■新刊メモ『樺島勝一 昭和のスーパーリアリズム画集』
『少年マガジンの黄金時代 ~特集・記事と大伴昌司の世界~』他
樺島勝一 昭和のスーパーリアリズム画集(公式HP)
伝説のイラストレーター樺島勝一原画集1
昭和の 少年たちを熱狂させた冒険ロマン(略)の挿絵画家として一世を風靡した樺島勝一。本書 は、綿密な考証に基づく、リアルでドラマチックな挿絵185点を初めて原画から収録した資料的価値の高い画集。
生誕120年記念
ペン画の神様 樺島勝一展
-写真よりリアルな密描画-
会期: 2008年10月2日(木)~12月23日(火・祝)
『樺島勝一昭和のスーパー・リアリズム画集』(amazon)
海野十三『太平洋魔城』の挿絵とか軍艦、潜水艦のイラストが素晴らしい。
本屋で約30分、じっくりと立ち読みをしてしまいました。
今の視点で観ると、さすがに「写真よりリアル」とはいかないけれど、昭和初期の少年の眼を疑似的にインストールして見ると(世代的には僕はずっと後です(為念))、飛び出すように迫力のあるリアルな画が迫ってきます。
樺島氏の人となりも巻末に丁寧に語られており、興味深く読みました。
東京では美術展も開かれているようなので、ファンの方は是非。
まるで写真を見ているようだ (樺島勝一の絵の秘密分析) (兵器生活)
当時の雑誌の飛行機の写真と樺島画の関係を分析されている貴重な記録。
週刊少年マガジン編集部
平野 暁臣『岡本太郎と太陽の塔』(Shogakukan Creative Visual Book) (amazon)
発見された資料を基に太陽の塔の全てを解説
永久保存が決まり、1995年に補修工事を終えた「太陽の塔」の全てを解説。初公開となる初期スケッチや写真、説計図などを用いて、岡本太郎が太陽の塔に 込めたメッセージを探ると共に、失われてしまった太陽の塔内部展示を誌面上にて再現。詳細な解説と、ビジュアル両面から岡本太郎の代表作に迫る。
われわれ「20世紀少年」たちの未来の魂の故郷(おおげさ(^^;))、太陽の塔の貴重な資料集。これも樺島画集と同じ、Shogakukan Creative Visual Bookの一冊。今後のこの叢書からどんな本が刊行されるか楽しみです。
週刊少年マガジン編集部
『少年マガジンの黄金時代 ~特集・記事と大伴昌司の世界~』(amazon)
週刊少年マガジン掲載のなつかしい記事の集大成。1970年代、口絵の魔術師:大伴昌司の構成による少年マガジンのグラビア記事が一世を風靡した。 創刊から80年代までのマガジン黄金時代の記事・グラビアを公開します。
そしてもう一冊、これも「20世紀少年」たちの魂の故郷、大伴昌司氏の作りだした未来。
表紙が濃いですが、これは買います。
日本SF作家クラブ『世界のSFがやって来た!!―ニッポンコン・ファイル2007』(amazon)
つけたしみたいになりましたが、昨年のワールドコンのレポート本。これも読んでみたい一冊です。
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