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2008.08.28

■科学技術館 立体フルデジタルドームシアター「シンラドーム」

Synra_doom 科学技術館|お知らせ: シンラドーム

(略)インタラクティブな全天周立体投影(略)立体フルデジタルドームシアター「シンラドーム」を 8 20(水曜日)よりオープンします。

(略)2002年夏には立体視が可能な 400インチスクリーンに更新され、今回のリニューアルで展示室全体にドームスクリーンを構築しました。「シンラドーム」と改められた展示室内いっぱいに設けられた完全目地なしドームスクリーンと立体映像投影システムにより、圧倒的な没入感と迫力をもった、まったく新しい映像体験をお楽しみいただけます。

ドーム前室には、研究用のスーパーコンピュータ MD GRAPEを動態展示しています。(略)

研究機関や大学などによる最新の科学研究の成果を可視化し、科学者が本物の道具を用いて本物の科学を語りかける、サイエンスビジュアライゼーションを行う新しいドームシアターがこの夏誕生します。

ドーム直径 : 10m (傾斜角: 18°)
立体投影方式 : 分光立体方式 (Infitec)
投影用プロジェクタ : BARCO社製 SIM 5R (Infitec搭載仕様) 12

画像生成 PC : 12

 これの画期的なところは、併設されたスーパーコンピューターによりリアルタイムで計算しながらシミュレーション映像を立体投影できるところでしょう。
 これによってどんな凄い映像を見せてもらえるか、実物を是非観てみたいものです。

 こういう映像装置の新しいものがリリースされるといつも思うのが、大伴昇司氏が生きていて、大伴氏の紹介記事で、新しい映像の冒険について読んでみたいということ。SFマガジンのトータル・スコープという連載記事で新しい映像の数々を紹介されていた大伴氏の筆致が今も忘れられない(^^;)。

 立体映像というと、僕は特殊映像博物館:Special Movie Museumの映像クリエータ大口孝之氏が作成された富士通の博覧会映像『THE UNIVERS 2』の立体ドームCGの分子が蠢く映像に強烈なインパクトを受けた。あの立体ドームに浮かびあがった無限の空間に水分子が動く究極映像が今も忘れられない。
 今回の映像では、このドームで上映されるもののうちで、3D-CGでナノの世界を描いている「セントラルドグマ ~ゲノム情報からタンパク質ができるまで~」というのが特に観てみたい。

 探してみたら、この映像がウェブにもありました。立体でというわけにはいかないけれど、こんな映像です。

OSC ムービーギャラリー (理化学研究所 オミックス基盤研究領域)

Central_doguma_2

◆関連リンク
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株式会社オリハルコンテクノロジーズ
コンテンツ提供株式会社オリハルコンテクノロジーズ
大学共同利用機関法人自然科学研究機構国立天文台
独立行政法人理化学研究所
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横浜研究所オミックス基盤研究領域
STU研究所
制作協力バルコ株式会社  有限会社天窓工房

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