■山崎貴監督『ALWAYS 続・三丁目の夕日』
DVDで観ました。
『河童のクゥと夏休み』&『続・三丁目の夕日』を同時に借りて、いっきに観たので、僕の涙腺はメロメロ。このとり合わせはお奨めできません(^^;)。
今回も茶川さんの物語が良い味だしてます。茶川さん本人よりやはり淳之介くんの演技が素晴らしい。あと鈴木オート社長の堤氏の演技も。あの直動的なスタンスが昭和を体現。
涙腺に来たのは、居候に来た美加の別れのシーン。
薬師丸とのやり取りが特筆。丁寧な脚本と演技の勝利。
山崎監督の次回作は時代劇らしい。今回、VFXらしいシーンを撮りたくて仕方ないのがひしひしと伝わってきたので(冒頭と飛行機とこだまのシーン)、是非このまま西岸良平のSFの映画化へ向かってほしかった。
実は20年位前の西岸良平のSF短編漫画『ヒッパルコスの海』『地球最期の日』『タイム・スクーター』『赤い雲』『魔術師』の大ファン。何度読み返したかわからないくらい。
あの横につぶれた顔のキャラクターで何故ここまで感情を揺すぶられるのか、いまだに謎な気もするけれど、独特な人間観と結構残酷なストーリー、SFとしては決して新しい話ではなかったけれど、あの独特の世界ははまります。
で、『三丁目の夕日』のさらなる続編は作らない、と明言している山崎監督には、是非西岸良平のSFを撮ってほしいなー、と。(だめなら本作冒頭の○○○の新作!(今回、ここの出来も出色だったのでこれを望む人は多いと思う))
◆関連リンク
・山崎貴 CM 新世紀エヴァンゲリオン
・白組 『アーマードコア・フォー・アンサー』にも参加とのこと。
★以下、冒頭部分のネタばれ有。要注意。
・【インタビュー】昭和33年の東京に突如出現したアイツの真相を山崎貴監督に直撃!!.
制作する上で意識したのは、○○○本体より、○○○が起こしていること。例えば、家やビルが吹っ飛んだり、都電が飛んできたりとか、そういう部分です。最近のハリウッドの優れたホラーやパニック作品って、本体よりも、そいつが起こす周りのことを描いていますよね。その手法できっちりやろうかな、と思ったんです。
・【インタビュー】昭和34年の日本をVFXで再現
どのシーンをどんな手法で撮るか
映画でVFXを使うことの意味(マイコミジャーナル)
そういう意味では○○○のシーンを撮れるということが、続編を作ると決まったときのモチベーションのかなり大きな部分を占めていました。あれは楽しかったですね(笑)」
ここに群集生成ソフトMASSIVEを使ったと思われる羽田空港のシーンがある。
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