■カナザワ映画祭2008 フィルマゲドン
クリスピン・グローヴァー ビッグ・スライドショウ “IT”トリロジー
『What is it?』 『It Is Fine! Everything Is Fine.』
クリスピン・グローヴァーのビッグ・スライドショウ
(カナザワ映画祭2008 フィルマゲドン|かなざわ映画の会)
9月13日(土)18:00
・ビッグスライドショウ ・『What is it?』上映 ・Q&A ・サイン会
9月14日(日)18:00
・ビッグスライドショウ ・『It Is Fine! Everything Is Fine.』上映 ・Q&A ・サイン会全米で評判のビッグ・スライドショウが金沢にやってくる!!
これまで誰も見たことのないイメージの連続、片時も目が離せない!『What is it?』
2005年/監督・脚本・出演:クリスピン・グローヴァー
世間一般の主流ではない視点から世界を見つめるクリスピン・グローヴァーの“IT”トリロジー3部作の第1作。ダウン症の人々とカタツムリのダーク なファンタジー冒険劇。グローヴァー自身も全てを裏で操る“神”の役で出演。ハリウッド1のエキセントリック俳優といわれるグローヴァーの湧き溢れる妄想 が炸裂した過剰な監督デビュー作。
『It Is Fine! Everything Is Fine.』
2007年/監督:クリスピン・グローヴァー、デヴィッド・ブラザーズ
(略)ロングヘアーの女にフェティッシュな欲望を抱く障害者が犯す犯罪とは? 幻想のフィルムノワールで精神と肉体のハンディキャップを描く。主演のスティーブン・C・スチュワート自身の半自伝的作品。数多くのファスビンダー作品に 出演したM・カルステンセン、そしてグローヴァーの両親も出演している。
映画評論家緊張日記: What is it ? (2005)
(その他 カナザワ映画祭2008フィルマゲドン 2007年映画ベスト10)
映画はダウン症の患者たちがくりひろげる愛と憎しみのドラマにグローヴァー自身が演じるシャーリー・テンプル=神=auteurが君臨する地獄世 界がからむというストーリーを説明しろと言われても困るのだが面白いかと訊ねられるとこんなに面白いものはないという強烈きわまりない映画。
柳下毅一郎氏のこの記事を読んでから強烈な印象が残っていたクリスピン・グローヴァーの映画が、今この瞬間金沢で上映されている。本人によるスライドショウと、字幕翻訳の柳下毅一郎もゲストとして登場。行きたかったけれど行けないので、ここで妄想鑑賞(^^;;)
YouTube - Crispin Glover - "What it is and How it is Done."
スライドショウの映像(たぶん)。今日金沢でもどうような雰囲気だったのでしょうか。そして映画は以下。
What is it? 予告編 (公式HP)
この記事のトップに引用した画像が第一作目の予告編映像。これ、なかなかスタイリッシュで気合が入ったいい映像と編集になっています。でも映画の内容は、どんなんなのだろう。
YouTube - Crispin Glover Film "It's Fine" Trailer
Trailer 2 Trailer 3
こちらは予告編からして既にかなり変。そして過激なので18歳未満の方は注意(^^;)。
第一作とは随分と予告の雰囲気も変わっている。
右がその映像の引用。この画像は上のWhat is it?と近い雰囲気に観えるけれど、まるで予告は別物(?)です。
クリスピン・グローヴァー(Crispin Glover(IMDb))って、寡聞にしてよく知らなかったのだけれど、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』での主人公の冴えない変人な父親しか思い浮かばなかったが、フィルモグラフィを観ると、同じゼメキスの3D-CG映画で『ベオウルフ』の奇怪なグレンデルもやっていた。全く気が付かなかった。
どちらも怪演であり、下の関連動画を観てもなかなか異様な人である。
これを機にDVDが出ることを祈りたい。もしかしたら今回を逃すと、二度と観ることができないシロモノかもしれない。
◆関連リンク
・YouTube - Crispin Glover "Clowny Clown Clown"
これ、グローヴァーのオリジナル曲みたい。たぶん自身が監督したPV。
・YouTube - Crispin Glover's house
これ、クリスピン・グローヴァーの自宅訪問インタビュー。古い館に住むマッドな俳優。ジャガーのクラッシックカーを自慢する姿がカワイイ。
他にもYoutubeにインタビューや彼の登場する作品のシーン等、映像がある。
・Big Slideshow今後の予定
・Crispin Glover - Wikipedia
・今日はビッグ・スライドショウもあるよ! - かなざわ映画の会の日々是映画
・webDICE - 骰子の眼 - 『カナザワ映画祭2008 フィルマゲドン』まもなく開幕
・ハリウッド俳優・グローヴァーさん招き監督作品上映&スライドショー - 金沢経済新聞.
「この作品は、ハリ ウッド的なシステムと対極にある。ハリウッド作品は観客に嫌な思いをさせないのが身上だが、この作品はその逆で、見た人の心を乱すように作った。数多くの タブーを盛り込んであるので、作品を見た人には、そのタブーについて『What is it?(これは何だ?)』と自分の頭で考えてほしい。タブーは文化によって異なるので、米国とは文化が異なる日本でこの作品がどのように受け止められるか を非常に楽しみにしている」(グローヴァーさん)。
・Crispin Glover作品(amazon)
当Blog記事
・ロバート・ゼメキス監督『ベオウルフ/呪われし勇者』
◆クリスピン・グローヴァー ビッグ・スライドショウ 感想リンク
9/14以降、実際に観られた方のレビューを追記します。
・いつか想い出す日々さん 『What is it?』は正に何じゃこりゃ!?
(略)いうなれば『八日目』を下世話な方向にフルスロットルでかっ飛ばして、デビット・リンチ監督的味わいを大さじどころかちゃんこ鍋で山盛りに加えたような映画だ。
(略)『It's fine! Everything is fine.』は、『チャーリーズ・エンジェル』の主演料で作った映画だから、 「バカ映画に出た罪滅ぼしに、お金を有効利用しようと思ったかも」 て感じのこともいっていた。
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