを、最後にお詫びいたします。
著者は、1941年 戦中に中国で生まれ動乱の時代に子供時代を中国でおくった理学博士。自身が中国人留学生との会話で興味を持った中国での日本のアニメと漫画の文化的浸透について、潜入取材を試みているらしい。
上記NBonlineで連載分については読むことができる。
中国文化論として鋭いものになっているとのことで、興味ある方はいかがでしょう。
| 固定リンク
コメント